【夏実もちインタビュー】「フリーじゃなきゃ得られなかったものの方が多かった」デビュー15周年記念で初の自主興行へ挑戦!前売り完売を受けて臨む今の思い

■みんな私に蛍光灯やらないですかって・・・
――引退という言葉も出ましたけど、メインの世羅・雪妃以外に11月に引退される加藤園子さんが入っています。正直パッともちさんとの繋がりが思いつかないんですが
「そうなんです。みんなその感覚で正解だと思うんですけど、今回は全員が何かしらの線で繋がってるカードなんですね。おくる人とおくられる人と、元々タッグを組んでた人と、元同僚であったり、元後輩先輩。でも園子さんと雪妃は同じリングに上がって今はバチバチ戦ってますし。私たちはもっとより結束を深めてユニットを組んでたりもするし。園子さんは多分1番なんでこの人入ってきたんだろうって感じだと思うんですけども、フリーになったタイミングで実はすごい裏で親交があって。ああいう先輩なので、ほんとに色々気にしてくれたりとか。大先輩なのにお姉ちゃんみたいな。結構助けていただくようなこととかもあって。実はこの大会するにあたっても、相談をしたのは園子さんだったんですね。なのでその分を自主興行に出てもらったら少しでも返せるかなって。その時に『園子さんも出てくれますよね?』みたいな感じでなんとなく言った時に、『実は引退するんだよね』って言われて、なおさら出てほしいなみたいな感じでカードを考えた時に、園子さんを入れるなら絶対対角がいいなって思ってこういうカードに至ります」
――お世話になった加藤さんと世羅さんが間もなくいなくなってしまうっていう寂しさは今はありますか?
「今はほんとに自主興行にもう毎日毎日必死に行動してきたので、意外とまだないんです。でも多分12日になった瞬間から、あと何日しかないっていう自分のことが多分終わるので、その後はとっても寂しいと思います」
――来年以降、正直プロミネンス自体もどうされるのかっていう部分でお客さんも不安はあるとは思うんです
「プロミネンスっていう名前は残ります。世羅もプロレス界から完全に離れるわけではないので、多分もっとこれから詰まっていくとは思うのでそこでプロミネンスが必要であればプロミネンスとしてまだまだやっていきますし、あとはデスマッチレスラーっていうのがいなくなるので、プロミネンス興行としてやってくならどういうものを見せていかなきゃいけないのかっていうのは、ちょっと考えて、しっかり詰めて考えていくしかない」
――もちさんが蛍光灯やっていただいて
「みんな言うんですよね~なんでくるみって言わないんですか?」
――くるみさんがやっても違和感がないですけど、もちさんがやるってなったら『なんか気合入れてやってるな』『応援しなきゃ』って気持ちになる
「でもあの子の方が経験少ないですよ!みんな私に蛍光灯やらないですかって・・・」
――その白い肌に刺さってる姿が見たいわけです
「ほんとですか?マシュマロのような瞬間をですね、苺マシュマロに」
――どちらかというとかき氷みたいになるかと、氷のようなガラスが刺さっていて
「確かにそうですね。シロップがダラダラ垂れてかき氷に見えるかもしんないですね。どっかでって一応考えてはいるんですけど、それがまた通るか通らないかっていうのは、またその時によってちょっと変わるので」

■レスラーとしていられる時間っていうのはそんなに長くないなっていうのはもう日々感じてきてます
――15周年ということは年齢もその分歳をとったわけですけど、プロレスラーみんな結婚しないですがそちらの部分ではどうなんでしょう?
「そちらの方が、全くないんですよね~。でも15年という長い月日ありますから、2回はありました。『結婚しよう』みたいな流れ」
――それはもちさんが断った?
「そうですね。なんか断ったって正式にお断りはしてないんですけど、フェードアウトというか。ちょっとなかったことで~的なニュアンスでなくしちゃいました」
――やっぱりプロレスがしたかった
「そこもありますし、1番は多分、その時思ったのは、今辞めてもみんなみたいに朝早く起きてお仕事行って、帰ってきて早く寝てみたいなことをする自信がなかったんですよね。プロレス界ってどっちかっていうと夜型っぽい生活をしてる人の方が多い」
――通勤電車とは無縁ですね
「そういうのを考えて、できる感じがしなかったというか、腹をくくれなかったっていうのはありますね。でも今プロポーズされたらすぐ辞めちゃうかもしんないですね(笑)」
――それぐらい引退っていうものは身近に感じ始めてる
「はい。もうやっぱりレスラーとしていられる時間っていうのはそんなに長くないなっていうのはもう日々感じてきてますし、やっぱ周りのスポーツ選手とか見ても、同じ年代の人たちがもう人口は少なくなってきて。その少ない人たちが引退を決めてる記事とかを読むと、私も同じところにいるんだなって改めて思わせられますし、体力だったりとか、疲れの抜け方の悪さだったりとか、痛いところの治り具合だったりとか、そういうところはやっぱちょっと時間がかかるようになってきてるなっていうのも感じてるので。いっそスパーンって線引けたらいいんですけど・・・」
――みんな帰ってきちゃいますけどね、スパーンと線引いても
「あはは(苦笑)帰ってくる方多いですね~。でも15年とかやれると思ってなかったし、自主興行とかもやれてるので、一応私はスパンって辞めて戻ってくる予定は今のところないつもりです」
――ちなみに今プロレス以外での生活の基盤っていうのはありますか?
「熱波をやってます。私はフリー熱波師みたいな感じに近いところはあると思うんですけど、予定が合って行けるなって思ったら呼んでもらったらどこでも行く感じなので」
――第2の人生があるとしたら熱波師で生きていく
「どうですかね。それでいけたら面白いですよね」
――やってみたい職業はありますか?
「ないです。やっぱ短時間でガッポリ稼げる職業がいい(笑)」
――それは夜の・・・
「ちょっとオピンク系は考えてないんですけど、なんか今個室サウナとかも流行ってるので、ちょっといいなとも思ってます。営業のノウハウはないのでお勉強することにはなりそうですけど。サウナ業界で関われたら嬉しいですね。せっかくちゃんと技術も身につけられて、お客さん喜ばせることもできるようになってきたので」
――プロミネンスっていうサウナチームができたら面白いですね
「ちょっと面白いですね。プロミネンスってサウナありそう」

■興行しようっていう決定打は実はそこにあった
――15周年の自主興行を終えたら、今後自分が目指したい目標っていうのはどこに
「そうですね、ありきたりかもしれないんですけど、できるだけ長めにプロレスラーですって言いたいなって。それはもちろんちゃんと動けなきゃ意味ないですし、やらなきゃいけないことももちろんやって、ちゃんとそれができて上がれて、レスラーですっていうのがやっぱ条件ですけど。できるだけ長めに好きなことしてたいですね」
――師匠・さくらえみとの戦いっていうものは視野には入ってる?
「もちろんです。この興行でも実はオファーはかけてて、7月ぐらいからお話はしてたんですね。チケットもこんなに売れると思わなかったですし、『私を呼ぶには飛行機代がかかるのよ』って言われて、その当時は『わかりました。じゃあタイミングがもし合えば出ていただきたいので、待ってもいいですか?』っていうことを言って。『それは全然いいよ』みたいな感じで一応待ってたんですけど、タイミングが合わなくて、今回はちょっと実現せず。でもこれで1個学びになりました。こんくらいやれるんだったらね、次回は飛行機代出すんで出てくださいくらいね、言えるようにしたいなとは思ってます」
――逆にアメリカ行ってさくら出てこいってやる手もある
「それ言えたらかっこいいっすね。AEWとか言って『オイさくら~!』って。それはかっこいい」
――志田光も里歩もいるから、さくらえみの弟子として行く理由はある
「確かに。行く理由はある。この興行が大成功したら、定期ってわけじゃないですけど年に1回とかプロレス好きでしょうがないバカな選手を集めて、バカみたいなお祭り興行みたいなのやってもいいのかなってちょっと思ってる自分もいるので。ちょっとね、少しでも夢が実現できるんだったらいいなと思って。もちろんその中にはね、さくらさんとかも呼べたらいいなって思ってます」
――自主興行をやるにあたって周りの反応は変わりましたか?
「変わったというか、良好な関係の方々が多いなって感じました。今回私1人で120枚ぐらいチケット手売りしてるんですけど、応援してくれてる方とか友達とか『チケット買うよ』って言ってくれて、変な見返りを要求する人もいなくて『なんかできることない?』って言ってくれるんです。一緒にいて楽しい人といられる今の環境はすごくいいと思いますし、それを今回実感する事ができて素直に嬉しいです」
――今は精神的にも肉体的にも1番いい環境ですか?
「興行しようっていう決定打は実はそこにあったかもしれないです。支えてくれる人たちがいるからやれるかなって思った部分は大きかったですね」
――怪我も今コンディション悪いとこもなく
「ないんですよ。試合数も減ってるので、もうちょっと試合したいなとも思うんですけど、あと2、3試合多くてもって思うんですけど、でも多分こんくらいのペースでやって、熱波やって、その人たちとご飯食べに行ったりとか、充実はしてるかなと思って」
――では最後に一番いいコンディションで挑む自主興行に向けての意気込みを語っていただけますか?
「ほんとに蓋を開けてみれば、今最高の動員数で、会場のマックスの人数で開催できるので、あとはやることを当たり前のようにやるだけになりました。ありがとうございます。なのでほんとに、ほんとに全力で見せれるものを見せたいと思います!」
普段は縁の下の力持ち的な見え方の多いもちだが、主役として光る姿を待ち望んでいたファンも多い。
『大好きな人を呼んだ』というこの興行は笑顔あふれる空間になることは間違いないだろう。
夏実もちの昔と今、そして未来を彩る本興行を是非何かの形で触れて感じてほしい。

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