【新日本】タイチ、涙のG1生還!Aブロック最後の椅子つかむ「史上初の敗者復活ドリーム、掴んでやる」
新日本プロレスは7月6日、東京・後楽園ホールにて『NEW JAPAN SOUL 2025』最終戦を開催した。
『NEW JAPAN SOUL 2025』
日時:2025年7月6日 (日) 17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,489人(札止め)
この日は、ジュニア2大王座戦と並び、「G1 CLIMAX 35 Aブロック出場者決定ガントレットマッチ」が注目を集めた。
今シリーズで『G1 CLIMAX』出場権を逃したタイチ、石井智宏、小島聡、チェーズ・オーエンズの4名が、後藤洋央紀の欠場に伴いラストチャンスを得た。形式は時間無制限のシングルガントレットマッチ。勝者が次の選手と連戦を繰り返し、最後まで勝ち残った者が『G1』最後の切符を掴む。

初戦に登場したのはオーエンズと小島。試合開始早々、オーエンズはラフファイトで主導権を握り、レフェリーの死角を突いた急所攻撃や顔面打撃で小島を追い込む。一方、小島もDDTやコジコジカッターで反撃し、一進一退の攻防を展開。終盤にはラリアットで勝機を狙ったが、オーエンズが急所蹴りからラストテスタメントを決め、小島を沈めた。

続いて登場したのはIWGPタッグ王者タイチ。しかし入場直後、SANADAの不意打ちを受け、放送席のミラノコレクションA.T.にまで衝突させられる場面も。SANADAの妨害に加え、オーエンズの執拗な攻撃に苦しんだが、終盤に石井の救出が入ると形勢が逆転。混戦の中、タイチがジャックナイフ式エビ固めでオーエンズから3カウントを奪取した。

勝ち残ったタイチの前に立ちはだかったのは石井。両者の意地と意地がぶつかる死闘となり、エルボー、チョップ、ラリアット、バックドロップといった肉弾戦が火花を散らす。幾度もカウント2で返し合い、観客の「タイチ」「石井」コールが交錯する中、タイチがブラックメフィストを炸裂。満身創痍の末に3カウントを奪い、『G1』出場枠をその手に掴み取った。

試合後、両者はリングに大の字に倒れたまま動けず。やがてタイチが石井の手を握り立ち上がると、場内は大きな拍手に包まれた。

タイチはリング上でマイクを手にし、「ありがとうございます!すみません、『G1』優勝したかのように、感極まってごめんなさい」と語り始めた。そして、「史上初の敗者復活ドリームをつかんでやるからよ!今年の『G1 CLIMAX』、オレについてこい!」と叫び、歓声に包まれながらリングを後にした。
バックステージでは、タイチの思いがさらに爆発する。

「『G1』優勝したかと思って錯覚しちゃったよ。ごめん。人前じゃこんな姿を見せたくないんだけど、それぐらい俺には思いがあったんだよ。本当に去年辞めようと思った。だけどもう一回って、先延ばしにしたよ」と吐露した。
続けて、「これは後藤が休んだから、その枠が空いたからラッキーとかそんな話じゃねぇぞ。俺が引き寄せた枠だ、これは」と語気を強め、「『G1』が俺を必要とした。それだけだろう。結局、俺は『G1』に必要だった人間だと証明できた」と、自らの闘いによって道を切り開いたと訴えた。
最後には、「史上初の最年長優勝、そして史上初の敗者復活ドリーム、掴んでやるよ。全てを見返してやる。テメーらファン、会社、世の中全員、俺をバカにした人間全員、全部見返してやる」と激情の言葉をぶつけ、リベンジへの炎を燃やしていた。
敗れたチェーズ・オーエンズは「クソッタレ!」と吐き捨てて退場。小島、石井は無言で引き上げた。
激戦の果てに『G1』最後の枠を勝ち取ったタイチ。この日流した涙と叫びは、再び輝きを取り戻すための第一歩であったに違いない。
<写真提供:新日本プロレス>
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