【編集長インタビュー】「イサミ女子」が急増中!「デスマッチ侍」木高イサミが「BASARA代表」として語る

――梯子から飛び降りたり、蛍光灯に突っ込んだり、画びょうを頭からかぶったり…デスマッチでの思いっきり良いファイトに、ますます磨きがかかっています。怖くないですか?

イサミ 「怖い」とは思わないですが、実は「高所恐怖症」。最初に梯子から飛び降りたときは、さすがにちょっとビビリました。というか、梯子を上っていく時が、一番、ゾクゾクしたかも知れません。今では、試合中は何ともないですが、普段は梯子にのぼれないままです。高所恐怖症は治っていません。

――高所恐怖症をリング上で克服できる原動力は何ですか?

イサミ 団体を大きくしたいという欲であり夢ですかね。DDTやK-DOJO、大日本プロレスなどと比べたら、BASARAは「ど」インディー団体。どインディー団体なりのアピールにどん欲になりたい。試合数を増やしたいし、地方にも進出していきたい。とりあえず5都市、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡にBASARAを根付かせたい。そのためにも、団体対抗戦に積極的に乗り出していきます。今は団体間で盛んに交流戦は行われています。違う団体の選手がコンビを結成したりしている。それはそれで、面白いし、ボク自身も楽しんでいるし、ファンの方々も喜んでくれています。でも、団体の看板をかけた対抗戦も、やっていきたいんです。

――対抗戦はリスクも大きいのでは?

イサミ リスクは承知の上です。前向きに取り組んでいきたい。先日、対抗戦に臨んだらBASARAのみんなが一丸となりました。あの時の思いを全員が常に忘れないでいてくれたら、BASARAももっと強く大きくなれる。思えばユニオン時代は対抗戦が多かったんです。「ケンカ」をどんどん売っていきたい。

――BASARA代表として、団体への思いがヒシヒシと伝わってきます

イサミ 「ボクの運命はBASARAとともにある」と思っています。BASARAがダメになったら、ボクも引退します。デビュー15年だけど、運が良かった。周りに恵まれてきました。現在は団体運営などの数字も見させてもらっています。正直、キツイ時もあるけど、その分、喜びもあるし、他の人が経験できないことも体験させてもらっている。ボクが運に恵まれたのも欲すなわち夢を持ち続けたからです。みんな「色々とチャレンジしようぜ!!」。

蛍光灯や画鋲など凶器を自在に操り、梯子の上からブロックめがけて飛び降りる「デスマッチ侍」イサミのもう一つの顔「BASARA代表」木高イサミ。冷静な口調ながら、その言葉の一つひとつから「BASARA愛」がヒシヒシと伝わってくる。「イサミ女子」だけでなく男性ファンの熱い声援もうなずける。「漢」木高イサミが運命を託すBASARAの今後がますます楽しみになってきた。

(撮影:二瓶隆弘)

 

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