【新日本】H.O.T.同門対決は“偽りの祝杯”で決着!EVIL&ファレが裕二郎&オーエンズを粉砕し『WTL』白星発進「勝ちは勝ち!すべて許し合って、前に進む」
新日本プロレスは11月20日、東京・後楽園ホールにて『WORLD TAG LEAGUE 2025』の開幕戦を開催した。
今年のタッグの祭典は全16チーム・2ブロック制で行われ、上位2チームが決勝トーナメントへ進出する形式となる。
Aブロック公式戦として組まれた第6試合では、極悪ユニット「HOUSE OF TORTURE(H.O.T.)」による同門対決が実現。
EVIL&ドン・ファレ組と、高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズ組が激突した。 前日19日の同所での興行『粛清の夜』において、EVILと裕二郎はシングルマッチで対戦。
両者KOという壮絶な結末の後、ハンドサインを交わして結束を再確認したばかりであった。
一夜明けてのタッグ戦、その関係性が注目されたが、リング上ではH.O.T.ならではの騙し合いと無法ファイトが展開された。

NEVER無差別級王座のベルトを肩に、参謀のディック東郷を伴って入場したEVILに対し、裕二郎はゴング前から「EVIL!昨日の続き、やるか?」と挑発。
場内には判官贔屓か「裕二郎」コールが響く中、試合はスタートした。 クリーンな攻防など皆無であった。
裕二郎はロックアップと見せかけて顔面をかきむしり、オーエンズと共にチョーク攻撃でEVILを痛めつける。
しかし、H.O.T.の流儀は相手も熟知している。オーエンズがロープへ走ると、場外の東郷が足を引いて妨害。これを機に戦場は場外へと移行した。

EVILは「西」と書かれたホールの案内板に裕二郎の顔面を打ち付け、観客席へ放り込むなど容赦ない攻撃を見せる。
ファレもオーエンズをフェンスへ叩きつけ、巨体を活かしたラフファイトで圧倒。
リングに戻ってもファレのボディブローがオーエンズをえぐるが、オーエンズも機動力を活かしたミサイルキックで反撃し、一進一退の攻防が続いた。

勝負の分かれ目となったのは、やはり“介入”と“凶器”であった。
EVILと裕二郎が互いに指を噛みつき合うという泥仕合を展開した後、裕二郎が浅見レフェリーを盾にして無法状態を作り出す。ここで金丸義信がリングイン。
「ちゃんとやれよ!」と仲裁に入るかと思いきや、ウィスキーのボトルを取り出し、リング上の4人と東郷に酒を振る舞い始めた。

結束を深める“杯”かと思われたが、これはEVIL組による狡猾な罠であった。
東郷、裕二郎、ファレ、そしてむせ返るオーエンズが酒を口にした直後、最後にウィスキーを含んだEVILが、なんとオーエンズの顔面にウィスキーミストを噴射したのである。

視界を奪われたオーエンズに対し、ファレが裕二郎の背後から急所蹴りを見舞い、そのままオーエンズへ向けて突き飛ばす。
勢い余ってオーエンズと裕二郎が同士討ちの形でDDTを決めてしまうと、すかさずファレがエルボードロップで追撃。最後はEVILが必殺のSCORPION DEATHLOCKで裕二郎を捕獲し、無慈悲に絞め上げた。
たまらず裕二郎はギブアップ。前夜の和解ムードを逆手に取ったEVIL&ファレ組が、まんまと初戦の白星を強奪した。
試合が終わればノーサイドということか、EVIL組は裕二郎に対して謝罪のポーズを見せる。最後は全員でH.O.T.のハンドサインを掲げ、ユニットの結束が変わらないことをアピールした。

試合後、ファレは不敵な笑みを浮かべながらコメントを残した。

ファレ「いい滑り出しじゃないか。ユニット内で当たるというのは非常に残念だが、勝ちは勝ち。すべて許し合って、前に進む。いいな?FORGET ABOUT IT」
EVIL、裕二郎、オーエンズはノーコメントで控室へ消えた。H.O.T.の闇の絆は、同門対決を経てより一層深まったようである。
<写真提供:新日本プロレス>
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