引退前の角田奈穂プロデュース興行にスターダム参戦!東京女子と交流の可能性は?

「初期メンの現在を知ることでケジメをつけ、かつてポンコツだった自分が東京女子で成長した姿を見せたいし、歩んできた道がみんな違う、いまの4人が揃ったらどんな色になるんだろう?」(角田)
角田の不安をよそに、メインはそれぞれのいまが自然と見えてくる試合になった。それでいて懐かしさも十分。スターダムのタイトル戦線を走る安納&なつぽい組に、蘇った「以下省略。」が挑むかのような図式にもなっていた。
最後は、なつぽいが安納との連係からフェアリアルギフトを投下し角田をフォール。結果こそ残せなかった角田だが、「この時間を堪能したい」との思いは果たせたのではなかろうか。

「やっぱ寂しいね。この4人で、いろんなこと乗り越えたからさ…。同じリングじゃなくても、初期メンが外で頑張ってるというのが、自分がリングで闘う活力になってたから」となつぽいが言えば、安納は「この4人がいたから私、プロレスやってこれたかも。いままで言わんかったけど」と胸の内を明かした。さらに本間は「引退するのはホントに寂しいですけど、この興行ができたのも、いままで奈穂が培ってきたものだから」と、あらためて貴重なカードの実現を喜んだ。
では、通常ならありえないこの試合がどのような経緯を経て実現したのか。東京女子の甲田哲也代表に聞いてみた。
「角田から引退の申し出があったとき、(引退前に)メインのカードをやりたいという話があったと思います。ほかにもこういうカードを組みたいとか、こういうこともやりたいとかあったので、だったらまとめてひとつの興行にしたらいいのかと思い、自主興行としてやろうとなったんですね。それでメインのカードも実現させてあげたいと思ったので、(安納&なつぽいが所属する)スターダムさんの方に話を持っていかなければいけないなと」

前述したように両団体には交流がなく、しかも過去には東京女子を退団しスターダムを主戦場に選んだ選手が何人かいる。反対のパターンはほぼないだけに、感情的なものはなかったのだろうか?
「いや、そこは人それぞれですからね。(契約が切れる)何カ月も前から話し合って円満にやめた選手もいれば、ヘンなやめ方をした選手もいる。また、(スターダムではない)ほかの団体に行った選手もそれぞれで、そのあたりはまったく気にはならなかったですね」
しかしながら、スターダムの体制変更があったなかでの交渉。甲田代表にはそこに一抹の不安があったようだが…。
「話を持っていってみたら、岡田社長から『そういうことだったら協力しますよ』と快く言っていただいて、逆にラッキーでした(笑)」

実際、選手に関して甲田代表にはスターダムだからという意識はほとんどなかったという。安納となつぽいが参戦し、角田&本間組と対戦する。この組み合わせはアクトレスガールズそのものだからだ。
「スターダムの選手に出てもらうというよりは、元アクトレスの選手が4人集まるという感覚でしたね。スターダムの生え抜き選手が出るというのでしたらまた別ですけど、今回のカードは、完全にアクトレスガールズの同窓会というイメージでしたね」
バトルロイヤルには東京女子の選手が出場も、ほかのカードには尾﨑妹加、関口翔が登場し、特別レフェリー・ひめかや特別リングアナウンサー・相羽あいな(播磨佑紀)といった元アクトレス勢が大会を盛り上げた。大会全体としても、角田を中心とした同窓会的ムードがたっぷりだったのだ。














