【大日本・FREEDOMS】菊田一美&杉浦透、BJWタッグ王者が語る流血の美学「誇り高き競技としてのデスマッチなんだということを知ってもらいたい」

――さて、3月31日の新木場大会では、伊東竜二&デイル・パトリックス組との防衛戦が控えています。大日本の象徴である伊東選手が相手ですが、菊田選手はどう迎え撃ちますか?

菊田:未だにお客さんの中では「大日本のエース=伊東竜二」というイメージがこびりついていると思います。もちろん、それに相応しい試合をして団体を引っ張ってきた人ですから。でも、これからは僕がエースとして、団体の顔にならなきゃいけない。伊東さんが過去に築き上げてきたものと、僕がこれから作っていく未来。これは「過去との勝負」なんです。過去を否定するわけではありませんが、過去と戦って勝たなければ、大日本プロレスの未来はないと思っています。
――重い十字架を自ら背負う、素晴らしい覚悟ですね。杉浦選手から見て、伊東選手はどのような存在ですか?
杉浦:僕にとっては「知らない世界の神様的な存在」ですね。FREEDOMSの葛西純と大日本の伊東竜二は、デスマッチ界における「猪木・馬場」のような双璧の神様です。ただ、伊東竜二に一つだけ言いたいことがあるんです。この人、たまに「一歩引いて見守る」保護者感を出す時があるんですよ。僕が大日本に乗り込んで菊田とバチバチやっている時も、伊東竜二は一歩引いて見守っていた。あれを出されると、「俺が見たかったギラギラの伊東竜二と違うな」って思います。
――なるほど、熱量が欲しいと。
杉浦:だからこのタイトルマッチでは、僕らが伊東竜二のスイッチを入れて、バチバチで目が血走った「あの頃の伊東竜二」を引き出してお客さんにも見てもらいたい。その本気の伊東竜二を叩き潰して超えるからこそ、このベルトの価値がさらに上がると思っています。

――もう一人の挑戦者、デイル・パトリックス選手についてはいかがですか?
菊田:デイルは道場で寝泊まりしているので、よく話すんです。以前はマッドマン・ポンドの後ろに隠れているような印象でしたが、横浜武道館でクレイジーラバーズと戦った時に、完全に化けました。ポンドの呪縛から解き放たれて弾けたというか。体も大きくてタフなので、彼が制御不能になって暴れ回ったら、かなり危険な相手になると思います。
杉浦:僕はデイル・パトリックスのことをほとんど知らないんですよ。この間の横浜大会で通常ルールで当たって、「デカい外国人だな」と思ったくらいで。正直、彼のことを研究するつもりもありません。僕の目は伊東竜二しか見ていないので。デイルがどれほどの選手なのか、僕のハートに刻み込めるのかどうかは、リングの上で出たとこ勝負で感じてやろうと思っています。
(後編に続く:デスマッチファイターの流血の覚悟と、エクスタシー。そして二人が描くデスマッチの未来とは――)

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)
「fang of death」
東京・新木場1stRING大会
日時:2026年3月31日(火)18:00 開場18:30 開始
会場:東京・新木場1stRING
【全対戦カード】
▼メインイベント BJW認定タッグ選手権試合
鉄檻+蛍光灯デスマッチ
30分1本勝負
【第66代王者組】
杉浦透&菊田一美
vs
【挑戦者組】
伊東竜二&デイル・パトリックス
※2度目の防衛戦
▼セミファイナル 流血無双コンビvs余所者
タッグデスマッチ(形式未定)
30分1本勝負
【流血無双コンビ】
アブドーラ・小林&若松大樹
vs
【余所者】
神谷英慶&藤田ミノル
▼第4試合 タッグデスマッチ(形式未定)
30分1本勝負
高橋匡哉&櫻井匠
v
伊東優作&影山道雄
▼第3試合 ”ストロングBJ”シングルマッチ
20分1本勝負
橋本大地
vs
吉田和正
▼第2試合 大日本プロレスvs令和ガロガ軍
タッグマッチ20分1本勝負
【令和ガロガ軍】
高井憲吾&マリ卍
vs
星野勘九郎&中之上靖文
▼”ストロングJ”オープニングタッグマッチ
15分1本勝負
森廣祐基&小仲=ペールワン
vs
チチャリート・翔暉&関茂隆真













