マリーゴールドからスターダム電撃参戦のボジラは“引き抜き”なのか?両団体の代表に聞いてみた


「写真提供:スターダム」

 では、スターダムはどのようにしてボジラをリングに上げる決断をしたのか。岡田の話を聞こう。

「すずも、ボジラ本人もスターダム参戦を希望していると聞きました。そこでほかの団体と契約しているかどうかを確認。マリーゴールドさんは退団しているし、GCWやAEW、EVEとも専属契約はしていないと。そこであらためて代々木大会に来たときに常時(レギュラー)参戦でどうですかという話をして、出てもらうことになりました。なので、こちらとしては引き抜いたわけではないです。それでも、そういう見え方はしてしまうのかなと。時期的にも麻優さんが行ったあとですし、トレードっぽく見えてしまうのも仕方ない。ボクとしては麻優さんとちゃんと話して、スターダムと麻優さんの間の契約をしっかり守って移籍というか、向こうに行かれたわけですから。それでもいろいろ言われるのは仕方ない。要は、(以前の経歴は関係なく)ボジラがほしい才能だったということです。それでも、参戦させると決めた時点でそこは覚悟しています。ただ、こちらとしては法務も通してしっかりやっていますので」(岡田社長)


「写真提供:マリーゴールド」

 契約がないのだから、引き抜いたわけではない。すべてはボジラが完全フリーの状態になってからスターダムが動いたとなるのだろう。では、マリーゴールド側はどう考えているのだろうか。

「引き抜きでもないし、トレードでもない。岩谷の入団も(ボジラとは)関係ない。それはそれ、これはこれだから」(小川代表)


「写真提供:スターダム」

 スターダムからすれば、ボジラのポテンシャルを高く評価したというのがもっとも大きなポイントだろう。そのボジラは6・25大阪より本格参戦。7・6後楽園まで5試合を闘った。では、ここまでの闘いぶりを岡田はどう見ているのだろうか。

「なんか、思っていたより細かい、気が利くという印象ですね。タッグパートナーを気にしたり、レフェリーにも声をかけたり、意外と細かいところに気が利くみたいです。最初はパワー主体の選手だと思ってて、どうスターダムで成長していくのか楽しみにしていたんですけど、そこはけっこう意外でした。もちろんパワーはすごいので、じゃあ誰が一体ボジラを倒すのかというテーマが全員に生まれたと思います。5★STAR GPにも出場しますし、そこで誰がボジラから勝ち点を奪うのか。そこが見どころにもなるし、(初観戦するような)地方大会のお客さんにもわかりやすい。とてつもないモンスターがいるとのイメージを与えられるので、これはいいなと思ってます」(岡田社長)

 実際、5★STAR GP発表会見や7・6後楽園での反応からも、ボジラへの期待値が爆上がりなのは明らか。また、岩谷移籍のマリーゴールドでも岩谷効果が顕著で動員アップに貢献、試合内容にも好影響を与えていくのではないか。どちらの団体にも新しい風景が現出しているとあって、結果的にウインウインとなり、女子プロレス界の活性化につながれば、と思う。

インタビュアー:新井宏

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