もうすぐデビュー1年の光芽ミリア。前代未聞の環境で唯一無二の体験を武器にする

「写真提供:SEAdLINNNG」
さらには、その次の大会がビッグマッチ。9・23カルッツかわさきでの光芽は、しゃあと組んで、神姫楽ミサ&叶ミク組と対戦した。こちらは若手同士のタッグマッチ。キャリアからしても、同世代との闘いは彼女にとって本来あるべきマッチメークだ。
「この大会がすでに懐かしいです」と言って笑った光芽。それだけ濃い1年間を過ごしてきたということなのだろう。デビュー後すぐに所属ひとりとなり、南月たいよう代表、マネジャーとして団体スタッフとなった中島に支えながらも団体を守ってきたのだから当然だ。

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シードリングとは、他団体やフリー参戦の選手が闘いを求めてやってくるリングでもある。ベテランの胸を借りることもあれば、若手の切磋琢磨もある。所属選手が少ないとはいえ、光芽が成長できるチャンスは多彩だ。実際、道場など団体として必要なものは十分備えており、環境は申し分ない。問題は、自身がどんな闘いを挑んでいくか。光芽にとって、まず必要なのは同世代のライバルだろう。そのあたりは、彼女自身もしっかりと自覚しているようだ。
「やっぱり負けたくないですね。(叶との対戦が)はじめての同期対決だったと思うんですけど、あの試合で負けたくない気持ちが一気に出てきました」
昨年末、花穂ノ利が3年5カ月ぶりに復帰し所属が2人になった。今年3・20川崎では、2カ月前のプロテストに合格した風南ユキがデビュー。体験練習、入寮からずっと見てきたという光芽にはじめての後輩ができたのだ。仲間が増えてうれしい反面、花や風南に追い越されたくないとの感情が生まれたこの日、光芽は自力初勝利を挙げてみせた。相手は、センダイガールズのじゃじゃ馬トーナメントからシングルで3連敗を喫してきたYUNAだ。

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「YUNAさんには仙女での初勝利をさせてしまったし、ずっと負け続けて悔しさしかありませんでした。でも、シードリングでの初シングルでやっと勝てて、メチャクチャうれしかったです」
そんな光芽の次なる目標は、南月(第2代)、中島(第3代&5代)も巻いてきた若手王座POPのベルトである。獲得資格の上限までまだ時間はあるが「早く取りたいです」と、光芽は欲を出す。「この1年間がメチャクチャ早かった」からこそ、止まる暇はないと考えているのだ。
「やっぱり1周年を前に初勝利できたことが大きいですね。いろいろあった1年でしたけど、所属選手が新人ひとりだけという体験が、これからの強みになると思ってます。1年でこれだけ体験できたってことは、2年目もたくさん経験して強くなれるチャンスがあるってこと。若手3人というのも若手の団体としてかえって強みになると思うし、シードリングをもっと大きくしていきたい。私たちで“魂の女子プロレス”をしっかり見せていける団体にしていって、自分がシードのトップになりたいと思っています!」
※光芽ミリアの「1周年記念スペシャルシングルマッチ」が決定。5・1後楽園ホールで、センダイガールズの岩田美香と対戦する。

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インタビュアー:新井宏














