【新日本】王者・辻陽太が堂々の臨戦態勢「変わりゆく新日本プロレスを背負っていかなきゃいけない」 カラムは史上最年少戴冠を予告「新世代を俺が率いていく」

新日本プロレスは4月3日、東京・全電通労働会館にて、翌4日に両国国技館で開催される『SAKURA GENESIS 2026』に向けた公開調印式を実施した。

メインイベントのIWGPヘビー級選手権試合で激突する王者の辻陽太と、挑戦者で『NEW JAPAN CUP 2026』優勝者のカラム・ニューマンが出席し、大一番を前に火花を散らした。

 

■ 叩き上げの23歳カラムが辻を「恵まれている」と猛批判

今年の『NEW JAPAN CUP』を史上最年少で制し、勢いに乗る23歳のカラム。

これまで「お前はまだ早い」と周囲から否定され続けてきたヤングライオン入団時や『G1』初出場、そしてUNITED EMPIREのリーダー就任時を振り返り、「すべて俺が手にして、俺の力でここまで成し遂げてきた」と自身のハングリー精神を強調した。

矛先は、王者の辻へと向かう。

辻が過去のインタビューでカラムについて「ウィル・オスプレイに見出されて新日本に上がった」と発言したことに噛みつき、「俺は俺の力でここまでやってきたんだ。お前みたいに新日本プロレスの道場で手厚い力を受けてやってきたお前とは違う。そして真ん中に座っているタナハシ、お前とも違う」と、新日本のシステムで育った辻や棚橋弘至社長を痛烈に批判した。

さらにイングランド時代、疲労困憊でも朝6時に起きて学校へ行き、生活費を稼ぐためにアルバイトに明け暮れた苦労を吐露。

「お前らはそんな思いをしたことがないだろ。IWGPのベルトと一緒に過ごせる僅かな時をせいぜい楽しんでおけ。明日、俺が勝利することでIWGPの史上最年少王者となる。我が王国にひざまずき、道を開けろ」と、新記録樹立でのベルト奪取を高らかに宣言した。

 

■ 「新日本を背負わなきゃいけない」王者・辻が示すトップの覚悟

血気盛んな若き挑戦者の挑発に対し、王者の辻は終始落ち着いた様子で貫禄を見せつけた。

「若いっていいですね。若さは宝」と切り出した辻は、自身が新日本プロレスに入団したのが23歳、デビューが24歳だったことに触れ、「いまカラムは23歳。余計に彼の才能が恐ろしいですね」と手放しで評価した。

カラムから「手厚い保護を受けている」と批判された自身のキャリアについても、「大学に通わせてもらってアメフトをして、社会人を経験して道場に入り、ヤングライオンを3年4か月。海外遠征もさせてもらって、たしかにもの凄く恵まれた人生だったと思う」と素直に認めた。

しかし、その恵まれた環境の中でも「自分なりに越えてきたハードルはいくつもある」と胸を張る。

「この変わりゆく新日本プロレスを背負っていかなきゃいけない。それがIWGPヘビー級チャンピオンの役目。向かってくる向かい風に立ち向かっていかなきゃいけない。誰よりも覚悟ができてるのは、この俺だと思ってます」と、団体の頂点に立つ者としての重い覚悟を口にした。

 

■ 質疑応答でも火花! 新世代の主導権を懸けた闘いへ

質疑応答でカラムの実力について問われた辻は「IWGPヘビー級に挑戦するにふさわしい実力」と太鼓判。

9歳下の後輩からの突き上げに対しても「さすが新日本プロレスだなと思っております」と余裕の笑みを浮かべ、カラムの厳しい発言にイラっとしたかと聞かれても「いまのところなかった。彼もまだ若いのでね」と大人の対応を見せた。

一方のカラムは、辻について「新世代の中でも唯一有言実行できている選手」と一定の評価を与えつつも、「俺が単純にツジより強い選手だということは変わりない」と自信満々。

「俺が勝った暁には、新世代の“新しい世代”を俺が率いていく」と、世代闘争の覇権を握る構えを見せた。

エリート街道を歩んできた王者か、反骨心で這い上がってきた若き天才か。

未来の新日本プロレスの命運を懸けた頂上決戦は、いよいよ明日、両国のリングでゴングが鳴る。

『SAKURA GENESIS 2026』
日時:2026年4月4日(土) 14:30開場 / 16:00開始
会場:東京・両国国技館

<写真提供:新日本プロレス>

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