【新日本】K.O.Bが優翔タッグを粉砕し盤石V3!AEW「ザ・デマンド」との日米抗争へ突入「IWGPタッグ王座の史上最長政権を狙ってる。当然、史上最多防衛もだ」

新日本プロレスの2月11日、大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)大会『THE NEW BEGINNING in OSAKA』にて、IWGPタッグ王座を巡る激闘と、日米を股にかける新たな抗争の火蓋が切って落とされた。

セミファイナルで挑戦者の海野翔太&上村優也組を退け、3度目の防衛を果たした第111代王者「Knock out brothers」(Yuto-Ice&OSKAR)の前に、突如としてAEWからの刺客が宣戦布告を行ったのである。

因縁深き両チームの王座戦は、王者組の荒々しい奇襲により幕を開けた。

挑戦者決定戦を制してこの舞台に立った海野翔太と上村優也も、決死の覚悟で反撃を試みる。

終盤には上村優也がカンヌキスープレックスや丸め込みで肉薄し、意地を見せた。

しかし、昨年度のベストタッグ賞に輝いた王者組の牙城は崩れなかった。

OSKARの圧倒的なパワーとIceの鋭い打撃が挑戦者組を分断し、最後は合体技「K.O.B」で上村優也を粉砕。

昨年のタイトル戦、タッグリーグ公式戦に続く同一カード3連勝という結果で、挑戦者を残酷なまでに返り討ちにした。

熱戦の余韻冷めやらぬ試合直後、場内のビジョンに驚愕の映像が映し出された。

日本時間2月28日のニュージャージー大会『THE NEW BEGINNING USA』に向け、AEWのヒールユニット「ザ・デマンド」から、リコシェと「ゲイツ・オブ・アゴニー(G.O.A)」(ビショップ・カーン&トーア・リオナ)の3選手が宣戦布告を行ったのである。

リコシェ「やあ、新日本プロレスファンのみんな。“ザ・デマンド”(AEW)のキャプテン リコシェだ。(日本時間) 2月28日のニュージャージー大会に俺たちも参戦するぞ!『THE NEW BEGINNING USA』で、新日ジュニアのレジェンド・石森太二!勇気があればこのベルトを賭けようぜ! …だがサプライズはこれだけじゃないぞ?」

“G.O.A”ビショップ・カーン「2年前に『WORLD TAG LEAGUE』に参戦したが、さらに凶暴なサメになった!」

“G.O.A”トーア・リオナ「オマエらの血だ!血をよこせ!そこにいるのはただの雑魚だ! 凶暴なサメがオマエらを狙っている!その IWGP タッグのベルトをな!」

リコシェ「いいか 需要があれば受け入れられる」

カーン「もし受け入れられないなら……」

リオナ「ぶっ潰してやる!」

この挑発に対し、Iceは不敵な笑みを浮かべてマイクを握り、受けて立つ構えを見せた。

「懐かしい、おもしれえヤツが寄ってきた!ちょっとよ、石森とK.O.Bでよ、アメリカにカチコミに行ってくるわ!遊ぶ金稼ぐついでによ、アメリカのヤツらにもプロレスハイを与えてやるよ!Don’t Think Just Feel! オマエらはよ、何も考えなくていい。ただ感じろ!Let’s Get High! Big Up!!」

バックステージに戻っても、王者陣営の熱気は収まらない。OSKARはIWGPタッグの最長政権と最多防衛を見据え、新たな標的を歓迎した。

OSKAR「あれこそが、Knock Out Brothersが求める闘いだ。限界まで、首を折りにいく勢いでやる。実際、もう少しでやり遂げられるところだった。だが、それこそが――偉業へ、記録へと続く道なんだ。俺たちはこのベルトに、明確な目的を持ってる。俺は栄光のためにここにいる。王座のため、記録のためにな。Knock Out BrothersはIWGPタッグ王座の史上最長政権を狙ってる。当然、史上最多防衛もだ。だから、ちょうどいいタイミングでVTRが届いたよ。ゲイツ・オブ・アゴニー…お前らとのストーリーが始まるわけだな。いいぜ、やってやろうじゃないか。あとは叩き潰すだけだ」

Iceも敗者へ痛烈な言葉を投げかけた後、同門の石森太二を呼び込み、アメリカでの闘いへ思いを馳せた。

Ice「オイ、ヒートストーム、海野翔太。お前らに、この敗北をどう捉えるか知らんけどよ、俺らにタッグで勝つにはよ、お前らおたがいで言い合ったり、ケンカしたことあるか?ヒートストーム、俺だけによ、ナマの感情をさらけ出すんじゃねーよ。海野翔太にもさらけ出してみろよ。ヒートストーム、お前はよ、俺にとってライバルとかよ、そんなカッコつけたもんじゃねぇんだよ。これからよ、一生やり合っていく“宿敵”だ。次、『NEW JAPAN CUP』お前と当たるのか?誰でもいいけどよ、タッグリーグで当たった成田蓮、カラムもおもしれぇな。ザックはもちろんよ、1.5で覚醒させてやった大岩か?『NEW JAPAN CUP』エントリーされるのであればよ、俺がテメェらのことハイにしてやる。
その前にだ、ニュージャージーでよ、アイツらのタマ取って来てやるからよ、楽しみにしとけ。退団したヤツらがおるよな?もしかしたら今後も退団するかもしれねぇよ、誰かが。でもよ、そいつらがプロレスハイを新日本プロレスに持ってくる可能性を考えたら、ワクワクすんだろ。まぁよ、俺は常に、強えヤツとカネと、プロレスハイを求めるだけだ。それでニュージャージー、カネの匂いがする。オイ、石森(※と言って呼び込む)。オイ、俺らに勝てるヤツおるか? このビジュアル見てみろ。勝てるヤツはおらんだろ」

石森太二「リコシェ! お前、面白えな。誰を指名したのか、わかってんだろな? 俺たちがよ、アメリカに出向いてやるからにはよ、手ぶらでは帰れねぇんだよ。オメェの持つベルトを獲って、そのままこっちに帰らしてもらうよ」

Ice「アイツらAEWだろ? カネだけはあるよな、カネだけは。くれよ、俺に。そしたらよ、働いてやるよ、テメエらのためにな。ハイを与えにだ。F●ck Off」

一方、屈辱の連敗を喫した挑戦者組のダメージは計り知れない。フロアに崩れ落ちた海野翔太は、現状を打破できない自身への怒りを露わにした。

海野翔太「(※フロアに仰向けになり、両手で顔を覆ったまま)3連敗……悔しすぎる……。はあ……試合中のブーイングがどうだとか、そんなことじゃない。3連敗。いつもといっしょ。口だけ……行動と結果が伴ってない。口だけ。何も変わりもしない。そんな自分に、腹が立つ。心底悔しい。ああ!……(※上半身を起こして)きれいごとかもしんねえけどよ、ブーイングも歓声もすべてを力に変えて、やってくしかねえんだよ。今は口だっかもしんねえけど……いや、今はただの口だけ男。でも、絶対変えてみせる……」

上村優也もまた、這いつくばりながら苦悩を吐露しつつ、前を向こうともがいていた。

上村優也「(※松本の肩を借りて引き揚げてきて、フロアに両ヒザを着いてフロアに顔を突っ伏し)クソッ!このタッグでうまくいかず、(※フロアに座り込んで)毎日、いろんなこと考えて、全部、今日に懸けてた。全部、この上村と海野のタッグ、この日に懸けて俺たち、チャンピオンになろうって懸けてきたけど、届かなかった。このタッグ組んで、俺は今までやってきたこと、正直ぶち壊してる。そんな気がした時もあった。それでも海野と組んで、K.O.Bとやり合って、俺んなかで、また一つ成長できたと思います。ほんとは今日、勝ってベルト巻きたかったけど、まだまだ俺たちは、俺はまだまだ上にいける。今日は悔しいけど、タッグ、海野さん、そして闘ってきた選手、K.O.B……ありがとうございました。かならず、もっともっと強くなる」

強大な王者の壁と、新たに勃発した国境を越える抗争。IWGPタッグ戦線は、予測不能の激動期へと突入した。

<写真提供:新日本プロレス>

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