スターダム吏南と元スワローズ真中満。プロレスと野球、世代と競技を超えた名コンビ誕生!?
【WEEKEND女子プロレス♯78】
スターダムで闘う三姉妹レスラーの羽南、吏南、妃南。今年が14回目となった恒例のシングルリーグ戦「5★STAR GP 2025」(7・27大田区~8・23大田区)には3人が揃って参戦。長女・羽南は4年連続4度目の出場で、双子の妹、吏南と妃南にはキャリア7年目にして初めてのエントリーになった。
年々成績を上げている羽南には、初優勝の期待がかかった。妃南は若手のタイトル、フューチャー・オブ・スターダムの王者として参戦。そして高校を卒業しプロレス専念を選んだ吏南はこのシリーズで大飛躍、リーグ戦を勝ち抜き、ベスト4入りを果たしてみせた。あと一歩で決勝進出を逃したものの、シリーズMVP級のインパクトを残したと言えるだろう。

「写真提供:スターダム」
彼女たちの躍進には、意外な人物の後押しがあった。それは、元プロ野球選手の真中満である。真中は東京ヤクルトスワローズでの16年間の現役時代、1997年と2001年のリーグ優勝と日本一に貢献。15年に監督に就任し、前年度最下位から14年ぶりの優勝を1年目で成し遂げた名将だ。現在は野球評論家、解説者として活動しており、普通に考えればプロレスとは縁がない。実際、「プロレスで知っているのは、ビューティーペアとか、クラッシュギャルズとか。巡業で地元に来たときに親か誰かに連れられて見にいったくらいですかね」とのこと。ではなぜ、野球界の大物がプロレスラーの南三姉妹を応援するようになったのか?

「写真提供:スターダム」
最大の理由は、栃木県にある。スターダムが今年2月に宇都宮大会を開催する前、公式YouTubeチャンネルで三姉妹を特集した。ここにゲストとして登場したのが、真中だった。三姉妹が宇都宮近郊の下野市なら、真中は大田原市出身。真中は宇都宮学園高校で春夏の甲子園大会に出場しているから学生時代を過ごした宇都宮には詳しいのだ。
しかしながら、年令も離れていれば、ジャンルも違う。共通項と言えば栃木だけ。そんな強引なカップリングながら、宇都宮でおこなわれたロケは「クイーン・オブ・栃木決定SP」と題し、地元にまつわるクイズで大いに盛り上がった。真中が優勝したら“クイーン”になるの?とツッコみたくなるなか、吏南&真中のチームが羽南&妃南組を相手に絶妙な掛け合いを見せるうれしい誤算。ヒールの吏南は野球界のレジェンドだろうが容赦なし。「ふざけたこと言ってんじゃねえよ!」「オマエ、しっかりやれよ!」「オマエ、ウソ言うなよ!」「調子乗んな!」などなど、いつものように、ある意味いつも以上に悪態をつきまくった。そこで怒るのではなく、いじられ役に徹した真中の対応に視聴したファンもビックリだ。「ボク、意外とああいうの好きなんですよ(笑)」と、真中。吏南は真中を「相方」に認定、まさに父娘ほど年齢の離れた、まさかの名コンビが誕生したのである。














