【新日本】後楽園で遺恨と野望が交錯!タイチと小島は一触即発、田口はデスペラードを強引勧誘でタグチジャパン復活か!?
新日本プロレスは8月16日、東京・有明アリーナにて“真夏の最強戦士決定戦”『G1 CLIMAX 35』第18戦(準決勝戦)を開催した。
『G1 CLIMAX 35』
日時:2025年8月16日 (土) 15:30開場17:00開始
会場:東京・有明アリーナ
観衆:4,558人
その第1試合で行われた10人タッグマッチは、G1の熱狂とは異なる、次なる闘争への火種が燻る、混沌とした一戦となった。
リング上では、田口隆祐がNEVER無差別級6人タッグ王者のマスター・ワトから3カウントを奪い王座挑戦をアピール。
そしてバックステージでは、タイチと小島聡の間に横たわる14年前の遺恨が、ついに爆発した。

この日のオープニングマッチは、G1でしのぎを削った選手たちがユニットの垣根を越えて組む、まさにオールスター戦であった。
しかし、その中で異様な緊張感を放っていたのが、タイチと小島聡のタッグであった。
2011年、当時小島が率いていた“小島軍(仮)”を、タイチが裏切る形で鈴木軍へ合流。
その因縁は、14年の時を経ても、決して消えてはいなかった。試合中も、誤爆をきっかけに不穏な空気が流れる。
最後は、タイチのアックスボンバーが小島に誤爆しかけるも、寸前で踏みとどまり、逆にYOSHI-HASHIを沈めるという連携を見せたが、その絆はあまりにも脆かった。

その亀裂は、試合後のバックステージで完全に決壊した。小島が「タイチ、やったよな。俺たち、うまくいったんじゃないのか?」と歩み寄るも、タイチはこれを一蹴。
「何か『裏切られた』って被害者ヅラしてっけど、裏切られたのは俺らだから。よく考えろよ、それ」
「こんだけ後輩に慕われてない理由もよく考えろ、自分で」
と、ユニットが短命に終わった責任を、逆に小島に問い詰めた。
これに小島も「そっちのせいじゃねぇかよ!」と激しく応戦。
14年間、互いの胸の内にしまわれていた本音が、ついに剥き出しとなった。

最後は、タイチが「今日は何の理由で、会社が俺らを組ませたのかわかんねえけど、いいよ、それだったらトコトンやってやるよ。新日本プロレス、いいよ、明日もじゃあ組めよ、俺ら。明日で最後になるかもしれねえけどな」と、会社に対し、この危険なタッグの継続を要求。
小島も「いや、最後じゃねえよ。また始まりだろ、これで」と応じたが、両者の溝は、あまりにも深い。

一方、リング上では新たな物語が始まっていた。
田口がNEVER6人タッグ王者のワトから勝利を奪うと、バックステージでIWGPジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードを強引に勧誘。
田口「チャンピオンのナイス・アシストのおかげで6人タッグチャンピオンから(勝ちを)獲れましたんで、ワトさん(から)ね。とりあえずここはナイス・コンビネーションがあるということで、この2人と、もう1人誰か選んで……」
デスペラード「いや、ちょ、ちょっと……別に今日……」
田口「(※聞かず)選んで、6人タッグ(王座に挑戦)いきましょうよ、チャンピオン!(※と、デスペラードをまっすぐに見据える)」
デスペラード「別に今日、6人タッグへの意欲で……すっごい目、開いてる」
田口「目を見てください。この目を! どの目か、わかりますか、ちゃんぴおん」
デスペラード「ああ……はい。すっごい目力ですね。ここ何年か見たことないぐらいの目力を、はい」
田口「キムタクみたいな間で返してくれましたよ。さすがチャンピオン」
デスペラード「ちょ、俺が滑ったみたいになるからやめてくださいよ!」
田口「プロレス界の……」
デスペラード「オイ、やめろ、やめろ。その先は言わせねえぞ。マジ勘弁してくれ(※と言いながら立ち去る)」
田口「プロレス界の“新しい地図”を作るのは、俺たちです」
デスペラード「(※立ち去りながら)オイ、大丈夫か? 大丈夫か、それ?」
田口「6人タッグの世界に“新しい地図”を描いていく。私と、デスペチャンピオンと、もう一人!上村優也さんかな……。海野翔太さんかな、YOSHI-HASHIさんかな……。それとも違う選手かな。いよいよだね。いよいよ!復活の時。タグチジャパン!長い間休止していましたが、いよいよ復活の時!2025年、タグチジャパン、復活します!6人タッグ・メンバー発表は近日中に行います!以上!」と、「タグチジャパン」の復活、そして王座獲りを高らかに宣言した。

さらに、G1で惜しくも敗退した海野翔太は「すれ違い様に『海野さんもあるよ』って……。そういうつもりでコメントブース来たんじゃないですけどね……。ハァ……。先日の後楽園ホールで、自分自身の『G1』が終わってしまった。Bブロックは2位通過かもしれないけど、とても悔しい結果でしたね。言い出したらキリない悔しい思いをたくさんしてるし、言われたくないことを言われ続けてるし……。でも這い上がるしかねえよな。前を向いて、どんなに悔しいことがあっても、拳を握って前に進み続けるしかない。来年の『G1』は今年の『G1』よりもはるかにいい成績で決勝に残れるように、優勝できるように、さらに上に目標を置いて突っ走っていく、この1年間戦っていく、後楽園の悔しさは絶対忘れないぞ。今に見とけ」と宣言。

そしてや上村優也も、「久しぶりに本隊の先輩たちとこうやって囲まれて試合することで、やっぱり刺激を受けますね。本隊に来たからこそは、僕がヤングライオンからベテランまでね、導いて引っ張っていくってね、そういう意識にさせられます。ま、口で言うのは簡単なんで、さっそく、行動で示したいと思います。ありがとうございました」と、次なる戦いへ向けての決意を表明。
G1 CLIMAXという大きな祭りが終わろうとする中で、それぞれのレスラーの胸の内には、新たな野望と、消えることのない憎悪の炎が燃え盛っていた。
有明の夜は、新日本プロレスの次なる季節の到来を告げる、刺激的な一夜となった。
<写真提供:新日本プロレス>















