【2AW】父になったチチャリート・翔暉が数年の時を経て、かつての“コーチ”土井成樹とのタッグで挑む王座戦「一生交わることがないと思っていた」
■2AWの歴史に名を刻むということ

――その土井選手とのタッグでベルトを獲り、ご自身の今後のキャリアに繋げていきたい、と。改めて、チチャリート・翔暉選手の今後の目標を教えてください。
チチャ:そうですね。目標はやはり、何かしらの形で、2AWの歴史に、自分の名前を刻むことです。これまで、他団体のベルトに挑戦したり、うちのシングルのベルトにも3回挑戦させてもらいましたけど、まだ、結果を残せていない。そこを、どう乗り越えて、爪痕を残していくか。それが、今の自分の最大のテーマですね。
――今の2AWは、まさにチチャリート選手の世代が、中心になりつつあります。
チチャ:はい。前回のビッグマッチも、僕の同期である若松がメインを務めましたし、今回も、メインは同期同士のタイトルマッチ。本当に、自分たちの世代が、団体の核を担っているんだな、という実感はあります。だからこそ、僕らが、もっと団体の知名度を上げていかないといけない。その責任を、強く感じていますね。

――練習生時代、同期との思い出はありますか?
チチャ:毎日、一緒に練習していましたからね。同期だから、お互いに声をかけやすいんですけど、逆に、遠慮がない(笑)。「この技の練習したいから、付き合ってよ」って言っても、「いや、今はいい」みたいに、普通に拒否されたり。僕も、拒否したり。特に、うちはみんな身体が大きいから、練習台になると、痛いし、体力も持っていかれるんですよ。僕が一番小さいから、みんな練習台にしたがるんです(笑)。それは、ちょっと大変でしたけど、今となっては、良い思い出ですね。
――その同期たちに負けないためにも、まずはタッグ王座。そして、その先には、やはりシングルの無差別級王座も見据えている、と。
チチャ:はい。やっぱり、食い込んでいきたいです。これまでの挑戦では、正直、体格差の壁を感じました。その差を、どう埋めていくか。今回の土井さんとのタッグは、そのヒントを掴む、絶好の機会だと思っています。土井さんの技、例えば「バカタレスライディングキック」とか、勝手に盗んでやろうかな、なんて(笑)。
■チチャリート・翔暉が見る、10.12後楽園決戦の全貌

――では今大会の他の注目カードについても、チチャリート選手の視点からの見どころを教えてください。まずは、無差別級選手権試合、若松大樹 vs 仁木琢郎。
チチャ:これは、どちらも頑張ってほしい、というのが本音ですけど……。時の勢いは、正直、若松にあるんじゃないですかね。やっぱり、守るべきものができた人間は、強い。子供が生まれてから、彼のオーラは、明らかに変わりました。ただ、仁木も、こういう大舞台では、とんでもない強さを発揮するヤツなんで。本当に、楽しみです。僕らの世代が、今の2AWの中心なんだっていう試合を、後楽園のお客さんに見せつけてほしいですね。
――そして、新日本プロレスから小島聡選手が参戦し、吉田綾斗選手と一騎打ちを行います。
チチャ:とうとう決まったな、って感じですね。綾斗(吉田)は、もともと新日本さんのヤングライオンと混じってた時期があって、シングルで戦いたい相手として、小島さんの名前を挙げていたんです。そこから、色々なことがあって、今、このタイミングで実現する。
最近の綾斗は、ちょっと、ふざけすぎというか、暴走していて、もう誰にも止められない状態なんですけど(笑)。でも、どんな状態の綾斗でも、根っこはめちゃくちゃ強い。その、今の野蛮な綾斗と、レジェンドの小島さんが、どういう試合をするのか。昔の、新日本に上がっていた頃の綾斗を出すのか、今の綾斗を出すのか。すごく、興味深いですね。
――そして、ダンプ松本選手率いる極悪同盟が、再び笹村あやめ&彩月悠叶組と対戦します。
チチャ:いやあ……彩月(悠叶)、大丈夫ですかね(笑)。彼女、デビュー戦で、ダンプさんたちに、頭から血を流されて、試合後、「引退したくなりました」って言ってたんですよ。僕も、周りの先輩も、「この子、本当に辞めちゃうんじゃないか」って、心配しましたから。そのトラウマを、克服できるのかどうか。笹村は、もう安心して見ていられますけど、彩月が、どれだけ頑張れるかに、この試合は懸かっていますね。
あと、この試合には、もう一つ、裏テーマがあって。前回の後楽園、お客さんが満員じゃなかったことに、ダンプさんが十枝会長に、「次、埋まらなかったら、丸坊主だぞ」って、言ってるんですよ。
――なんと!
チチャ:はい。だから、今回、満員にならなかったら、うちの会長が、坊主になります。ぜひ、皆さん、会長の髪を守るために、会場に来てください(笑)。
■大会へ向けてメッセージ「後悔はさせません」
――様々なドラマが詰まった、後楽園ホール大会。それでは最後に、ファンへメッセージをお願いいたします。
チチャ:はい。10月12日、後楽園ホール大会。全6試合、本当に、全試合が面白くて、見どころ満載です。会場に来ていただければ、絶対に後悔はさせない自信があります。僕個人のことで言えば、10数年の時を経て、まさか自分が指導していただいた土井成樹さんとタッグを組んで、ベルトに挑戦するなんて、夢にも思いませんでした。この奇跡の物語を、そして、父親として、覚悟を決めた僕の戦いを、ぜひ、その目で見届けてください。会長の坊主も懸かっていますので、ぜひ、ご来場をお待ちしております!
――ありがとうございました。

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)
【大会名】稲垣テントプレゼンツ GRAND SLAM in 後楽園ホール
【日程】2025年10月12日(日)
【開場】10:30【試合開始】11:30
【場所】東京・後楽園ホール
<全カード>
▼2AW無差別級選手権試合
《王者》若松大樹 vs 《挑戦者》仁木琢郎
▼2AWタッグ選手権試合
《王者組》真霜拳號&最上九 vs 《挑戦者組》チチャリート・翔暉&土井成樹(フリー)
▼スペシャルシングルマッチ
小島聡(新日本プロレス) vs 吉田綾斗
▼スペシャルタッグマッチ
ダンプ松本(極悪同盟)&ZAP(極悪同盟) vs 笹村あやめ&彩月悠叶
▼6人タッグ 4WAYマッチ
藤田ミノル(フリー)&梶トマト(飯伏プロレス研究所)&中野貴人(プロレスリングBASARA)
vs
滝澤大志&担々麺造&ミッチ・ライダー(フリー)
vs
リッキー・フジ&バラモンシュウ(フリー)&バラモンケイ(フリー)
vs
本田アユム&ナカ・シュウマ&CHANGO(フリー)
▼シングルマッチ
吉野コータロー vs 花見達也















