雪妃真矢がデビュー10周年で初の自主興行へ決意「最初で最後かもしれないからこそ全力で」

■お客さんが見たいものは見れないかもしれないし、見たくないものは見れるかもしれない。そんなに思う通りに見たいものばっかり見れると思うなよ!

――対戦カード全体を見て、楽しい試合とバチバチした試合のバランスが絶妙だと思いますが、この比率はコンセプトとして決めていたんですか?

「具体的に考えていたわけではないんですけど、カードを組む中で私がこの10年プロレス界で生きてきてやってきたことをなるべく体現するような大会にしたいと思っていて。私は男子プロレスを見てファンになって、女子プロレスの世界に入って闘って、フリーになった先で男子団体にたくさん出るようになって、なので男子だけの試合女子だけの試合コミカルな選手もいればシリアスな試合になるようなものもあればミックスドマッチもある。それって私がやってきたことなんですよ全部。見てきたもの、やってきたものなんです。」

――本当に様々な団体からこの興行には出場されますしね

「いろんなスタイルのプロレスを学びたいと私は常々思っていて、一つの団体に留まったりとか一つの団体だけに注力するということじゃなくて、いろんなプロレスがあって全部がプロレスで、それをリングの上でどう体現するかっていうこと、その全てがプロレスだと考えています。なのでそれを体現してくれる方々と思ってカードを組んだ部分があります。試合順についてはやっぱり考えますけれども、自然とそうなったという感じですかね。じっくり見入ってしまうような男子のシングルがあって、バチバチ闘ってくれる女子だけの試合があって、楽しくなりそうな男女のミックスドがあって、その全部が私が10年間やってきたことだと思ってますので、見ている方々にも10年間を感じてほしいですね」

――今まで色んな団体に参戦してきた雪妃さんから、今回出場する各団体の魅力を教えてもらえますか?まずは第1試合のWAVEから

「女子プロレスなんですけど、その中にコミカル要素があって。今でこそタブーになりそうですけどセクシャルな部分だったりとか、そういうものをコミカルに見せたりを得意としている団体だと思います。確かな技術の上にコミカルな要素があるっていうのがWAVEさんの特色かな。激しい女子プロレスとそのコミカル要素の女子プロレスの要素、どちらの要素も魅力です」

――続いてラム会長率いる暗黒プロレス組織666は

「666さんは会場にお越しの方々はご存じですけど、考えたら負けみたいなところがありますね(苦笑)『なんか面白かったな』とか、『なんか笑っちゃいけないことで笑ったな』みたいな、言葉に出せないそういうのがありますよね。女子プロレスしてるラム会長のことは知ってるけど666行ったことないっていう方もいるかもしれない。でも現場は人に言っちゃいけないようなことが起きてたりとかするんですよね。それが666の魅力。間違いなく」

――この興行で何かしら事件が起こされるかもしれない

「いやでもこのカードはですね、私は事件起こしに行ってるようなものなんで!バトルロイヤルのカードの中に入っている佐藤光留さんですとかも変態を公言していらっしゃいますし、ランジェリー武藤選手なんかもう見た目からしてアウトですし、666さんのレギュラーで言ったら阿部史典選手とか尾崎妹加選手、あと日高郁人選手、皆さん実力がやっぱりあってのうえで、私のコスチュームを着るか着ないかどうかとか、このカードの中で何をしてくれるのか誰と組むのか?誰と共闘して誰を倒しに行くのか?優勝するのかみたいなことをどう狙っていくのかみたいなのを私は楽しみにしています」

――その中にOZアカデミーの選手も混ざってます

「AKINO選手ですね。OZアカデミーさんについては、もう現代女子プロレスとは全然違うものとして結構感じることがあって、女子プロレスがもっと狭き門だったりとかした時に、そこから選ばれし者たちみたいな。そういう重さみたいなのをやっぱりAKINO選手も加藤園子選手にも感じていて。そんな方々がこのカードの中に取り込まれてどうすんだってのが見たい(笑)なおかつスターダムの選手である安納サオリ選手もその中に放り込んでやったっていう、もうこのカードの中に入れていいのかという感じですけど(苦笑)その『なんかわかんないけど楽しかった』がこのカードに詰まっていて、何をしてくれるのか本当に楽しみですよね」

――お客さんは今まで見たことがない事件が起きるのを覚悟してこいと

「はい!お客さんが見たいものは見れないかもしれないし、見たくないものは見れるかもしれないっていう感じですよこのカードは。本当にみんなあんまり期待するなよ!そんなに思う通りに見たいものばっかり見れると思うなよ!という感じですかね。知らないですけど何が起きるか(笑)」

――林下詩美と桜井麻衣はスターダム時代からのお付き合いですね

「マリーゴールドさんではお2人ともチャンピオンの状態で、もしかしたら当日ベルトを持ったまま迎えるかもしれない。スターダム時代から華やかな世界を生きているイメージの2人でしたけど、マリーゴールドでもちゃんと実力示していらっしゃって。麻衣ちゃんについては出身大学が同じだからという理由で何回か組んでるんですよ。詩美氏についてはもう飲み仲間(笑)麻衣さんは尾崎さんが好きで正危軍と組むたいっていうのを見てたからここで実現したいという思いがあったんですけどね・・・尾崎さんが欠場になってまたそれは今後のお楽しみになってしまう。私はあの貴婦人のキャラ大好きです(笑)」

――彰人vsディック東郷はアーリーDDTを象徴するようなカードですね

「当時はまだこんなにコンプライアンスがうるさくない時代で、本当に一緒に悪いことして楽しんでるみたいな気持ちでした。外で言ってはいけないような冗談だったりとか、そういうものをすごくリング上で面白く見せてくださったり、その中にとんでもないアスリートな選手がいたり。私のプロレスの入口がDDTさんで、プロレスをわからないけど行ってみたら凄い笑ったし、その後感動したっていうのがDDTだったんですよね。今回出てくださるアントンさん(アントーニオ本多)も大好きだし、見たらハッピーなんですよアントンさん。東郷さんと彰人さんのシングルは単純に見たくて私が。ネチネチネチネチ充分にやりあっていただきたいという思いがあって。DDTを見始めた頃のDDTの魅力とはまた違うものを2人に感じています」

――世羅と志田はAEWとプロミネンスというよりアイスリボン時代に関してを聞きたいです

「当時の事を考えると、志田さんが辞めた数ヵ月後に私が入団していて本当にすれ違ってるんですけど、私が入ってからのアイスリボンは『1000人入れるぞ後楽園ホール』っていう目標をみんなで掲げて一致団結して、何大会か連続で1000人越えを果たしてっていう時代ですね。全体的に女子プロレスがそういう流れだったと思います。スターダムがブシロード傘下になる前で、みんなどの女子団体も後楽園ホール満杯にするぞってやってた当時。その中で女子団体いちにするぞって言って、みんなで上を目指してたそういう時代ですね」

――その時代世羅とのアジュールレボリューションを結成してタッグ王者になってました。そういえば藤本つかさの名前がないですね

「藤本さんにもオファーしたんですけど、今欠場中なので残念ながら」

――藤本と志田の同期には松本都もいますが

「忘れてました!(笑)」

――本当にいろんな思いが詰まった興行なのが伝わりました。最後に改めて読んでくれた方々へメッセージをお願いします

「私の10周年ということを抜きにしても、本当にすごい様々なキャラクターの選手、実力のある選手、実績を残されてる方々が一同に会してくださる大会ですので、別に雪妃を祝うつもりじゃなくても来ていただけたらいいなと思います。漠然としてますけどすごいカードになった大会だと思うんですよね。見に来ないとかありえんの?ってちょっと思うぐらい。なので、私自身もこの大会のために一年前から準備をして、正直この大会が引退試合になってもいいなというつもりで準備をしてきてるので、是非とも男子プロレスが好きでも女子プロレスが好きでも、プロレスのファン歴が浅くても、それでもなんか楽しかったって思えるような大会になると思いますし、いろんなプロレスを一回の大会で見れるすごく多彩なカードが揃った大会でもあると思いますし、なおかつ絶対に一度しかないので!同じ体験が二度と起きない、同じ戦いは二度と起きないから、是非足を運んでいただきたいです。来なかったら後悔させてやる!(笑)」

 これだけの団体に出場している選手も女子プロレス界にはそう多くなく、その団体たちから協力を得られているのも雪妃の魅力の一つだろう。

 間違いなく二度と見ることができない空間になることは間違いないので、是非その身体で当日体感してみてほしい。

『雪妃真矢10周年記念自主興行~あの頃とこの頃とこれからと~』
日程:2025年2月15日(土)
開始:13:00
会場:後楽園ホール

▼タッグマッチ HIRO’e 1日限定復帰戦
HIRO’e(WAVE OG)/炎華(WAVE)
vs
夏すみれ(フリー)/山下りな(フリー)

▼ロイヤルランブル(誰かは雪妃コスチューム)
日高郁人(ショーンキャプチャー)/ANINO(OZアカデミー)/佐藤光留(パンクラスMISSION)/ランジェリー武藤(珍日本プロレス)/ラム会長(666)/安納サオリ(STARDOM)/尾崎妹加(フリー)/阿部史典(格闘探偵団)

▼シングルマッチ
松本浩代(フリー)
vs
石川修司(フリー)

▼6人タッグマッチ
[チームパワースポット]加藤園子(OZアカデミー)/水波綾(フリー)/青木いつ希(ショーンキャプチャー)
vs
アントーニオ本多(フリー)/梶トマト(飯伏プロレス研究所)/今成夢人(飯伏プロレス研究所/ガン☆プロ)

▼3WAYタッグマッチ
[SOS]バナナ千賀(フリー)/ツトム・オースギ(フリー)
vs
[ヤンキー二丁拳銃]宮本裕向(666)/木髙イサミ(BASARA)
vs
[NisereRevolution]偽羅りさ/雪ペ真矢

▼6人タッグマッチ
ジャガー横田(ディアナ/CRYSIS)/DASH・チサコ(仙女)/桜井麻衣(MARIGOLD)
vs
世羅りさ(PROMINENCE)/翔(フリー)/林下詩美(MARIGOLD)

▼シングルマッチ
ディック東郷(みちのく)
vs
彰人(DDT)

▼タッグマッチ
雪妃真矢/飯伏幸太(AEW/飯伏プロレス研究所)
vs
志田光(AEW/MAKAI)/中澤マイケル(AEW)

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