【新日本】アキラが石森を轟沈! ジェイクはIWGP戦へ向け「なぜ挑戦するのか?それは私の存在価値を確かめるためだ」

新日本プロレスは2月1日(日)、東京・後楽園ホールにて『Road to THE NEW BEGINNING』第5戦を開催した。

シリーズ最終戦となる2月11日大阪府立体育会館大会を前に、メインイベント(第7試合)では注目のスペシャルタッグマッチが実現。

IWGP世界ヘビー級王者の辻陽太と石森太二の「Unbound Co.」コンビに対し、挑戦者ジェイク・リーとフランシスコ・アキラの「UNITED EMPIRE(UE)」が激突した。  

大阪でシングル対決を控える辻とジェイク、タッグで対峙する石森とアキラ。

それぞれの思惑が交錯する前哨戦は、アキラが石森から3カウントを奪う殊勲の勝利でUEに凱歌が上がった。

■ジェイクの“猟奇的”挑発、アキラの進化

試合はゴング前から辻とジェイクの神経戦で幕を開けた。

辻が「道化師の本性がバレちまったら、商売上がったりだよな?その仮面の裏に、隠した本性、オレが暴いてやるよ」と挑発すれば、ジェイクは不敵な笑みとタクトを振る仕草で応戦。

先発で対峙すると、互いの技を読み合う高度な攻防を展開し、ジェイクはサッカーボールキックやティヘラ、さらにはお辞儀で王者を翻弄した。

中盤、戦場は場外へと拡大。石森がアキラをフェンスに投げつければ、辻はジェイクを南側通路まで連行する。

しかし、リングに戻るとジェイクが異様な行動に出る。手袋を装着し、コーナーに吊るされた辻の口内に指を突っ込むという猟奇的なファイトを展開。

「陽太さま!」と呼びかけながら蹴り上げるなど、精神的な揺さぶりをかけ続けた。

終盤はジュニアヘビー級の実力者同士、石森とアキラがスピーディーな攻防で魅せた。

石森はハンドスプリング式スクリューキックやサイファーウタキで攻め込むが、アキラもスピードファイヤーの体勢や丸め込みで対抗。  

勝負の分かれ目は一瞬だった。両軍入り乱れる混戦の中、辻がトペ・スイシーダでジェイクを分断。

リング上では石森がブラディークロスを狙うが、アキラはラ・マヒストラルで切り返す。これを石森が押し潰してカバーするもカウント2。  

直後、アキラは石森の後頭部にファイヤーボール(膝蹴り)を炸裂させると、必殺のクラウンフォール(変型エメラルドフロウジョン)でマットに叩きつけ、3カウントを奪取した。

■ジェイク&アキラ、国境を越えた“兄弟の絆”

試合後、マイクを握ったアキラは、勝利の興奮と共にジェイクへの信頼を語った。

アキラ「シーッ。ジェイク、オマエと俺、ここに来るまで長かったな。オールジャパンでの日々から、ニュージャパンのコーラクエンホールでのメインイベントまで。ここにいる誰よりもオマエのことを知っている。全日本プロレスのヘビー級元王者であり、プロレスリング・ノアのヘビー級元王者であり、もうすぐ、新たなIWGP世界ヘビー級王者になる男だ!」

さらに、敗れた石森とヒロムに対し、「オーサカ、オーサカでは、オマエとヒロムをボコボコにして、見せしめにしてやる。さて、イシモリとヒロムの妄信的なファンたちよ。そして、ロッカールームにいるジュニア級の選手たち。俺はここにいるぞ。(※日本語で)オキャクサマ、英語、ワカンナイネ。ミンナ、ベンキョーシテヨ!」と不敵にアピールした。

続いてマイクを受け取ったジェイクは、日本語で観客に語りかけた。

ジェイク「では彼にかわり、私が日本語でしゃべらせていただきます!まあ、なんやかんや言うつもりはないんですけど、なんてったってYouTubeの再生回数が爆上がりなんですから。あれ見てもらえればわかるんですよ。私の今回のIWGP、なぜ挑戦するのか、それは私の存在価値を確かめるためだ」

そして、「いいときもあれば悪いときもある。それはもちろん、人生なんだから!酸いも甘いも楽しんで、みんな生きていこうじゃないか!それではみなさん、また会う日まで!こんにちは、こんばんは、そして、さようなら!That’s Life!!」と独自の言い回しで締めくくり、アキラと握手を交わしてリングを後にした。

■試合後バックステージコメント

バックステージでアキラは、ジェイクとの関係性が新日本参戦以前から続く深いものであることを明かした。

アキラ「多くのヤツが知らないが、俺とジェイクの繋がりは、今日とか数週間前とかに始まったものじゃないんだ。俺が日本に初めて来た時から知っている。本当の意味で俺の面倒を見てくれた数少ない一人だ。何度かロッカールームが一緒になった程度ではなく、兄弟の絆を結んだ仲だ」

そして、ジェイクのUE入りを「正しいチームに入った」と肯定し、「ジェイク、お前は俺の兄弟だった。そして今、お前は俺の兄弟だ。そして、これからもずっと俺の兄弟だ!」と熱く語った。ジェイクも「マイ・ブラザー、ハハハハハハ! センキュー・アキラ!」と抱擁で応え、二人の結束を強調した。

一方、敗れたUnbound Co.陣営。辻はジェイクの底知れなさを認めつつ、王者としての秘めたる想いを口にした。

辻「ジェイク・リー、最初はどうなる事かと思ったけどよ、やっぱお前、おもしれえな。それとな、俺は一つ、この新日本プロレス、IWGPヘビー級チャンピオンとして言いたいことがあるんだ。でも、ここでは言わない。俺はプロレスラーだから、勝ってあのセルリアンブルーのリングでこの想いをぶちまけてやる」

石森も「このままで、終わりだと思うなよ。アキラ!お前も、逃がさねえからな」とリベンジを誓った。

大阪決戦を前に勢いを加速させるUNITED EMPIREと、巻き返しを狙うUnbound Co.。

リング内外で火花を散らす両軍の抗争は、2.11大阪で一つの結末を迎える。

<写真提供:新日本プロレス>

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