プロデューサー・翔太が語る OSW『BERSERKER INTERNATIONAL』大会理念と、スペル・クレイジー戦の展望!若き剥き出しの才能をプロデュース

■未来への羅針盤。各試合に込めたプロデューサーの狙い

――翔太選手以外の3試合についても、プロデューサーとしての見どころ、狙いを教えてください。まずは、ガイア・ホックス vs 五十嵐玲也。

翔太:ガイア・ホックスは、スペル・クレイジーとはまた違う意味での「成功例」です。台湾から来て、今や日本に拠点を置き、多くの団体で信頼を勝ち取っている。日本語も堪能で、コミュニケーション能力も高い。なぜ、彼が数多いる外国人レスラーの中から、日本で生き残れたのか。その答えを、他の外国人選手たちに、彼の試合を見て感じてほしい。

対する五十嵐くんは、飄々としていて、どこかおっとりしているんですけど、不思議と「頑張れ!」って応援したくなる、可愛げのある選手なんです。スマートでカッコいいガイアと、なぜか応援したくなる五十嵐くん。この対照的な二人の戦いを通じて、お客さんには、ぜひ五十嵐くんのことを好きになってほしい。それが、この試合の一番の狙いです。

――次にカリム・ブリガント & カミーラ vs ビースト村山 & エチカ・ミヤビのミックスドタッグマッチです。

翔太:カリムとカミーラは、今回が初来日のイタリア人タッグです。映像を見た限り、カリムはハーリー・レイスのスクールで学んだ、非常にベーシックでしっかりとしたプロレスをする。カミーラも、西洋人形のような独特のキャラクターを持っている。初来日だからこそ、このインパクトを活かして、ミックスドマッチを組んでみたいと思いました。

相手のビースト村山さんとエチカ・ミヤビ選手は、PPP TOKYOで活躍する、キャリアの浅い二人です。特に、海外の選手と戦うのは初めてでしょう。体格の大きなカリム、キャラクターの濃いカミーラと戦う経験は、彼らにとって、とてつもなく大きな財産になるはずです。特にエチカは、英語も堪能なので、この試合をきっかけに、「自分で海外へ行ってみたい」というような、新しい野心が生まれたら、プロデューサーとして、これ以上嬉しいことはないですね。

――最後に、フィル・シャーク vs 小藤将太のシングルマッチ。

翔太:フィル・シャークは、僕が今回、vol.2の開催を考え始めるきっかけになった、非常に信頼しているレスラーです。サメの着ぐるみを着て出てきますけど、試合は本物。身体能力が抜群で、ルックスもいい。まさに「売れる要素は揃っている」選手なんです。ただ、まだブレイクしきれていない。今回が、彼にとって大きなチャンスになると思っています。

――その相手が、今、インディー界で最も注目されている若手の一人、小藤将太選手です。

翔太:今の小藤くんなら、フィル・シャークの120%を、間違いなく引き出してくれる。逆に言えば、今回は小藤くんの方を信用して、「あとは任せたよ」という気持ちでマッチアップしました。次世代のブレイク候補同士が、ここでどんな化学反応を起こすのか。青田買いじゃないですけど、未来のスターたちの、今この瞬間の輝きを見てほしいですね。

 

■「チケット代は、俺の試合で取り返す」―ファンへのメッセージ

――全ての試合に、明確な意図と愛情が込められているのが伝わってきます。では、次回以降の計画はいかがですか?

翔太:このペースで行くと、年末ぐらいですかね(笑)。頭の片隅には、「年内にもう一回」という思いはあります。これも、面白い外国人選手が来日するタイミングと、そして何より、プロデューサーである僕が、レスラー・翔太として「この人と戦いたい」と思える相手が見つかるかどうか。その二つが揃えば、vol.3も実現させたいですね。

――それでは最後に、8月23日の大会に向けて、ファンへメッセージをお願いいたします。

翔太:前回、会場に来てくれたお客さんは、僕と同じように、高校サッカーや甲子園を見た後のような、清々しい気分を味わえたと思うんです。今回も、そのコンセプトは変わりません。でも、メンバーも違えば、僕の試合も全く違う色のものになる。きっと、また一味違った興奮を味わえるはずです。

もし、万が一、若い奴らが期待に応えられなかったとしても、僕とスペル・クレイジーのシングルマッチだけで、チケット代は全部取り返してみせる。そのぐらいの覚悟で、僕はレスラーとしてリングに上がります。プロデューサーとしては、これからのプロレス界を担う、若い力を楽しんでほしい。ぜひ会場に足を運んで、前回同様、満員の熱気を作っていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!

――ありがとうございました。

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)

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