【全日本】真霜拳號が狡猾な罠で巨人狩り! CC初出場タロースの圧倒的パワーをインサイドワークで封殺し白星発進「あのデッカい体を折り畳んでやったぜ」

全日本プロレスが誇る過酷な春の祭典「チャンピオン・カーニバル2026」が4月12日、東京・後楽園ホールで開幕の時を迎えた。

猛者たちが集うAブロック公式戦の第4試合では、規格外の体躯を誇る巨人と、百戦錬磨の戦術眼を持つベテランによる、対照的なイデオロギーの衝突が起きた。

本大会初出場となるタロースは、現在「Titans of Calamity」として世界タッグ王座に君臨する大巨人である。

対するは、2AWタッグ王座を保持し、本大会には2年連続5度目の参戦となる真霜拳號。

奇しくもタッグ王者同士の初対決となったこの一戦は、純粋な物理的破壊力と、それをいかに無力化するかという極めて戦術的な攻防となった。

ゴングが鳴ると、タロースは持ち前の怪力を遺憾なく発揮する。

グラウンド戦へ持ち込もうとする相手を軽々と持ち上げ、高角度からマットへ叩きつける様は、まさに圧巻であった。

さらに、場外からの攻撃を力任せに迎撃し、破壊力抜群のスラムや巨体を浴びせる突進で盤石の攻めを展開していく。

しかし、真霜拳號の真骨頂はここからであった。まともに正面からぶつかることを避け、徹底した足への集中攻撃で巨人の機動力を削いでいく。

関節技を駆使してじわじわとダメージを蓄積させると、勝負所の7分過ぎ、タロースが必殺の投げ技を狙った一瞬の隙を突いた。

サミングという反則スレスレの手段で巨人の視界を奪い、すぐさま腕を固めてキャンバスへ丸め込む。

レフェリーがマットを3回叩き、7分31秒、真霜拳號が見事な逆転勝利を収めたのである。

圧倒的な体格差を前にしても決して怯まず、手段を選ばず己の土俵に引きずり込んで白星(勝ち点2)をもぎ取った真霜拳號。

開幕戦での黒星(勝ち点0)発進となったタロースとは対照的に、バックステージでは意気揚々と巨人狩りの成果を誇示した。

真霜「やったぞ、オイ。一番身長のあるヤツから1・2・3。文句なしだろ。あのデッカい体をよ、こうやって、こうやって、折り畳んでやったぜ。ダメージとか知らねぇよ。勝ちゃいいんだ。勝って勝って、このデカいヤツらが揃ったリーグ戦、俺が勝ち残ってやる。俺が優勝だ」

大型選手がひしめく今年のチャンピオン・カーニバルにおいて、真霜拳號のような冷徹なインサイドワークと勝負への執念を持つ存在は、極めて厄介な台風の目となる。

勝利への最短距離を駆け抜けるベテランの戦いぶりは、今後のリーグ戦の行方を大きくかき回すに違いない。

<写真提供:全日本プロレス>

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