【新日本】石井欠場の緊急事態にタイチが登場! 田中将斗&日高郁人と20年越しの“恩返し”タッグ結成もH.O.T.の粛清に散る「ちょっとでも恩返しできればと思っていたんですけど」
新日本プロレスは11月19日、東京・後楽園ホールにて極悪ユニット“HOUSE OF TORTURE”が主役を務める大会『粛清の夜~PURGE NIGHT OF TORTURE~』を開催した。
第2試合は、バチバチファイトの代名詞・石井智宏&田中将斗(ZERO1)と、彼らを支える日高郁人(ショーンキャプチャー)のトリオが、H.O.T.のドン・ファレ&チェーズ・オーエンズ&金丸義信組と激突するはずであった。

しかし、石井が右肩鎖関節脱臼で無念の欠場。リング上には田中と日高のみが姿を現す。
金丸の「テメーら二人じゃよ、相手になんねえよ!」という挑発に場内がざわつく中、花道に現れたのはなんとタイチであった。
石井の盟友であり、かつてZERO1マットで田中や日高の世話になったというタイチが、約20年ぶりに恩人たちとタッグを結成するサプライズに後楽園ホールが沸いた。

しかし、H.O.T.に感傷に浸る隙などない。ゴング前の奇襲で主導権を握ると、徹底的にタイチの古傷である左膝を標的に定める。
金丸の低空ドロップキック、オーエンズのロープを使った攻撃、ファレの拷問踏みつけと、執拗な一点集中攻撃でタイチの動きを封じた。

それでもタイチは意地の脳天唐竹割りやジャンピングキックで反撃。
代わった田中もファレをショルダータックルでなぎ倒す怪力を見せ、日高もショーンキャプチャーでオーエンズを追い詰めるなど、即席トリオとは思えぬ連携でH.O.T.に食い下がった。

終盤、日高がオーエンズをリバースDDTで切り返し、勝機を見出す。しかし、ここでもH.O.T.の悪知恵が上回った。
オーエンズが日高の攻撃をかわすと、すかさず金丸が日高の顔面にウィスキーミストを噴射。
視界を奪われた日高に対し、オーエンズがハイヌーンからのラストテスタメントを完璧に決め、3カウントを強奪した。

■試合後バックステージコメント

勝利したH.O.T.は高笑い。
チェーズ・オーエンズは「マサト・タナカ、いつでもどこでも、どんな場所でも構わないぞ。だが今は、タッグリーグだ」と、田中将斗との再戦を匂わせつつ、翌日から始まる『WORLD TAG LEAGUE』へ意識を向けた。

一方、敗れた田中&日高&タイチ組。
タイチは「ガキの頃、デビューして間もない頃、ZERO1さんでいっつもお二人のお世話になってて、その縁もあったんでね」と、緊急参戦の理由を明かした。
田中が「久々に顔見た」、日高が「数字だけ(年を取った)」と笑顔を見せると、タイチは「ちょっとでも恩返しできればと思っていたんですけど」「今日は準備運動がてらちょっと負けちゃったけど」と苦笑い。最後は「またなんか機会あったらお願いします」と再会を誓い、翌日からのタッグリーグへ気持ちを切り替えた。
石井の欠場というアクシデントが、タイチとZERO1勢の20年越しの邂逅を生んだ一夜。
結果はH.O.T.の“粛清”に終わったが、プロレスの歴史が交錯した貴重な時間となった。
<写真提供:新日本プロレス>
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