【PURE-J】大空ちえ、運命の12.14後楽園決戦へ向け心境を語る!下剋上の時、来たる「世羅姐さんへ贈る、最初で最後のタッグベルトを」
2025年、PURE-J女子プロレスの年内最終ビッグマッチ『PURE-J CLIMAX 2025』が、12月14日に聖地・後楽園ホールで開催される。
そのセミファイナルで、団体最高峰のタッグタイトル「デイリースポーツ認定女子タッグ王座」に挑むのは、デビュー6年目の挑戦者・大空ちえ。
パートナーはプロレス界きってのハードコアファイターであり、来年1月の引退を控える世羅りさ(プロミネンス)。
かつては敵対関係にあった二人が、なぜ手を組み、王座に挑むのか。そして、絶対王者・中森華子&小林香萌という高く厚い壁を、どう打ち破ろうとしているのか。
「世羅姐さん」への感謝、王者への対抗心、そして未来への覚悟。大空ちえが語る、激動の2025年と、その集大成となる一戦への想いに迫った。

『PURE-J CLIMAX 2025』
日時:12月14日(日)開場 10:45 試合開始 11:30
会場:東京・後楽園ホール
▼デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
【王者組】中森華子&小林香萌
vs
【挑戦者組】大空ちえ&世羅りさ(プロミネンス)

※写真:本人提供
■7人の刺客を越えて。世羅りさと組む“必然”
――デビュー6年目、フレッシュさをキープしつつも、中堅としての自覚も芽生えてきた頃かと思います。
大空: そうですね……フレッシュさは、良くも悪くも、自分の特徴だとは思うんですけど(笑)。本当は、もうそろそろ「フレッシュ」という言葉から抜け出して、もっと上のステージに行きたいんです。
――その決意の表れが、今回のタッグ王座挑戦だと思います。パートナーに世羅りさ選手を選び、挑戦に至るまでには、ドラマチックな経緯がありました。
大空: はい。その試合の後、リング上で、世羅さんの引退興行(2026年1月12日)への参戦が発表されて。その時に、「お前、何か言いたいことはあるか?」と聞かれたんです。そこで改めて、「もう一度世羅さんとベルトに挑戦したいです」と伝えさせていただきました。

――その7人目の相手が、世羅りさ選手ご本人でしたね。
大空: はい。その試合の後、リング上で、世羅さんの引退興行(2026年1月12日)への参戦が発表されて。その時に、「お前、何か言いたいことはあるか?」と聞かれたんです。そこで改めて、「世羅さんとタッグを組んで、ベルトに挑戦したいです」と伝えさせていただきました。
――7番勝負を乗り越えたからこそ、その言葉に重みが生まれたのですね。
大空: そうですね。世羅さんとは、以前は敵対していたんです。プロミネンスとPURE-Jで、激しくやり合っていましたから。でも、戦っていくうちに、「この人と対戦していると、自分の知らない自分が出てくる」と感じるようになって。いつもと違う自分を見せられる、自分が成長できる、と。そこから、しつこくシングルマッチをお願いして(笑)。その試合の後、世羅さんの方から「一緒に挑戦しよう」と言ってくださって。あの時は混乱しましたけど、敵として一人のレスラーとして認めてもらえた気がして、すごく嬉しかったのを覚えています。
――かつての敵が、最強のパートナーになる。まさにプロレスの醍醐味です。世羅選手は来年1月に引退されますが、そのことについてはどう感じていますか?
大空: 正直寂しいです。引退してほしくない、というのが本音です。でも隣に立たせてもらっている以上、「お前なら、もう大丈夫だな」と安心して引退していただきたい。世羅さんがいなくても、私は一人で立っていける、強くなったんだというところをしっかり見せて、気持ちよく送り出したいと思っています。

■王者組にはないもの。それは「師弟の愛」
――今回の対戦相手は中森華子&小林香萌という、経験も連携も盤石な王者チームです。二人は「遺伝子レベルで繋がっている」と豪語していますが、この強敵にどう挑みますか?
大空: 個々の実力で見れば、私一人ではお二人に勝てているとは全く思っていません。それは認めます。でも、世羅さんとのタッグには、王者組にはないものがある。それは、「愛」です。
――愛、ですか。
大空: はい。こちらの方が、圧倒的に愛は上だと思っています。世羅さんに「私の重い愛を受け止めてください」と言ったら、「受け取った」と返してくださったので(笑)。これはもう、相思相愛です。師弟愛のような、強い絆で繋がっています。

――その愛を武器に挑むわけですね。そして、先日行われた前哨戦のシングルマッチで、なんと中森華子選手から3カウントを奪いました。これは、大きな自信になったのでは?
大空: そうですね……まだ、ちょっと信じられない気持ちもあります。勝った瞬間よりも、試合が終わって落ち着いた時に、自分の手が震えていることに気づいて。「やばい、本当に勝ったんだ」って。タッグベルトを獲るためには、まず自分の力だけで王者に勝たなきゃいけないと思っていたので、そのノルマを達成できたことへの喜びと達成感はあります。ただ勝った技(グラッチエボム)は密かに練習していたものだったんですけど、まだ完璧ではないなと。本番までの1週間でもっともっと磨いて、あの技で勝ちたいと思っています。
――中森選手は「前哨戦で負けた王者が、本番で巻き返すのがプロレスの鉄則」と語っていましたが。
大空: いや、それはもう、古いと思います(笑)。今は令和ですから。何が起こるかわからない。前哨戦で勝って、さらに本番でも勝つ。それが、今の時代の「下剋上」だと思います。むしろ、そのジンクスを破壊できないようじゃ、私はこの先、ベルトを巻けない。いつまでも先輩たちの背中を追いかけるだけの存在で終わってしまう。だから、過去のセオリーなんて関係ない。私が、新しい常識を作ります。














