【新日本】棚橋弘至とウルフアロンが公開スパーリング! “本物”の圧力と瞬発力を手放しで絶賛「組んだ瞬間に勝てないと思わせる圧」
新日本プロレスは17日、都内の道場にて棚橋弘至(49)とウルフアロン(29)の公開スパーリングを実施した。
来年1月4日の東京ドーム大会で、棚橋は引退試合、ウルフはデビュー戦という対照的ながらも極めて重要な一戦を控える両雄。

初めてリング上で肌を合わせ、互いの大一番へ向けて士気を高め合った。

■EVIL対策のカギは「一瞬のスキ」
デビュー戦でNEVER無差別級王者EVILに挑むウルフにとって、最大の脅威は必殺技「EVIL(変型大外刈り)」だ。
この日、ウルフはヤングライオン・松本達哉を相手にその対策の一端を披露した。
ウルフが着目したのは、EVILが技に入る際に大きく足を振り上げるモーションだ。
「上げた瞬間が一番チャンスなんです。足が1本になるんで」と解説し、松本が技をかけようとした瞬間に合わせ、逆にマットへ叩きつける鮮やかな切り返しを見せた。

さらにウルフは、棚橋からEVIL対策の技術を伝授されたことを明かし、「(EVILは)“もらった!”感を出すモーションがでかい。そこで『もらってねえよ』って言った方がいい」と分析。
「一瞬のスキを見て攻勢に転じる」プランを練り上げていると語った。
また、ウルフは自身の得意な形に持ち込むだけでなく、「相手が苦手な方をもっと追求して自分の形にもっていきたい」と、金メダリストらしい勝負師の視点ものぞかせた。

■棚橋、ウルフの「本物」の瞬発力に太鼓判
実際に肌を合わせた棚橋は、ウルフのポテンシャルに舌を巻いた。
「組んだ瞬間の圧…レスリングでもそうなんですけど、組んだ瞬間に『ああ、この人には勝てんな』みたいなのがある。技をかける瞬間に引き込まれる瞬発力というか、本物なんで」と絶賛。

その上で、「EVILを想定した場合に、ダーティーなところもあるので。そういったところをイメージ、ブラッシュアップしていけば、当日かなり期待できますね」と、ラフファイトへの警戒とベルト奪取への期待を寄せた。
一方、棚橋自身は引退試合でオカダ・カズチカと対戦する。練習ではオカダの必殺技「レインメーカー」対策についても意見交換が行われた。
ウルフが「逆背負いで切り返す」という柔道家らしいアイデアを提案すると、棚橋は「面白い…けど俺にはその技術がない」と苦笑いする一幕も。
緊張感の中にも、トップアスリート同士のリスペクトが垣間見える時間となった。

■「100%出せたんだっていうデビュー戦を」
練習後、ウルフは「緊張感がありました。棚橋さんと組ませていただいて、やっぱり技術力の高さを実感しました」と感激の面持ち。
「今日、組ませてもらった経験をしっかりと1月4日に生かして、EVILを倒します」と力強く宣言した。
棚橋はウルフへ「引退試合は選手によって2回ある場合もあるんですけど、デビュー戦は一生に一度しかないので。今後いろいろ生まれる起点になるので、思いっきりやってほしいですね。100%出せたんだっていうね」とエールを送った。

そして自身の引退試合に向けては、「引退する理由を探されるような、衰えたとか動けないではなくて、まだまだできるじゃんと思われて、後ろ髪を引かれながら辞めたい」と、最後までエースとしての矜持を貫く覚悟を語った。
スターが去り、新たなスターが生まれる。2026年1月4日、東京ドームはプロレス界の歴史が動く一日となる。

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