【新日本】辻陽太が世界的スター・アンドラデを粉砕しGLOBAL王座防衛! 狂騒の米マットで絶叫「新日本プロレスこそが、世界一だ!」

新日本プロレスが誇る春の米国決戦『THE NEW BEGINNING USA』が現地時間2月27日、ニュージャージー州トレントンのCURE Insurance Arenaにて開催され、熱狂的な大観衆の前で全6大王座戦が繰り広げられた。

大トリとなるメインイベントでは、IWGP GLOBALヘビー級選手権試合が行われ、王者の辻陽太が世界的実力者アンドラデ・エル・イドロからタップアウトを奪い、ベルトの防衛に成功した。

現在、IWGPヘビー級王座も保持する二冠王の辻は、2.11大阪大会でジェイク・リーを退けて至宝の防衛を果たしたばかり。

同大会でゲイブ・キッドを破って挑戦権を獲得したAEWのトップスター・アンドラデの宣戦布告を真っ向から受諾し、この日の決戦を迎えた。

かねてより「新日本プロレスはAEWの下部組織ではない」と強烈な対抗心を燃やしてきた若き王者にとって、団体の威信を懸けた絶対に負けられない大一番であった。

黒いマスクと純白のガウンで身を包んだ挑戦者に対し、王者は2本のベルトを携えて堂々たる入場を果たす。

試合は、両者の意地とプライドが交錯する一進一退の死闘となった。

アンドラデが洗練されたルチャ・リブレの技術と、ザ・メッセージやシャドードライバーといった強烈な大技で王者を追い詰めれば、辻もケブラドーラ・コンヒーロや雪崩式フランケンシュタイナーで徹底抗戦。

終盤には掟破りの必殺技の応酬や、危険な角度での投げ技が乱れ飛ぶ極限状態に突入する。

最後は渾身のジーンブラスターを炸裂させた辻が、そのままアンドラデの両足を極悪な角度で捕獲。

リング中央で急角度の逆エビ固めに絞り上げ、難攻不落のラティーノの男からついにギブアップを奪い取った。

死闘の直後、熱気冷めやらぬリング上でマイクを握った辻は、激闘を繰り広げた強敵へのリスペクト、そして己が背負う団体のトップとしての途方もない覚悟を、アメリカのファンに向けて高らかに叫んだ。

■辻「(※英語で)OK…この俺の侍アクセントの英語を聞いてくれ。アンドラデ──俺はいつも、新日本プロレスはAEWの下部組織ではないと言ってきた。でも、新日の大会に来てくれてありがとう。感謝する。そしてお前のことを誇りに思う。俺と対戦してくれて本当にありがとう。(※スペイン語で)どうもありがとう」

■アンドラデ「(※日本語で)アリガトウゴザイマシタ。(※英語で)どうもありがとう」

互いの健闘を称え合い、アンドラデが退場すると、辻は最高峰のIWGPヘビー級ベルトも肩にかけ、再び大観衆へと語りかけた。

■辻「(※英語で)OK…ちょっと自己紹介していいか?IWGPヘビー級王者、そしてIWGP GLOBALヘビー級王者の…辻陽太だ!俺は未来じゃない、今こそが俺の時代だ。全ての傷が、全ての敗北が、全ての勝利が俺をここまで連れてきた。今は俺の時間だ。 俺の時代だ。 俺のリングだ。ここが──新日本プロレスだ!素晴らしいプロレス団体がたくさんあることは、ちゃんと分かっている。WWEAEW、TNA、ROH、MLW……どれも偉大だ。だが俺は、いつも思う。いや、信じている。新日本プロレスこそが、世界一だと。今日は来てくれてありがとう、アメリカの新日本ファンのみんな。本当に……ありがとう。覚悟はいいか?(※日本語で)覚悟はいいか!!」

新日本プロレスの至宝を背負う者としての誇りに満ちたマイクアピールは、トレントンの会場を揺るがす大喝采を浴びた。

バックステージに戻った辻は、さらなる改革への強い意志を言葉にした。

辻「アンドラーデ!リング上でも言ったけど、新日本のショーに来てくれてありがとう。俺はAEWに負けたくない。でも試合が終わった今日ばかりはノーサイドだ。アンタに感謝の言葉を伝えたい。Thank you for coming.できることならさあ、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、アンタと一緒にやってみたかった気もある。でも俺は今、俺の道を進んでんだ。俺のUnboundを胸に掲げて、このリングを、新日本だけじゃない、日本のリングを変えていく。それが俺の、このチャンピオンとしての役目だ。覚悟はいいか?」

一方、アメリカの地で屈辱を味わったアンドラデは、敗北を認めつつも、すでに次なる標的をロックオンしていた。

アンドラデ「アンドラデが誰なのか、みんな知ってるだろう。これはスポーツだ。勝つ日もあれば、負ける日もある。そして今日、アンドラデ・エル・イドロ……ラティーノの男は……(※スペイン語で)負けた。(※英語に戻り)今夜は俺が負けた。だがな、ヨータ。俺は一回のチャンスを落としただけだ。俺の目を見て、よく聞け。またすぐに会おう。お前のホームの新日本プロレスに、俺はまたIWGPヘビー級王座を獲りに行く。ただ時間をくれ。この目の回復のためにな。新日本プロレスだろうが、AEWだろうが、世界中どこの団体だろうが関係ない。今夜はただの一夜だ。お前はただ運が良かっただけだ」

「未来」ではなく「今」を創り出している二冠王・辻陽太。

世界の強豪を正面から叩き潰し、自らの団体を世界一だと誇るその背中は、限りなく大きく、そして頼もしい。新たなる絶対王者の進撃は、まだ始まったばかりだ。

<写真提供:新日本プロレス>

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