加藤園子、涙と笑顔の引退!“青き龍”が聖地・後楽園で30年の激闘に幕!!宿敵・尾崎魔弓が卒業証書「お前ほど長く私の敵だった奴はいなかった」

女子プロレスラー・加藤園子の引退興行『~FINAL BLUE DRAGON~』が2025年11月23日、東京・後楽園ホールにて開催された。

会場は1,500人の観衆で埋め尽くされ、超満員札止めを記録。

GAEA JAPANから始まりOZアカデミーで“傷だらけのヒーロー”として愛された加藤が、万感の思いを込めてリングを降りた。

■魂のラストマッチ、水波綾に必殺技を継承

メインイベントの引退試合は、加藤が指名した水波綾とのシングルマッチ(30分1本勝負)。加藤は南側客席から登場し、ファンの大歓声の中を練り歩いてリングイン。

最前列には亡きご両親の遺影が置かれ、娘の最後の勇姿を見守った。

試合は、出場全選手による惜別のトレイン攻撃からスタート。その後は加藤と水波が真っ向から魂をぶつけ合う展開となった。

加藤は代名詞であるドラゴンスープレックス、さらにコーナートップからのギロチンドロップを繰り出し、現役最後とは思えぬ躍動を見せる。

対する水波も、涙を流しながら全力で加藤を仕留めにかかる。最後は走り込んでのホットリミットが炸裂。18分58秒、体固めで水波が勝利し、加藤を介錯した。

試合後、加藤は自身の必殺技である「クーロンズ・ゲート」を水波に託し、水波もその魂を受け取った。

勝敗を超えた絆がリング上で結ばれ、“青き龍”の遺伝子は次世代へと受け継がれた。

 

■憧れのクラッシュギャルズも登場、宿敵・尾崎魔弓からの卒業証書

試合後に行われた引退セレモニーでは、加藤の人柄を表すように、団体の枠を超えた多くの関係者がリングに駆けつけた。  

豊田真奈美さんが登場すると会場からはどよめきが起き、ダイナマイト関西さん、キューティー鈴木さん、立野記代さん、KAORUさんらレジェンドに加え、蛍光灯マッチでタッグを組んだ大日本プロレスの菊田一美、対戦相手だった葛西純も愛娘と共花束を贈呈した。

最大のサプライズは、スペシャルゲストとして登場したクラッシュ・ギャルズ(長与千種、ライオネス飛鳥)だ。

加藤が憧れ続け、プロレスラーになる原点となった二人がリングに立つと、場内は騒然。

二人は加藤の親族や友人への取材を基に書き上げた「亡きお母さんからの手紙」を代読。

号泣する加藤に対し、二人はダブルの正拳突きをプレゼントし、さらに長与千種からはリングを去る愛弟子へ、魂の“3カウント”が贈られた。

そして、長きにわたりOZアカデミーで抗争を繰り広げてきた代表・尾崎魔弓による「卒業証書授与」が行われた。

尾崎は、万感の思いを込めて以下の言葉を贈った。

「加藤、私の長いプロレス人生の中で、お前ほど長く私の敵だった奴はいなかったよ。デビューからケガばっかりして、復帰して言うことを聞くかと思ったらますます楯突いて、バカで、熱血で、鬱陶しくて。でも加藤、そんなお前が今日、自分の足でちゃんとリングを降りていく。そこだけは、この私が認めてやる。ずっと私の敵でいてくれて、ありがとう。お前がなりたかった“傷だらけのヒーロー”。今日のお前は胸を張ってそう名乗っていい。長い闘い、本当にお疲れ様でした。ここに、お前の卒業を認める」

 

最後は加藤自身の半生を綴ったオリジナル曲「コノヤロー」を熱唱。

苦節の末にプロレスラーになった喜びを歌った2番が会場に響き渡った。

10カウントゴングが打ち鳴らされ、騎馬に乗って退場した加藤園子。

その表情は、やりきった充実感にあふれていた。

試合後、加藤は自身のX(旧Twitter)にて「プロレスラー加藤園子、無事にリングを降りることができました。超満員札止め。たくさんの方に見送っていただき、本当に幸せです。新人時代は、怪我だらけのプロレスラー人生でした。いつそのままリタイアしてもおかしくない状況だった私は、引退式のできる有り難さがとてもよくわかります。
憧れのクラッシュ・ギャルズの御二方に【天国の母からの手紙】を代読していただき、OZアカデミー社長、尾崎魔弓からは卒業証書をいただきました。
この身体の痛みが今日で最後かと思うと、少し寂しい気持ちはありますが、こんなにも温かい先輩、後輩、同期、お客様に送り出され、幸せの気持ちいっぱいです!!後悔はありません。
とにかく昨日はたくさんたくさん泣きました!!!!試合のことはまたゆっくり、振り返ります。引退興行にいらしていただき、本当にありがとうございました!!」とポスト。

Pages 1 2 3

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加