【東京女子】プリプリ王者・渡辺未詩が“究極の女戦士”J-RODとの激闘制しV2!2026年イッテンヨンで熱望していた鈴芽と王座戦へ

 東京女子プロレスが11月9日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE ’25」を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩が初来日の“ジ・アルティメット・アスリート”J-RODとの激闘を制し、2度目の防衛に成功。次期挑戦者には後輩の鈴芽が名乗りを挙げ、来年イッテンヨン(1・4後楽園)での新世代による王座戦が決定した。

 J-RODは米オハイオ州出身で、2022年デビューながら、わずか3年で全米にその名をとどろかせた超新星。178cmの高身長で、かつ均整の取れた体型をもつ。NJPWアカデミーにも在籍した経験があり、パワー、テクニック、スピリッツを兼ね備えた“究極のアスリート”で、OVW(Ohio Valley Wrestling)女子王座を始めとする数々のタイトルを獲得した実力者。

 前哨戦なしの一発勝負となった一戦は、まずはショルダータックルの応酬。渡辺はグラウンドレスリングに持ち込み、腕を締め上げた。J-RODはブレーンバスター、フォールアエイスラムから腕立て伏せ式体固めもカウントは2。

 渡辺はドロップキック、ショルダータックルで反撃。J-RODはフロント・スープレックス、ラリアットからダイビング・ボディプレスも自爆。渡辺は身長が自身より19センチ高いJ-RODをジャイアントスイングでぶん回すことに成功。

 J-RODは強烈なパワーボムで返した。エルボーの打ち合いから、渡辺がダブルハンマー連打。J-RODが場外に転落すると、渡辺は助走をつけてプランチャを発射。

 渡辺が狙ったティアドロップを阻止したJ-RODは投げ捨てジャーマン、アルティメット・スピアもカバーが遅れてピンフォールは奪えず。

 絶体絶命の危機に陥った渡辺だが走り込んできたJ-RODをキャッチして、パワースラム。最後は旋回式ティアドロップをズバリと決めて3カウントを奪った。

 渡辺は「勝ちました! 初めて戦う相手とのタイトルマッチって、こんなにもしんどいんだって思うくらい、すごい叩きつけられたけど。これから先もマッスルを高め合える仲になってくれたら…。もっとぶつかり合いたいと思いました。そろそろ年末年始になってくるので、もっとたくさん防衛して、春にある両国(来年3・29)、その先までもっとキラキラ輝き続けたいと思います」と歓喜のマイク。

 ここで、鈴芽がリングインし「防衛してくれるって信じてました! 私、東京女子プロレスはなりたい自分になれる場所だと思ってます。だから未詩さんはたぶん、そのベルトにたとえばプリンセスって名前がついてなくても、プリンセスなチャンピオンだったと思うんですよ。そんな風に自分のなりたい形で輝いてる未詩さんがすごくまぶしいし。そうやって引っ張ってくれてるから私もって思って。私もなりたい自分になるために、今、未詩さんの前に来ました。そのベルトかけて、私と戦ってください!」とアピール。

 戦前、渡辺は「防衛したら、一人やりたい相手がいる」と公言していたが「私も鈴芽のこと、待ってました。鈴芽とは色々近いものがあるなって感じていて。キラキラずっと輝いてるから、ずっとまぶしくて、いつかこのベルトをかけて、鈴芽とやりたいってずっと前から思ってました」と涙。そして「プリンセス・オブ・プリンセスだから、イッテンヨンでこのベルトをかけて戦いましょう」と快諾し、ガッチリ握手を交わした。

 最後に渡辺は「まずは年内最後の後楽園(12月7日)、あるといってもスペシャルな後楽園。ここから年末年始、色んな世界各国に行って、このベルトの強さを見せつけた上で、鈴芽とイッテンヨンで、またここで会えるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします!」と締めくくった。

 バックステージで渡辺は「これまで海外の人とやるとしても、前哨戦だったり戦ったことのある人だったりが多かったんですけど…。今回完全に未知な相手とやるのはすごい怖いことではあったんです。数年前に海外選手とシングルをやっていた、インターナショナル(プリンセス王座)を持っていた時よりも、すごく成長を自分で感じられた。(プリプリのベルトを)1回目に持ってた時では、自分のなかで超えられなかったものが、対海外選手という部分で超えられたなと思うので。このままもっとベルトを持っている存在として、成長し続けられたらなって思います」と話した。鈴芽との対戦については「私がちょっと前にやりたい選手がいるって言ってたんですけど、それがまさしく鈴芽で。鈴芽が練習生として入った時に、私はデビューしたてって感じで。ホントに感覚も近いものがめちゃくちゃあるし。鈴芽といつかできるのは遠いって思ってたところが、こうして…。そろそろ叶えたいなって前回言ってみて、本人が自分で思ってたのか思ってないのか分からないけど、出て来てくれたことがめちゃくちゃうれしかったです。年明けになるので気合入れて。時間はあるので、調整していきたい」とコメントした。

 海外選手では初のプリプリ王座戴冠ならなかったJ-RODは「負けたのは残念だったけど、ワタナベ・ミウ、パワーは認める。そこはほめるけど、もうあなたの強さは分かったから、次はそうはいかないわよ。(後楽園でのタイトル戦は?)日本でプロレスをして活躍するために、ここまで頑張ってきたのでとてもうれしいし、次に来日することが今から楽しみでしょうがない。(リベンジの舞台は?)日本でも米国でどっちでもやりたい。あのプリンセス・オブ・プリンセスのタイトルは、いつか私の元にくるわよ」と雪辱を期した。

 プリプリ王座初挑戦となる鈴芽は「インターナショナルを(7月に)落としてからも、このままじゃいけないんだって。自分なりにこうなりたいとか色々考えてたけど。最近瑞希さんにすごく背中を押してもらったり…。今日直前の(遠藤)有栖の試合、チャンピオンらしく、すごくかっこよく戦ってる姿とか見て、ホントに背中を押されて。ちゃんと自分で自信を持った状態で、未詩さんに挑戦を伝えさせてもらいました。東京女子プロレスに憧れて入った中で、もう一度明確に憧れを抱いたもの、それがプリンセス・オブ・プリンセスのベルトだったので。この憧れを原動力に、イッテンヨンでベルトを獲りたいと思います」と早くもベルト獲りを宣言した。

【大会名】ALL RISE ’25
【日時】2025年11月9日(日)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】730人

▼第1試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負
X=水波綾&○辰巳リカ&七瀬千花&小夏れん vs ハイパーミサヲ&関口翔&桐生真弥&芦田美歩●
14分46秒 片エビ固め
※ツイスト・オブ・フェイト

▼第2試合 4WAYタッグマッチ~ノータッチルール 20分1本勝負
瑞希&○鈴芽 vs 山下実優&鳥喰かや vs 愛野ユキ&風城ハル● vs らく&原宿ぽむ
11分9秒 体固め
※リング・ア・ベル

▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○松本浩代&荒井優希 vs まなせゆうな&凍雅●
12分21秒 体固め
※ロックドロップ

▼第4試合 MLW世界女子フェザー級選手権試合 30分1本勝負
<王者>○中島翔子 vs ビバ・バン●<挑戦者>
12分58秒 片エビ固め
※ダイビング・セントーン。第5代王者が5度目の防衛に成功。

▼第5試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>○遠藤有栖 vs 高見汐珠●<挑戦者>
11分15秒 キャメルクラッチ
※第15代王者が2度目の防衛に成功。

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●辰巳リカ vs 桐生真弥○<挑戦者>
13時11分 体固め
※ベルト殴打。リカが防衛に失敗、真弥が第1782代王者となる。

▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分1本勝負
<王者組>上福ゆき&○上原わかな vs HIMAWARI&鈴木志乃●<挑戦者組>
16分38秒 片エビ固め
※スシ・トルネード。第19代王者組が2度目の防衛に成功。

▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>○渡辺未詩 vs J-ROD●<挑戦者>
12分55秒 体固め
※旋回式ティアドロップ。第16代王者が2度目の防衛に成功。

〈写真提供:東京女子プロレス〉

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