【新日本】TAKESHITA、H.O.T.の蹂躙を乗り越え、涙の『G1』初制覇!「プロレスラーになって良かったです」

新日本プロレスは8月17日、東京・有明アリーナにて“真夏の最強戦士決定戦”『G1 CLIMAX 35』優勝決定戦を開催した。

『 G1 CLIMAX 35』
日時:2025年8月17日 (日)15:00開始
会場:東京・有明アリーナ
観衆:6,876人

メインイベントで行われた『G1 CLIMAX 35』優勝決定戦では、16日の準決勝で 辻陽太(Aブロック3位)に勝利したEVIL(Aブロック1位)とIWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.(Bブロック1位)を下したKONOSUKE TAKESHITA(Bブロック3位)が激突した。

試合はBブロック代表のKONOSUKE TAKESHITAが、Aブロック代表のEVILを破り、悲願の初優勝を飾った。HOUSE OF TORTURE(H.O.T.)総出の非情なまでの介入を乗り越え、最後は自らの信じる「強さ」で頂点に立った“THE ALPHA”は、リング上で男泣き。ファンへ、そして世界へ、新時代の到来を宣言した。

1ヶ月にわたる過酷なリーグ戦を勝ち上がってきた両雄。しかし、その決勝戦の舞台は、ゴングが鳴る前からH.O.T.の闇に染め上げられていた。

EVILのセコンドには、ディック東郷、ドン・ファレをはじめとするH.O.T.の全メンバーが陣取り、リングを完全に包囲。試合が始まるや否や、次々とリングに乱入し、TAKESHITAを蹂躙した。

絶体絶命の状況の中、TAKESHITAのセコンドであるロッキー・ロメロやヤングライオンたちが身を挺してH.O.T.を排除。

無法地帯と化したリングに、ようやく一筋の光が差したかに見えた。しかし、その希望を打ち砕くかのように、今度は成田蓮が乱入。

万事休すかと思われたその瞬間、準決勝でTAKESHITAに敗れ、その実力を認めたザック・セイバーJr.が、成田を排除するためだけに姿を現したのである。ライバルからの、あまりにも意外なアシストを受け、ついにリング上は1対1の状況となった。

ここから、試合は互いの魂を削り合う、壮絶な死闘へと突入した。TAKESHITAが掟破りのEVILを見舞えば、EVILも裏EVILやSCORPION DEATHLOCKで反撃。

互いに満身創痍の中、最後はTAKESHITAがラストライドからのレイジングファイヤーという必殺の連携を完璧に決め、長く、そしてあまりにも過酷だった戦いに終止符を打った。

<試合結果>

▼メインイベント(第8試合) 時間無制限1本勝負
『G1 CLIMAX 35』優勝決定戦
<Aブロック1位>
“キング・オブ・ダークネス”EVIL ×
vs
<Bブロック3位>
KONOSUKE TAKESHITA 〇
26分26秒 レイジングファイヤー→片エビ固め
※TAKESHITAが『G1 CLIMAX 35』優勝

リング上で、新日本の真夏の頂点に立った“THE ALPHA”は、その想いを爆発させた。

「やっぱりプロレスラーになって良かったです。俺が思うプロレスラーは、夢を見る者、夢をかなえる者、そして夢を与える者です。お前らよく聞けよ!そのプロレスラーの頂点に立ってるのはこの俺や。お前らの夢を俺に乗っけろ。まだ見たことのない景色見せてやるよ。新日本プロレス、そして世界のプロレス界。まだまだ俺が面白くしてやる!それが俺からのメッセージだ。From THE ALPHA!!」

■試合後バックステージコメント

TAKESHITA「(※用意されたテーブルに着席して)言いたいことはリング上で言いましたし、試合で全て見せたつもりです。次は、2025年のこの『G1 CLIMAX 35』の王者として、そしてIWGP世界ヘビーの王者として、1.4(東京ドーム)のメインに立つと。それが今の自分のやるべき、進むべき道だと思ってるんで、近いうちに『G1』覇者としてザック・セイバーJr.に挑戦したいと思います。以上」

──TAKESHITA選手はこれまで誰も歩んだことのない道を歩んで、この頂点を掴み取ったと思います。ご自身の歩みをどう振り返りますか?

TAKESHITA「すごく順調のようで、苦しい13年間でした。ちょうど明日、8月18日、自分のデビュー記念日で、明日から14年目に入りますけど、また次の1年、どうやってプロレスファンをワクワクさせて、どうやって高みを目指していこうか、そればっかり考えてるんですけど、まずこの13年目の最っ大の目標、『G1 CLIMAX』の優勝、このために1年間、本当にこのために過ごしてきたんで。去年はプロレスで初めて悔し涙を流しましたけど、今年は嬉し涙を流すことができました。それはこの1年、本当に、自分も頑張りましたし、たくさんの人に支えられて、ここにいるロッキーのヘルプも、いつもありました。世界中でヘルプしてくれてるんで。アメリカ、日本、そしてメキシコ。この1年、世界を僕たちで渡り歩いてきました。本当にロッキーにも感謝しています。(※ロッキーに英語で)感謝してるよ。ありがとう」

ロッキー「ありがとう。そしておめでとう」

──今日闘ったEVIL選手にはどういう感想を持ちましたか?

TAKESHITA「最高の相手でしたよ。うん、最高の相手。まあこれで、HOUSE OF TORTUREに特別な感情を抱くことはないけども、でもEVILは、俺が世界で闘ってきた強豪の中でも、最高な相手の一人でした」

──この年代では一番乗りで『G1』を獲ったことについては?

TAKESHITA「(※しばらく間を置いて)うん。僕を追いかけろとは誰も……僕も思わないし、僕は僕の道を行くんで。うん。確かに、僕たちの世代、おそらく“新世代”と言われる俺たちの世代が、これからプロレスを盛り上げなきゃいけないんですよ。たぶん、僕が優勝して『クソッ!』って思ってる選手もたくさんいると思います。でも、俺は、ずっとずっと強くあり続けるんで。それは、10代で自分デビューしたんですけど、10代でデビューした時から、それは背負ってるんで。“強さ”っていうのは。僕が強くなくなった時、それは、プロレスをやめる時なんで。あと何年強くいれるかわかんないすけど、僕はプロレスラーでいる限り、強くあり続けるんで。誰でも来いよって。誰でもかかってこいって。いつもそれだけはブラさずに、自分の矜持を持ってリングに立ってます」

──『G1覇者』として、今後、どんなレスラー人生を歩んでいきたいですか?

TAKESHITA「この先どうなるかなんて、まだわかんないけど、少なくとも今この瞬間思ってることは、来年どうやってこの『G1 CLIMAX』を2連覇するか。もう今はそれを考えてます」

TAKESHITA「乾杯する?」

ロッキー「ありがとう!」

TAKESHITA「カンパーイ!」

ロッキー「カンパーイ!」

TAKESHITA「ドン・キャリス・ファミリー、カンパーイ!」

ロッキー「ドン・キャリス・ファミリー、ワールドワイド!」

※EVILはノーコメント

史上初となる新日本、DDT、AEWの3団体所属選手として、唯一無二の道を歩む男が、ついにG1の頂を制した。

その両肩には、数多のレスラーの想いと、世界中のファンの夢が託された。

KONOSUKE TAKESHITAの時代が、今、本格的に幕を開ける。

<写真提供:新日本プロレス>

Pages 1 2

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加