WWE殿堂入りしたブル中野、“女帝”の感動スピーチがファンを魅了


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アメリカのプロレス界において、WWEはその巨大な存在感で知られている。

そして、その中でも年間最大のイベントである『レッスルマニア』を控えた時期に行われるのが、“WWE殿堂”である『WWEホール・オブ・フェーム』のセレモニー。

今年、その殿堂入りを果たしたのは、日本を代表する女子プロレスラーであり、“女帝”として知られるブル中野だった。

これまで日本人として殿堂入りを果たした選手は、アントニオ猪木(2010年)、藤波辰爾(2015年)、獣神サンダー・ライガー(2020年)、グレート・ムタ(2023年)、またレガシー部門として2017年には力道山、2019年には新間寿(元WWF会長、新日本プロレス専務取締役営業本部長)が殿堂者に迎えられた。

ブルは日本人女子選手として初めての殿堂入り選手となった。


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5日、ペンシルベニア州フィラデルフィアのウェルズファーゴセンターで開催されたセレモニーでは、ブルが感動的なスピーチを英語で行い、ファンを魅了。

ブルは自身のプロレスラーとしてのキャリアを振り返りながら、苦難に満ちた道のりを語った。

「お久しぶりです。殿堂入りの名誉を本当に嬉しく思います。ずっと、ずっと待っていました。ここWWEで1994年、最高の経験をしました。30年前です、私は26歳の時でした。」

「1ヶ月に28試合、本当にタフな期間を過ごしました。なによりも大変だったのは、会場への移動です。なぜなら私は英語が話せませんでした。レンタカーを乗り継いで、ホテルも自分で探して、携帯電話も無い時代だったので、公衆電話を探しました。とてもとても大変な日々でしたが、沢山の友人に助けられました。皆さんの手助けもあり、遠征を続けることが出来ました」

全日本女子プロレスでデビューし、幾多の名勝負を披露してきたブル。

ブルの活躍は日本マット界のみならず、全米でもその凄みを発揮し当時のファンを大いに楽しませ、米マット界における女子プロレスラーの地位向上に大きく貢献してきた。

さらに、ブルは自身の成功を支えてくれたファンや家族、そしてプロレス界の同僚たちに感謝の言葉を送った。

「英語が話せなくても、プロレスで語り合うことが出来る。それで私は生きていると感じることが出来ました。1日目は夢のようでした。私の魂をかけて闘いました。心を貫きました。一緒に闘って下さったことを、ここで感謝したいと思います」

「沢山のスーパースターと試合が出来たことを感謝しています。この素晴らしい機会を与えてくれて感謝しています。チャンスを無駄にしないように努力しました。WWEユニバースの皆さん、ありがとう。ブル中野を受け入れてくれてありがとう。私たちは永遠にプロレスを通してつながっています。もし生まれ変わることがあれば、また『プロレスラー・ブル中野』として生まれたいです。そしてWWEのリングに戻ってきます。皆さんとまたお目にかかれることを楽しみにしています。この賞は私の宝物です。ありがとうございました。」

ブルの英語でのスピーチは大観衆を魅了し、その言葉には熱意と感謝の気持ちが溢れており、WWEユニバースからは温かい拍手が送られブルの功績を称えた。


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SNS上でも多数のファンから反響を呼んでいる(一部抜粋)

・ブル中野のWWE殿堂入り、本当に素晴らしい!彼女のキャリアと熱意に敬意を表します。感動的なスピーチに涙が止まらなかった。

・大観衆のスタンディングオベーションが全てを物語ってる。ブル中野最高です!

・ブル中野の感動的なスピーチを聞いて、彼女のファンであることを誇りに思う。彼女のプロレス界への貢献は計り知れない。日本の誇り!

・レッスルマニアのHall of Fame受賞のブル中野スピーチにスタンディングオベーション!役者が過ぎる!

WWEホール・オブ・フェームは、プロレス界で顕著な業績を残した者を永久に讃える場所。

今回の殿堂入りは、ブル中野の功績がいかに大きかったかを物語るものだった。


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➡次ページ【動画】ブル中野が感謝のメッセージへ続く

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