旗揚げ大会を控え酒井博生が語る「挑戦することに年齢は関係ない」その意味とは?そして約25年ぶりの復帰を目指す佐藤めぐみの心境に迫る!

⑥3人の娘にプロレスラーだったことを告白

――娘さんが3人いらっしゃるということだったんですが、娘さんからのお母さんに対するエールはいかがでしたか?

佐藤 プロレスをまた始めると言った時に、プロレスって何?というところから始まってですね。

――もともとお母さんがプロレスラーだった、という話も知らなかった?

佐藤 知らなかったですね。

――ずっと言わなかったんですね。

佐藤 言ってなかったです。言うタイミングもなく、あまりそういうのは言わなかったですけど。

――今まで言わなかったのにプロレスラーだったとお母さんから言われたらびっくりしますよね。

佐藤 はい(笑)。応援というよりも、試合に出るということにまだ実感はなさそうで、下2人は。でも、上の子はプロレスが好きなので、結構見ていて。

――女子プロレスですか

佐藤 女子プロレスを見ていて、楽しみにしてくれています。やっぱり「ケガには気をつけて」と言われます。

――確かにいきなりお母さんがカミングアウトして「元プロレスラーだった」と言われたら、娘さんはびっくりしますよね。

佐藤 上の子は動画をYouTubeで見つけて見ていたりしていて。

――それからお母さんへの対峙の仕方は変わりました? 今までの距離と少し違ったとか。

佐藤 いろいろなプロレスのことを聞いてきたり、私よりもいろいろな選手を知っていて。今、団体もいっぱいあるし、選手もたくさんいるので。

――1,000人を超えていますからね。

佐藤 結構見ていて、私よりも知っていたりもして。お互いに情報交換してます。

――家族の皆さんに応援していただいているというのは、気持ちの部分でもまた頑張ろうとなりますよね。

佐藤 今回、言わないでやろうかなと思ったんですけど。何でも全部言って、やろうと思って。

――ある意味、それが酒井組のイズムなんでしょうね。

佐藤 はい。娘もこれから挑戦したいと思った時にためらったり、挑戦するって、勇気がいることだと思うんですけど。そういう時に一歩踏み出せる何かを感じてくれたらいいなというのもありますし。それは酒井選手が体を張って証明していくことだと言っているとおり、そういう姿勢を私も見せていけたらいいなと思っています。

 

⑦酒井組長との出会い

――酒井選手との出会いによって、チャレンジする気持ちが芽生えた感じですか?

佐藤 この年でまた新しいことに挑戦するという勇気や生き様に惹かれるものがありますね。挑戦することに年齢は関係ないという言葉が胸に突き刺さって。私も復帰に対するためらいはあったんですね。最後はその気持ちに心を打たれて、自分でもできるかもしれない、怖さはあるけどやってみよう、という気持ちになりました。

――娘さんに対するメッセージも、もしかしたらそこで出せるかもしれないですね。

佐藤 はい。これから何かに挑戦する時に、こういう人たちもやってるんだよ、ということを当日、見に来るので、そういうのを実際に感じてくれたらいいなと思います。

――このリング上はエモい空気になりそうですね。

 

⑧自身の試合への意気込み

~第4試合~有限会社江川タイヤ商会Present‘s
佐藤めぐみ再デビュー戦
シングルマッチ20分1本勝負
佐藤めぐみvsシン・広田さくら

――今回の対戦相手は業界で名を馳せている広田さくら選手となりました。「この対戦を受けてくれて感謝している」というコメントもありました。今、どういうお気持ちですか?

佐藤 この年になる私が再デビューした時、対戦相手がなかなか難しくて、難航してしまって。その時の日程といろいろなスケジュールといろいろあって、出てくださると決まった時に本当にありがたくて。広田さん自身、同期だったんですよ。同級生で同い年でもあって。決まってからすごく親近感というか。ただ、私の中ではピンクの水着のイメージが強くて。

――デビューの時の時のイメージですよね。

佐藤 あのイメージしかなかったんですけど、この25年の間にいろいろな動画を見ていて。代わる代わるいろいろなコスチューム姿で出られていて。リングネームも変わっていて。何てお呼びしたらいいのかな、というのがまずあって。コミカルなプロレスをされて尊敬していますし、ずっとやって来られていてすごいなと思うし。ワクワクが止まらない感じです。

――しかも相手も旧からシンという名前に変わってしまって。

佐藤 そういう事情があったみたいですね。

――佐藤さんも離婚を経験されて、シングルマザーの強さはある意味、感じるというか。リングに戻る姿もものすごい挑戦だと思うんですね。プラスアルファ、娘さんを3人育てていくという、その姿を見て背中を押されるような人も今回いると思うんですね。

佐藤 いろいろな見方があると思うんですけど、子育てして、プロレスラーもやってます、という方は結構、最近いらっしゃって。私もそのへんはすごいなと感じているんですけど。離婚というのも、人生の中で本当に一つの大きな転機で、それで新しく見える世界もあったり、いろいろな今まで見えなかったことが見えてきたり、というのも新たな発見で。人生の中で経験をして、自分で決めていることなんですけど。でも一回しかない人生なので、そういう人たちもいろいろな家族のあり方もあると思うし。情報をどこかで見た人が、「こういう人もいるんだ」というのが少しでも。かといって、そんなに派手なこともできないし、そんなに器用なタイプでもないし。不器用なので発信ということはできないと思うんですけど。自分が試合に出ていて、見た人の中でもし応援してくださる方がいたら、パワーや元気が出るような試合になれればいいなと思っていますね。

――酒井選手は今回の佐藤選手の決断に関しては、どのように感じますか?

酒井 ずっとどうしよう、どうしようみたいなのは感じていたので。マネージャーとして最初、一緒についてきてもらったんで。酒井組についてきたのであれば、そこでいい思いをしてもらいたいので、舞台を作れたらなというのは思ったので。

――ある意味、酒井選手の方からも「やってみれば」という?

酒井 はい。

――そういう言葉は自分のアクセルになりますよね。

佐藤 背中を押されないと一歩が出ない。「どうしよう」と思っていた時に出会ったので。力強さも感じたし、信頼感ですね。旗揚げというのは、また違った雰囲気があると思うので。その中で男子の中の女子一試合なので、華を添えられるように頑張りたいと思います。

――このインタビューを伺って、俄然、注目したくなりましたね。

佐藤 ありがとうございます。

――この試合は絶対にエモくなりそうな予感がします。皆さんにこの思いを汲んでから、ぜひ見に行ってほしいですね。

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