【2AW】笹村あやめが挑む、デスマッチのカリスマ・葛西純とのハードコアマッチ!“真霜拳號討伐”に向けた結婚観とは!?「心が折れないことだけは、誰にも負けない」

■154cmの闘神が武器にする「絶対に折れない心」

――:今回、体格やパワー、そしてハードコアの経験値でも圧倒的に勝る葛西選手を相手に、自分の「ここだけは絶対に負けない」という武器は何でしょうか。

笹村:私は「心が折れない」ので、試合中にどんな酷いことをされても、どんなに痛めつけられても、心だけは絶対に折れません。そこが最大の武器です。

――:ハードコアマッチにおいて、心が折れないというのは最も重要な要素かもしれませんね。葛西選手も、対戦相手のその部分を一番見ているような気がします。

笹村:男子団体に所属している女子レスラーとして、「そこだけは絶対に負けちゃいけない」と思ってこの何年間もやってきました。だから、相手が誰であろうと、その気持ちだけは負けずに立ち向かいます。

――:「女子プロレスラー・笹村あやめ」が、この試合を通じて世間やプロレス界に見せつけたいものは何でしょうか?

笹村:私は身長が154cmしかないので、世間的に見てもかなり小柄です。その上、所属しているのは男子団体。言葉にすれば「ハンデ」だと思われるような環境にいます。でも、私はそれをハンデだなんてこれっぽっちも思っていません。「絶対に負けてたまるか」という気持ちだけで生きています。プロレスを知らない人が見たら、「あんな小さい女の子が、大きい男の人にやられてかわいそう」って思うかもしれません。でも、こっちからしてみれば「絶対にやってやる、絶対にデカい奴らを倒してやる」って本気で思っているんです。見方を変えてほしい。いくら100kg超えのデカい男にボコボコにされていても、私はちっともかわいそうじゃない。そこに勝つために日々厳しいトレーニングをして、試合をしているんです。そういう「闘う人間の感情」をもっと世間の人たちに届けたいですね。

――:プレイヤーの覚悟と、初見の観客の受け取り方にはギャップがあるかもしれませんが、笹村選手のその強い思いが伝われば、日常で理不尽な思いをしている人や、壁にぶつかっている人に勇気を与えられそうですね。

笹村:そこを期待したいです。

――:笹村選手のその高潔で強い心は、本当に素晴らしいと思います。男子団体の中で揉まれて育ったからこその、唯一無二の魅力ですね。

笹村:「真霜拳號を倒すためにはどうすればいいか」を毎日考えて生きていたら、こうなりました(笑)。

――:試合が終わった後、どのような姿でリングに立っていたい(あるいは倒れていたい)ですか?

笹村:そうですね……結構私、その先を考えていないというか、「今、その瞬間のリアル」を生きているタイプなんです。もちろん、「これをされたら絶対にこうやり返してやろう」っていう作戦はめちゃくちゃ考えますよ。でも、リング上での感情は本当に生のもので、作れないんです。去年、佐藤光留選手と組んで2AWのタッグタイトルに挑戦した時も、最後は真霜拳號に無道(関節技)を決められて負けてしまって。悔しすぎて、しかも目の前にパートナーがいるのに助けに来られない状況に絶望して……リング上で大号泣したんですよ。30歳の女が(笑)。自分でもあんなに泣くとは思っていなかったし、なんなら「絶対に勝てる」と思って挑んでいるので。だから、今回の葛西戦が終わった後、自分がどんな姿になっているのかは……本当に何が起こるか分からないですね。

――:そのリアルな感情を隠さずにさらけ出すのが、笹村流のプロレスですね。

 

■真霜拳號への愛憎? 他のタイトルマッチへの見解

――:今大会で組まれている他のタイトルマッチについても伺います。まずは2AWタッグ選手権試合。《王者組》真霜拳號&最上九 vs 《挑戦者組》潮﨑豪&芦野祥太郎(全日本プロレス)という豪華なカードです。

 

笹村:芦野さんが真霜&最上組に挑戦表明をした時、たまたまその日芦野さんが2AWに参戦していて。会場にいた全日本プロレスのファンの方や、2AWのファンの方々に向けて、「俺のパートナー、誰がいい? デカい奴と、刺青いっぱいの奴と、正統派、どれがいい?」って聞いたんです。そしたら、お客さんが即座に「潮﨑! 潮﨑!」ってコールをして。その光景を見て、私ちょっと泣いちゃって。芦野さんと潮﨑さんがちゃんと強力なタッグパートナーとして認知されていて、ファンが「この2人が真霜&最上に挑戦する光景が見たい」って心から思っている。その空気がすごく感動的だったんです。私たちが挑戦する時は、「あやめ頑張れー!」って周りに引っ張ってもらうことが多いんですけど、芦野さんが挑戦表明した時は、会場全体が「それが見たい!」っていう熱に包まれていて、グッときました。だから、挑戦者組のハボック(潮﨑&芦野)を応援したいなと(笑)。

――:えっ、所属団体の王者組(真霜&最上)ではなく、他団体の挑戦者組を応援するんですか?

笹村:真霜&最上組は防衛を重ねていて強いので、今回は全日本プロレスからの最強の刺客です。2AWとしてはこの2人からベルトを守らなきゃいけないとは分かっているんですけど……やっぱりハボックを応援します。真霜拳號が嫌いなので(笑)。

――:なるほど(笑)。芦野選手は全日本でハボックに加入してから、自己表現の幅が広がって一皮むけた印象がありますし、王者組がこの脅威をどう迎え撃つか注目ですね。続いて、2AW無差別級選手権試合。《王者》仁木琢郎 vs 《挑戦者》吉田綾斗のシングルマッチはいかがですか?

笹村:前回の吉田政権の時って、吉田さんはあんなにベラベラ喋るキャラクターじゃなかったんですよ。

――:昔は寡黙でクールな印象でしたね。

笹村:それが今の吉田綾斗は……私、ちょっと嫌だなって思っていて(笑)。

――:どういったところがですか?

笹村:とにかくやかましい!(笑) 本当にずっと喋ってて、頭の回転が速い関西人だなって。こっちが「黙ってください」って言ったら、それに被せて「やかましいわ!腹立つな!」等と延々と言っているんです。ずっと喋っています。

――:吉田選手の覚醒というか、キャラクターの変化にはファンも驚きました。

笹村:新しすぎますよね、あの変化は。そして何より腹立たしいのが、あんなにベラベラ喋ってやかましいのに、プロレスがめちゃくちゃ強いんですよ! 強いから最後はしっかり勝っちゃう。それが悔しい。だから、今回は仁木(琢郎)に絶対に防衛してほしいです。油断せずに挑んで、あのやかましい口を塞いでほしいですね。

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