【プロレスリング・ノア】後楽園大会 エドワーズ陥落…拳王GHC奪取で新時代宣言 サプライズ凱旋の清宮迎撃へ 後楽園ホール大会試合後コメント

◆KABUKI THE FINAL ザ・グレート・カブキ メモリアルマッチ 30分1本勝負
ザ・グレート・カブキ&齋藤彰俊&越中詩郎 vs 潮崎豪&小川良成&井上雅央

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※写真のみ

◆第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
大原はじめ&熊野準 vs タダスケ&諸橋晴也

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【試合後の大原】

――珍しく欠場していたが?

▼大原 珍しかったですね(笑) 自分でもビックリしました。お腹へのダメージで腎臓に傷ができて出血していたということで、CTとかも撮ったんですけど、あんまり大きな外傷ではないということで、今日から出てもいいんじゃないかと医師から許可をもらいました。今日やってみて、痛みも全然ないですし、血も止まっているので、もうムイビエンだと思っています。交通事故とかで起こる症状と同じパターンで、しょうがないです、この仕事していれば。

――背面砕者達で締めくくった形だが?

▼大原 今年後半戦は苦しい戦いになりましたけど、前半ベルトを獲ったりして調子に乗った部分もあったので、良い戒めになったと思います。これを来年につなげていきたいと思っています。

◆第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
中嶋勝彦&マサ北宮 vs コーディ・ホール&シェルドン・ジーン

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【北宮の話】 やり足りねえんだよ! バカヤロー! リーグ戦の結果どう思ってんだよバカヤロー! 直接対決で(潮崎に)負けたにせよ、同点首位だったんだよ! どこ見てカード組んでんだバカヤロー! 俺たちがトップ戦線に食い込まねえと意味がねえんだバカヤロー! あいつらの時代じゃねえんだバカヤロー! 食い足りねえよ!

◆第4試合 GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権 60分1本勝負

【第31代選手権者】HAYATA&YO-HEY vs 【挑戦者】グルクンマスク&首里ジョー

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【試合後のHAYATA&YO-HEY】

――試合を振り返って?

▼YO-HEY 防衛しました、ハイ。3度目の防衛にワタクシYO-HEYちゃんとHAYATAちゃんで成功することができました。本当に皆様のおかげですありがとうございました。個人的なこと言ったら、この12月22日、ワタクシやっとデビュー9年になりました。9年目、自分のなかでも記念すべき日、ノアとしても年内最後のビッグマッチ。パンパンの後楽園ホールのなかで記念すべきと記念すべきが重なり合って、最後の最後はワタクシはしゃべらないんでHAYAちゃんが締めちゃったほうがいいんじゃないですか?

※HAYATAは何かを察して帰ろうとするが、YO-HEYが引き止める

▼YO-HEY ねえ! ほら、世界のみんなが待っとんのや!

▼HAYATA (仕方なさそうに)…同じや!

▼YO-HEY ですよねええええ(涙)

【試合後のグルクン&ジョー】

▼グルクン 3つ入ったと思ったんですけどね。3つ自分が取ったと思ったんですけど、そこでちょっと油断が出たのかな。悔しいね。もう16年もプロレスやってますけど、その中で1、2を争うぐらい悔しいね。やっぱり中央に俺らはまだ届いていないのかと。悔しかったですね。でも、お客さんも反応を見てると、あながち僕らを単なる敵だとは思ってないみたいで。方舟の一員とまではいかなくても、その方舟を引っ張る舟…僕らが引っ張っていく舟の1つだと思ってもらえたんじゃないかなと思います。

――人差し指を立てて再戦をアピールしていたが、まだまだだと?

▼グルクン そうですね。今日はジョーが取られて。だってこいつはまだキャリア4年ですよ? 4年しかやってなくて、こんだけのことができる。まだまだ琉球にはもっとできるヤツも沢山いるんで。まだまだ俺ら2人で終わりじゃないです。今日はこれが点で終わらないことを祈ってます。これで終わりじゃないよねっていうプロレスリング・ノアの懐の深さと技量の大きさ、見せてもらいましょう。

――ジョー選手はどうだった?

▼ジョー 右に同じです…と言いたいところですが、1つだけ。今日は負けたけど、次また絶対に来るからな! 覚悟しとけ!

▼グルクン まあ、いつかわからないですけど、必ずまた僕らはこの緑のリングに上がります。そして、沖縄にノアを連れて来ます。えい航します。約束します。

◆第5試合 GHCタッグ選手権 60分1本勝負
【第41代選手権者】モハメド ヨネ&クワイエット・ストーム vs 【挑戦者】丸藤正道&マイバッハ谷口

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【試合後のヨネ&ストーム】

▼ヨネ やっぱりね、強い…本当に強いチャレンジャーだったけど、ああいうことがあって。やっぱり根底にあるのはタッグ愛じゃないかなと。相手を思いやる、タッグのパートナーを思う気持ちが強いほうが絶対に勝つというのがタッグの選手権だから。あんなことが起きたら、もう絶対俺らに勝利の女神は微笑みますよ。ね?

▼ストーム 外で谷口と丸藤がなんかあったかもわからないけど、結局最後はファンキーバスターボムで1、2、3! 俺たちはブラザー! 日本、アメリカ、ウィ・アー・タッグチームチャンピオン!

▼ヨネ ウィ・アー・チャンピオン!

▼ストーム ブラザー! ウィ・キャン・ストップ!

▼ヨネ ドント・ストップ!

▼2人 ゴーイン・ゴーイン・ゴーイン!

【長井の話】 お前ら見たろ! マイバッハ谷口…スマートな男だよ。これからな、俺と谷口が組んで、ノアのリングでのし上がっていってやるよ。ビッシビシいってやるからな!

◆第6試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
杉浦貴 vs ムース

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【試合後の杉浦】

――ムース選手との試合を振り返ると?

▼杉浦 いいガイジンと巡り会えたね。何回でも戦いたいよ。倒し甲斐があるタフな選手だよ。パワーも凄いし、身体能力も凄いし、あの体でドロップキックはこの辺(顔を指差す)だからね。顔面入れられて。いやあ、凄いよ。

――そんな選手を倒したからこそ自分の復調も感じている?

▼杉浦 それは見ての通りだよ。

――次のステップは?

▼杉浦 まあ、負けたらステップもないんで。ここで勝ったんで、もっと上のステージでやらしてもらうよ。

――今後、具体的なアクションを起こす?

▼杉浦 とりあえずタッグも前の試合であんな感じになって、ちょっとよくわからないし、ヘビーはまだこれからだし。それを見てから。来年だね。

◆第7試合 GHCジュニア・ヘビー級選手権 60分1本勝負
【第36代王者】原田大輔 vs 【挑戦者】田中稔

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【試合後の原田】
――ノアジュニアを背負った一戦、ギリギリでの勝利だった

▼原田 凄いな、ホンマ…。ギリギリやった、ホンマに。

――ギブアップしそうになった?

▼原田 (※興奮気味に)ギブアップは絶対せえへんねん! あいつからギブアップも3カウントも取られたら絶対アカンねん! この1年間、ノアジュニアでずっとやってきて、ここで負けたら全部終わりや。だからギブアップも3カウントをも許されへんかった。

――戦前は激しくやり合ったが、試合後に思う素直な思いは?

▼原田 素直な思いは言いたくない! 言うわけないやろ。アイツがこのベルトをまた狙ってくるんやったら、俺はいつでもやったるぞ? お前には絶対、ノアジュニアは渡さへん。

――稔はまだまだ参戦してきて欲しい相手?

▼原田 知らん! アイツが狙いに来るんやったら、いつでも来い。それだけや。でも他にこのベルト狙ってるノアジュニアもおるやろ? なぁ? いつまで静かやねん。お前ら(ノアジュニア勢)にも言うぞ! なぁ? ほかのノアジュニア。ノアジュニア…ナメんなよ! 以上。

【稔の話】 悔しいけど…悔しいけど、メチャクチャいいレスラーだったし、メチャメチャ悔しいけど、完敗は認めざるを得ない試合内容、結果なので。原田から一発で獲れると思ったんですけどね。認めざるを得ない。完敗です。本当に完敗。ただ、誰か次に挑戦表明とか来ました? 来てないですよね? これは原田大輔が一番嫌がるあれじゃないですか? 誰もいかないんであれば、俺が挑戦表明するし、誰もいってないんであれば、俺が一番有力な挑戦者候補だと思うんで。最後、握手をしましたけど、彼が凄いレスラーで、俺が負けたと認めたのもありますけど、あれは次の挑戦に向けての予約ですよ。その握手を握り返したってことは、予約承りましたってことですから。もう1回やります。

◆第8試合 GHCヘビー級選手権 60分1本勝負
【第29代選手権者】エディ・エドワーズ vs 【挑戦者】拳王

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【拳王の話】 プロレスリング・ノアは三沢光晴が作った。三沢光晴に関わったことのない俺が初めてこのベルトを巻いただろ!? どういうことだかわかるか? これから新しいノアの始まりってことだ。見ただろ? 客のクソ野郎ども、俺に必ずついてくるってことだろ!? 今、約束したヤツ、てめえら必ずついてこい。そしたらな、俺も行きたいよ。てめえらクソ野郎どもも行きたいだろ!? 俺が武道館まで連れていってやるから。

【試合後の清宮】

――いつ日本へ?

▼清宮 つい最近帰ってきました。ベルトを獲るために。

――厳しい海外遠征を乗り越えてきたことが自信になった?

▼清宮 自信があるので、必ず半年前の借りを返したいと思います。

――海外ではどれくらいの試合をこなして、体もどれだけ大きくなった?

▼清宮 試合もたくさんしましたし、体も心も力もすべて強くなって帰ってきました。必ず、借りを返します。

――拳王は『やってやる』とのことだが一発でGHCを獲る?

▼清宮 必ず獲ります。

【内田会長のコメント】

▼内田 今日、これで今年最後の(後楽園での)試合を終えまして、GHCのチャンピオンが新たに拳王選手になったということで、1つ今年は『NOAH the REBORN』という言葉を合い言葉にしておりましたけども、最終戦を持って、『REBORN』というのはもう成し遂げたかなと。その象徴が拳王であるかなという風に思える大会でした。実際、拳王選手がチャンピオンベルトを巻きました。拳王選手は三沢さんを知らない世代として戦ってきて、丸藤選手や杉浦選手ではなく、『自分が顔になる』と明言もしておりまして、それを実際彼は成し遂げたので。奇しくも私は三沢さんと同じ年齢でありますから、拳王選手に言わせたら、旧世代の代表みたいな存在でありますので、しばらくオモテ面からはちょっと引き下がりまして、新しい世代の戦い、そして三沢さんというものを背負っていく選手と、新しい世界を作ろうとする選手のイデオロギー闘争を来年は見ていきたいなと思っおりいます。今年もありがとうございました。

――内田会長が役職から降りるというわけではない?

▼内田 ではなくて、オモテ面から下がろうかなと。正直、1年ちょい前からノアというものを背負って走ってはきましたけども。紆余曲折ありながらですね。その中で、『NOAH the REBORN』というのを掲げて、若い選手たちが台頭してきたってことで、1つの目的は達したのかなと。ここからは『REBORN』ではなく、これからの新しいノアを生きていくっていう一心で。まさに今、GHCのチャンピオンは拳王選手ですし、ジュニアは原田選手ですし、彼らに引っ張っていってもらえる道筋を作れればなと。一歩下がってサポートできればなっていうところです。拳王選手がチャンピオンになって、まだ私がいたら邪魔くさいじゃないですか。以上です。

 

※プロレスリング・ノアHPより

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