【全日本】諏訪魔&鈴木秀樹、王座奪取ならずも確かな手応え。世界タッグ王者・綾部&タロースはV2達成で復帰直後の斉藤レイを迎撃へ「絶望を味わわせてやる」
全日本プロレスは2月23日、東京・大田区総合体育館にてビッグマッチ「エキサイトシリーズ2026」を開催。
セミファイナル(第7試合)に組まれた世界タッグ選手権試合では、第103代王者組の綾部蓮&タロース(タイタンズ・オブ・カラミティ)に、諏訪魔&鈴木秀樹が挑戦。
ベテランコンビの猛攻を退けた王者組が、2度目の防衛を果たした。
かつて一時代を築いたユニット「Evolution」の再始動を宣言し、並々ならぬ覚悟でベルト奪取に挑んだ諏訪魔と鈴木秀樹。
前哨戦では鈴木秀樹が綾部を絞め落とすなど、心理戦を含めて王者組を激しく揺さぶっていた。
ゴングが鳴ると、鈴木秀樹と綾部が緊張感のあるグラウンドと打撃戦を展開。続いて諏訪魔とタロースの規格外の力比べへと移行する。
挑戦者組は巧みなタッチワークと、ダブルのダブルアーム・スープレックスやドロップキックといった洗練された連携で巨漢の王者組を追い詰める場面も見せた。
しかし、タイタンズ・オブ・カラミティの分厚い壁は最後まで崩れなかった。
一瞬の隙を突いた綾部が正面跳びのドロップキックで鈴木秀樹の動きを止めると、最後は必殺のデスルーレットでマットに叩きつけ、激闘に終止符を打った。

試合直後、リング上で勝利の余韻に浸る綾部の前に、この日長期欠場から復帰を果たしたばかりの斉藤レイが姿を現し、マイクを握って次期挑戦を迫った。
綾部「V2達成だ。見ただろ、大田区。これが絶望だ。まあ、鈴木秀樹、諏訪魔、この絶望で心が折れてなかったら、またかかって来なさい。我々、タイタンズ・オブ・カラミティは、まだまだ食い足りないね。どんどんいろんな強敵、いろんなところで闘っていきたいね」
(ここで花道を通ってレイが登場)」
レイ「綾部蓮、そしてタロース、この俺、斉藤レイが復帰したということは分かるだろう? 俺とジュンでその世界タッグに挑戦させろ! その世界タッグは俺たち斉藤ブラザーズのもんだ」
綾部「斉藤レイ、復帰おめでとう。どうだ、約半年ぶりか? リングに戻ってきて、気持ちは幸せか?」
レイ「ちょっと痛かったな」
綾部「まあ、いずれにしろだ、タイタンズ・オブ・カラミティの前に来たということは、絶望を味わう準備はいいということだよな?でも、今日復帰して、いきなり挑戦して取れるほど、俺たちは甘くねえぞ。まあでも、遅かれ早かれ、斉藤ブラザーズ、オマエらとはやり合う日がくると思ってたよ。挑戦を受けようか。やるなら早い方がいいだろう。来月3月15日、後楽園ホールでやろうぜ」
レイ「綾部蓮、タロース、ぶっ倒してやるぜ、DOOM!」
綾部「絶望を味わわせてやる」
▼第7試合・セミファイナル
世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【第103代王者組】〇綾部蓮 タロース vs 諏訪魔 ×鈴木秀樹【挑戦者組】
バックステージに戻った王者組は、ベテランの挑戦者組に敬意を表しつつ、次なる防衛戦に向けて自信をみなぎらせた。
綾部「サンキュー、タロース。V2達成だ。見ただろ、大田区、これが絶望、そういうことだ。さあ、ネクストチャレンジャー、斉藤ブラザーズに決定だ。楽しい勝負ができそうだ。3月15日、後楽園。楽しみにしてるよ。絶望を味わわせてやる」
タロース「ヒデキさん、スワマさん、2人はタフ中のタフだった。タフで老獪な2人だった。あの2人の戦術は好きではないし、追い込まれもしたが、いつものようにタイタンズ・オブ・カラミティが世界最高のタッグチームであることを証明した。そして、次の後楽園では斉藤ブラザーズ。全日本プロレスの最高峰のタッグチームを倒すことで、俺たちが世界最高のタッグチームであることを決定的なものにしてみせる」

一方、惜しくもベルト奪取を逃した諏訪魔と鈴木秀樹であったが、控室での表情に悲壮感はなかった。
敗戦の中にも、タッグチームとしての確かな完成度と手応えを感じ取っていた。
諏訪魔「内容は俺らが勝ってんだよ。ただ、結果だけだよ。そこは悔しいところだけど、ただ内容では圧勝したんでね。また次いけんじゃねえか」
鈴木「少し慣れてきたでしょ?」
諏訪魔「慣れてきたね。覚悟をもって全日本に来てんだよ。そんじょそこらのカテぇのもらったって、飛ばねえよ」
鈴木「俺は飛びそうだ。死ぬかもしれない」
諏訪魔「いいんだよ、そのときは飛べばいいんだよ」
鈴木「死ぬまでやろう」
諏訪魔「そうだよ。エボリューションを再び始めたわけなんだからさ。俺も秀樹のがっちりいくのに触発されたし。互いが互いに触発し合うのはいいよ。いいんじゃねえか、これ。ムカつくけどよ」
鈴木「やってやりましょう。ずっと怒っててくれ」
盤石の強さを誇るタイタンズ・オブ・カラミティと、復権を狙う斉藤ブラザーズによる巨大決戦が3月15日に決定した。
そして、敗れてなお闘志を燃やすEvolution。全日本プロレスの世界タッグ戦線は、春に向けてさらなる白熱の度合いを見せている。
<写真提供:全日本プロレス>















