【新日本】ゲイブ・キッドが『G1』会見でTAKESHITAに宣戦布告「お里に返してやるから楽しみにしとけ」

新日本プロレスの夏の風物詩『G1 CLIMAX 35』を目前に控えた7月17日、東京・飛行船シアターで恒例の公開記者会見が行われ、エントリー全選手が一堂に会した。中でも存在感を放ったのは、IWGP GLOBALヘビー級王者として登壇したゲイブ・キッド。強烈な個性と牙をむき出しにする発言で、開幕前から激震を走らせた。

登場早々、会場のファンに向けて日本語で挨拶するゲイブ。

「(日本語で)コトシモ、ハジメテ、『G1』カンファレンス。ヨッパライ、ジャナイ」

と軽妙に語ると、すかさず、

「コレ、オキャクサン、メッチャヨッパライダネ! ワオ! ワオ! ワオ!」

と場内を笑わせ、会場の空気を一気に掌握した。しかし、その後の発言は一転、真剣そのものとなった。

「(英語で)ちょっとまじめに話しようかな。まず2025年、自分にとってはフラストレーションがたまることもあり、いろんな苦難もあった。鬱状態みたいになったときもあったけれど、それもすべて神からの挑戦状だったと思ってる。そして、その挑戦状を受け、乗り越え、そしてこの『G1』にまたメンバーとして名を連ねることができている」

昨年からの激動の1年を振り返りながら、心身を鍛え直してきた背景を明かしたゲイブ。今年はタイトルホルダーとしての参戦となる。

「しかも、今年の自分はIWGP GLOBALヘビー級チャンピオンとして、このトーナメントに出場することになった。すべてはよく考えれば単純なもので、自分自身はチャンピオンだからアメリカ国内だけでなく、世界中を旅してどんな試合をしても、周りにはチャンピオンばかり。その中で自分は研ぎ澄まされてきている。この『G1』、ブロック関係なく、そして誰であれ自分の前に立ちはだかる者には、自分のさらにレベルアップした獰猛さを見せていきたいと思う。対戦した相手すべて、コテンパンにしてやる!」

と断言。最後は再び日本語で、

「イジョウ!」

と締めると、場内から大きな拍手が沸き起こった。

会見後の質疑応答では、話題は当然、注目の対戦相手へ。

「俺はファンじゃねえから、誰と闘いたいとかはない。この中で一番闘わなければいけない、闘いたい相手は――」

と切り出すと、横にいたKONOSUKE TAKESHITAに視線を送り、

「ユー、お前だ。お前は“どこの道場”出身だ? DDT? DDTレスラー、そんなヤツがここに来て新日本プロレスに何をしに来たんだ? 金が欲しいだけだろ? そんなヤツと『G1』で対戦して、おまえのことをしっかりと痛めつけて、お里に返してやるから楽しみにしとけ」

と、強烈な挑発を放った。

その言葉に、TAKESHITAは無言のままマイクを握り、何も発せずに立ち上がると、ゆっくりとゲイブのもとへと歩み寄る。そして両者は、会見場中央で無言の視殺戦。緊張感が一気に張りつめ、会場は静まり返った。

両者の火花は、もはや言葉を超えた領域に入っている。G1の大舞台での激突は、開幕前からファンの期待を大きく膨らませる一戦となりそうだ。

今年の『G1 CLIMAX 35』は、タイトルホルダーたちの意地とプライドがぶつかり合う、かつてないほどの激戦になることは間違いない。その中でゲイブ・キッドがどんな戦いを見せるのか――王者としての矜持が試される、真夏の戦場がいよいよ始まる。

<写真提供:新日本プロレス>

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