【ノア】「甘い罠」に沈んだ王者Yoshiki Inamura! OZAWAが手土産カステラを口にねじ込み罵倒&暴行「粗末にすんなよ! ちゃんと食えよ!」
12月2日、東京ドームシティの穏やかな芝生広場が、一瞬にして修羅場と化した。プロレスリング・ノアが開催した来年1月1日・日本武道館大会のGHCヘビー級選手権試合に向けた公開調印式。
第49代王者Yoshiki Inamuraは、挑戦者OZAWAが仕掛けた巧妙かつ悪質な“改心芝居”を信じ切り、背後から松葉杖で滅多打ちにされる屈辱を味わった。
9月8日の後楽園大会以来、負傷欠場が続いていたOZAWAはこの日、松葉杖をつきながら足を引きずって登壇。
「足は歩くのもままならない状態」と悲痛な表情を見せつつも、王者への手土産として特製の「OZAWAカステラ」を持参した。
「日頃の感謝の気持ち」という言葉と共に渡された甘味を、Inamuraは「ベリースウィートでベリーデリシャス」と満面の笑みで完食。
疑うことを知らない王者の姿がそこにはあった。

OZAWAの演技は徹底していた。
過去の悪行について「先輩をおとしめてきた」と反省の弁を述べ、「チケットを買ってくれたお客様に申し訳ない。心を入れ替えて誠実に頑張る」と殊勝な態度を崩さない。
さらに「1月1日はピュアでフェア&スクエア(正々堂々)な戦いをする」と宣言。
これに対しInamuraも「ミスターOZAWAのオネストハート(正直な心)をしっかりレシーブ(受け止める)したい」と応じ、かつての後輩の更生を全面的に受け入れていた。
会見中盤には、二人が同時期にロンドンで武者修行をした思い出や、OZAWAのデビュー戦の相手をInamuraが務めたエピソードに花が咲いた。
「両親に感謝を伝えろ」とInamuraに諭された過去を振り返り、「思い出すと目頭が熱すぎてヤケドしそうだ」と語るOZAWA。
Inamuraも挑戦者の才能を「エクスプロージョン(爆発)した」と称賛し、元日の激闘を誓い合う――誰もがそう信じた美しい光景だった。
しかし、その結末はあまりに残酷だった。 フォトセッションの直前、OZAWAは「1月1日には足がピッタリ治る」と不敵な予言を残す。
そして記念撮影で背後からハグをするようにInamuraに近づいた瞬間、その目が捕食者の色を帯びた。

OZAWAは手にした松葉杖を凶器に変え、無防備な王者の背中をフルスイングで殴打。
崩れ落ちたInamuraに対し、「歩くのもままならない」はずの左足で強烈なストンピングを連発したのだ。
怪我が完治していることは誰の目にも明らかだった。
倒れ込んだ王者の喉元に松葉杖を突き立て、極悪軍団「TEAM 2000X」の中心人物としてのどす黒い本性を露わにした。
仕上げは“カステラ地獄”だ。
黒いコートとサングラスを装着し完全にヒールモードへ戻ったOZAWAは、ぐったりしたInamuraの顔面にカステラを押し付け、口へ無理やりねじ込む暴挙に出る。
「おい、粗末にすんなよ! ちゃんと食えよ!」と罵声を浴びせ、ファンのブーイングをBGMに高笑いで会場を後にした。
衆人環視の中で裏切られ、肉体的にも精神的にもダメージを負った王者。
それでもInamuraは、集まったファンに対し「サンキュー、ありがとう! ミーのことをトラスト(信頼)していてくれ」と気丈に振る舞ったが、その表情には隠しきれない動揺が見え隠れした。
「改心」はすべて嘘、怪我も完治済み。周到な罠で王者のメンタルを破壊し、主導権を強奪したOZAWA。
1.1日本武道館、新春のメインイベントは、クリーンなタイトルマッチから一転、怨念と裏切りが渦巻く凄惨な戦いとなることが決定的となった。
<写真提供:プロレスリング・ノア>
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