【全日本】宮原健斗が羆嵐との熱戦制し三冠V6! 敗れた羆嵐も真っ向勝負で八王子のファン魅了「オマエは男の中の男だ」

全日本プロレスの「ドリームパワーシリーズ2026」3月20日(金・祝)八王子大会のメインイベントにて、三冠ヘビー級選手権試合が行われ、第76代王者の宮原健斗が挑戦者の羆嵐を激闘の末に下し、6度目の防衛に成功した。

昨年9月に王座返り咲きを果たして以降、盤石の防衛ロードを歩む宮原。対するは、2月の大田区大会で憧れの関本大介を破りGAORA TV王座を初戴冠し、勢いに乗る羆嵐。

事前の前哨戦で宮原は、羆嵐のルーツである「WRESTLE-1(W-1)」の名前をあえて出し、「元W-1のレスラーをセコンドにつけろ」と精神的な揺さぶりをかけていた。

この日のメインイベント前、羆嵐がリングに向かうと、その背中を押すように立花誠吾、吉岡世起、芦野祥太郎ら元W-1の面々が次々とセコンドに集結。

さらには「W-1のいい思い出なんて何一つない」とセコンド就任を拒絶していた同期の本田竜輝までもが姿を見せ、羆嵐を後押しした。試合を裁くのも元W-1の神林大介レフェリーという、特別な空気の中でゴングが鳴った。

試合は序盤からヒートアップ。羆嵐がタックルで突っ込めば、宮原もフロント・ハイキックで応戦。場外戦でも激しい攻防が展開された。

宮原は神林レフェリーの注意を無視して鉄柱を使った右腕へのピンポイント攻撃などラフなファイトを見せ、元W-1のセコンド陣を挑発しながらペースを握ろうとする。

しかし羆嵐もパワーで反撃。串刺しラリアットからセカンドロープからのセントーン、さらにエプロンでのパイルドライバーを突き刺し、王者を場外へ転落させる。本田が煽る羆嵐コールの中、宮原はカウント9で辛くもリングに生還した。

15分が経過し、両者はリング中央で意地のエルボー合戦を展開。宮原の雪崩式ブレーンバスターを耐えた羆嵐がラリアットを乱発すれば、宮原も逆さ押さえ込みからのブラックアウト一閃。羆嵐も重爆クロスボディから必殺のダイビング・セントーンを放つが、宮原は間一髪でこれを回避。

勝負所と見た王者は、仁王立ちする挑戦者にブラックアウトを何発も叩き込むと、最後は完璧に腕をロックしての伝家の宝刀、シャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させ、全身全霊で羆嵐をねじ伏せ3カウントを奪取した。

激闘の直後、宮原はマイクを握ると、敗れた羆嵐に向かって「オマエは男だ。男の中の男だ。今日のこの会場は、9割がオマエが好きらしい」と称賛し、異例とも言える敗者へのマイクアピールを促した。

羆嵐は「負けてマイクを握るのはよくないことだと思いますが……」と前置きしつつ、「必ず宮原健斗、てめえに借りは返す。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!」とリベンジを誓い、本田と立花の肩を借りて退場した。

その後、宮原は「あいつは真っ直ぐな男だ。俺がマイクでしゃべったらどうだと言ったら、締めまでやりやがった」と笑いを誘いつつ、「いよいよ今日から春が始まる。

4月9日、後楽園ホールから始まるチャンピオン・カーニバル、満場一致で宮原健斗が優勝です!」と、春の祭典へ向けて力強く宣言し、八王子大会をハッピーエンドで締めくくった。

■バックステージコメント

宮原「ヨッシャー!防衛したぞ。防衛したぞ。なぁ羆嵐。どんな気分だ?目の前に最高の男を目にした時、このベルトを巻いた宮原健斗を目の前にした時、どう感じただろうな。あいつと今日リング上で生き様を見せ合って分かったことは、真っ直ぐな男ということだ。あいつの試合のスタイル、そして試合後のマイク、ヤツから醸し出す雰囲気。あいつはプロレス界で1番真っ直ぐな男だ。それが今日分かったよ。見ている人にも羆嵐の内の、心の中の真っ直ぐさをリング上で表現したと伝わったんじゃないか。そしてV6だ。そして俺がなぜ元WRESTLE-1という発言をしたのかわかるか?人間誰しも育ってきた場所があるだろ。その場所で何があろうと、周りから何と言われようと、あいつはWRESTLE-1で生きてきたんだろ?周りの声なんて関係ねぇだろ。だから俺は元WRESTLE-1という言葉を発した。このプロレスのリングは男の生き様の見せ場所だろ。今現在、どんな人生を歩んでいるかで過去なんて変えられるんだよ。それを俺は今日の試合で、羆嵐を通して見ている人に伝えたんだ。昔の過去も、今の生き方によって形は変わるんだよ。俺だって過去はある。そう、俺の過去を知ってるか?健介オフィス…、う…、これは放送禁止だった。すいません。俺は過去を公に言えない。なんて人生だ。オイ!そんなことはどうだっていいんだよ。いよいよ春の祭典が4月12日、東京・後楽園ホールから始まる。いよいよだ。プロレス界の春の祭典だ。さぁ俺は16名のうち、AとBどっちだ?Aだ。なぁメンバーを知れば知るほど、この場所でこの相手と戦う、この場所でまさかのこの相手だ。いろいろあるな。プロレスファンは今すぐスケジュールと宮原健斗の対戦相手を探って、探して、リサーチして、その会場に観に来るんだ。始まるぞ、いよいよ」

羆嵐「終わっちゃった。でも、またイチから積み上げていけばいいから。それに俺はGAORAのチャンピオンだからね。GAORAをしっかり防衛しつつも、また三冠狙っていきます。ちょっと今日はヘコみます」

――元WRESTLE-1ファンの応援もたくさんあった。

羆嵐「本当に申し訳ないですね。背負う背負うって言ってた。勝たなきゃいけない試合でした。そこに負けてしまうというのは僕の勝負弱さが出ちゃったんで。経験不足ですね。でも必ずいつかやり返すんで。また全日本プロレスの会場に観に来てください」

――チャンピオン・カーニバルで再び宮原と対戦する。

羆嵐「あぁそうか。同じブロックか。リベンジですか?当たり前じゃないですか。どこで当たるか分かんないけど、やられたまんまじゃ終われないでしょう。何度目のシングルマッチですかね?宮原健斗とは。4ですか?勝つしかないでしょう。1番最初やった時は勝ってるんだ。4年前のチャンピオン・カーニバル開幕戦だ。勝ってるから、必ずこの借りは返す。そうだね、チャンピオン・カーニバルも始まりますから。切り替えて頑張りますけど。とりあえず今日は落ち込みます。ありがとうございました。ハー!」

<写真提供:全日本プロレス>

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