【里村明衣子インタビュー】著書『「かっこいい」の鍛え方』、2018年の仙女、各所属選手、そしてプライベートについて大いに語る!

【今年1年の仙女を振り返って】

ーー今年1年の仙女についていかがでしたでしょうか?

里村:今年は地方大会を増やして、初めて北海道・広島・山口に進出して、とてもよかったなと思いました。
反響もありましたので、来年はまた別の新しい所にも進出したいですね。

ーー新しい所での大会は、集客もそうですけどかなり不安じゃないですか?

里村:そうですね、でも結構仙女はそれを繰り返してきたので。
初めが仙台ですし、なので地方でやる意味っていうのをとても分かっているんですね。
東京でやることも大事ですけど、東京は今興行が密集しているのもあるので、あえて地方を増やしていきたいというのもあります。

ーー仙台では自治体の協力もいただいているかと思いますが、他の地方でも協力を得られやすかったりするのでしょうか?

里村:それはありますね。仙台から地方発信団体として12年継続してきて、だいぶ仙女のプロレスが認知されるようになりました。仙台ですと、他のプロスポーツがとても盛んです。野球の【東北楽天ゴールデンイーグルス】サッカーの【ベガルタ仙台】バスケットボールの【89ers】これらの球団と交流させていただく機会も増え、野球やサッカーファンが女子プロレスも見てファンになったり選手の名前を覚えてくださって広がっています。

ーー各選手の1年の成長はいかがでしたか?

里村:もう想像以上でしたね。橋本が昨年チャンピオンになったんですけど、タイトルを取った選手って、途中で心が折れたりするんですけど、橋本は全くそんなことがなくて更に盛り上げてくれています。
それが橋本の努力であり、実力でもあるので、来年はどのように盛り上げてくれるのかという期待もあります。

ーーチャンピオンになったときは、びっくりしましたけど、仙女の未来も感じました。里村選手はベルトを取った時に心が折れたこともあったようですが、橋本選手はハートが強いんでしょうか?

里村:強いですね。でも私のときは女子プロレスが華やかな頃だったので、こうなりたいっていう憧れがあったんですけど。
チサコ以下の子達は女子プロレスのいい時期って経験してないんですよね。
自分達がどうにかしなきゃって思いが少なからずあるし、選手それぞれが新しい時代を絶対つくってやるんだという意思を感じますね。

ーー若い選手の加入もありましたね。

里村:愛海という13歳の女の子と、気仙沼出身の佐藤亜海という19歳の子がデビューしました。
この子達はまだ本当に基礎の基礎しかやってないんですけど、たぶん5年後には団体を背負ってくれる存在だなと感じています。

ーー光る逸材っていうのは、どのようにして見つけるんですか?

里村:これは私本当に運が良くて、お母さんがプロレスファンだったりして。ずっと反対された子もいたんですけど最終的にはお父さんが認めてくれて。
入門してデビューが決まった時に、お父さんに実際にお会いしてお話ししたんですけど、「もう里村さんの好きなようにしてください」と言ってくださって、本当に感動しました。あとは責任ですよね。中途半端には育てられないぞと。

でもご両親にお会いするときは緊張しますね、大事に育てた娘さんの人生がかかるわけですから。それを預かるわけですから手が震えるほど緊張します。

ーー今の子達はいかがですか?チサコさんの代は、相当大変だったと著書にありましたが。

里村:すごい真っ直ぐなんですよ!時代が変わったのかなとも思いました、仙女の1期生はひどかったので(笑)

ーーチサコ選手はなぜ入団試験を受けようと思ったのですか?何も出来なく、試験ではパラパラを踊っていたとありましたが・・・

里村:チサコはノアを観に行ってかっこいいと思っていて、たまたま広げたフリーペーパーに仙女の募集広告が出ていたので応募してくれたみたいです。
パラパラを踊ったときは、ふざけんなよって思いましたね(笑)固まるしかなかったです。
でも、本当に思いますけど、プロレスラーって、真面目な人のプロレスって全く面白くないんですよね。
何かどこか、「こいつ何者だよ?」って子じゃないと、思うところがないと面白しくないので。楽しいと言えば楽しいです(笑)

ーー人を集めるのは本当に難しいですよね。クラッシュギャルズとかの全女全盛期とかは殺到してましたけど。

里村:そうですね、その時代にしてみたいです。

ーー今、各団体で有望な若手が育ってきてますよね。女子プロのファンって今は男性が多いですけど、むかしは女性が多くて憧れの対象でしたね。
里村さんも最近はボディビルにもチャレンジされていて、女性の憧れる体になってきているかと思いますが、始めようと思ったきっかけはなんですか?

里村:きっかけは、はっきり言ってしまえば失恋なんですよ。自分に自信がなくなって、変わりたいって思ったんです。ただ単に痩せるだけではなくて、ムキムキになってやろうと思って。やり場のない悲しみが、トレーニングと食事制限で身体がどんどん変化していく喜びで晴れていきました。いつも憧れの体の人の写真とかを壁に貼ってました。またストイックって言われるかもしれませが、最後の3日間なんかは飲み物しか口にしなくて。お腹が空かなくなります。

ーーボディビルとプロレスラーとしての体づくりって違いますよね?

里村:そこが全然違って。やっぱり一緒にしてはいけないなと。私の場合は大きく見せるためにも、当たり負けをしないためにも、脂肪をつけてるんですけど、ボディビルのために絞ると12キロくらい絞るんですね。そうすると、リングに上がると小さく見えてしまうんですよね。
なのでそこは本当に別だなって思っています。

ーー他の選手も一緒にボディビルに挑戦されてましたね?

里村:最初は強制的にみんなにやらせたんですよ(笑)全員のトレーニング意識が高まるかと思って。橋本とかカサンドラとか強制的に。白姫はもっとやりたいってハマったんですよ。今年はハイジ・カトリーナもやってくれて。

ーーハイジ選手は初め別の団体に出てらっしゃたと思うんですけど、仙女に入団されたのは、環境が合ったんでしょうか?

里村:練習環境があるのと、少しずつ試合数も増えてきて。
ハイジは今仙台に住んでいて、仙台が大好きって言ってくれていて。

ーー外国人選手でそのまま仙台に住んで入団っていうのは、なかなかすごいですよね。

里村:そうなんですよねー。本当によく決断してくれたなと思います。
普通に当たり前のように来てくれて。今年の5月までハイジの存在を全然知らなかったんです。
たまたまプロフィール写真で紹介していただいて、キレイだからいいんじゃないかなぁくらいだったんですけど、1回試合出したら、パフォーマンスもうまいし、強いし、この選手すごいって思ったんです。
3カ月様子を見ようとなったんですけど、3カ月たったらこのままやりたいって言ってくれて、私も仙女にいてほしいと思って入団という流れになりました。

ーーすごいですよね、仙女の練習所に行ったら、ハイジ選手がいるという

里村:仙台ではもう有名です。サンドウィッチマンさんのTVにも出させていただいて。
彼女こそ本当にストイックですね。練習が終わった後とか、夜もジムで会うんですよ、ばったり。
閉店間際に必ずいて・・、すごい練習してますね。

ーーコミュニケーションは英語ですか?

里村:ハイジは日本語を覚えたいから、全部日本語で話してくださいって言いますね。
まだ片言ですけど、全部日本語で頑張ってます。でも分からないところは、お互いにGoogleの翻訳とかで翻訳しあってますね(笑)

ーー本当にいい選手ですよね。性格はどんな感じなんですか?

里村:めちゃくちゃいい選手ですね。めちゃくちゃ性格いいので楽しいでです。
でも、ハイジも自分がスーパースターになりたいという思いしかないんですよ。
すごい貪欲ですし、そういう存在になると思います。仙台にいる時期にプラスになることは、何でもやってあげたいと思います。

ーーハイジ選手をはじめとして、里村さんに憧れ、惹かれてみなさん集まっている部分も多いのではないでしょうか。

里村:そうですかねぇ。でも、さっき男性ファンがまだ多いって話をしたじゃないですか。昨日はスターダムに出させていただいたんですけど、やっぱりお客様の9.5割は男性なんですよね。
仙台でやってきて、初めて見る方は口にしてくださるのは、「なんでこれを女性が見ないの?」って言ってくださるんですね。
少しずつ女性が増えてきているんですけど。女性が見たら、絶対ハマるよと。知らない方が大半なんですよね、仙女は12年やってきましたけど、まだまだ知らない人が多い。
もっともっとアピールをして認知させて、ぜひ観に来ていただきたいですね。

ーーやはり試合を観れば楽しいし、ハマると思うんですよね。いいレスラーも育ってきているので、公共の電波だったり露出を増やしていきたいですね。

里村:そうですね、来年の課題です。

 

【2018年の仙女について】

ーー来年の仙女について、また自分自身の選手活動についてお伺いさせてください。

里村:私が目標を掲げている2020年まで後2年しかないかないので、それなりの規模にしていきたいいう思いがあるので、引き続き新人も入れてまずは仙女内の選手のスキルアップをしていきたいです。
また、それぞれの選手が名前をどんどん売っていっていけたらと思っています。

ーご自身の選手活動においては、どういう風にしていきたいですか?

里村:全く衰えないんですよね。自分自身、なんでこんなに衰えないんだろって思うんですよね。
今年、橋本にタイトルで負けたんですけど、負けた後もまた挑戦してやろうと思いが強いですし。

ーー来年初めにはタイトル挑戦をかけて、浜田文子選手との試合も控えていますね。

里村:そうです。まだ自分の中で一番いい試合をしてやろうという気持ちが強いです。
それがまだある限りは現役を引こうとも思いませんし、自分が今(団体経営とかも)頑張っていられるというのは、プロレスラーでいられるということが大きいと思うので。
プロレスラーはもういいかなと思ったときに引けばいいかなと思っています。
そこは自分に対して正直でいたいです。

ーー最近は他団体の選手からも指名されることが多いですよね。そこはどう思っていますか?

里村:若くて才能ある選手と闘えるというのは、自分にとって一番やりがいを感じるんですね。後輩に負けたら当然恥ですし、負けるリスクを考えると、試合しないでキャリアの威厳を保っていた方が賢いかもしれませんが、ファンは【現在】の時代を見たいわけです。私も過去より【現在】に常に挑戦したいのでそこで若い選手との試合を評価されたりすると、もう本当に嬉しいです。自分の体が動くうちは、出来るだけどんどんやっていきたいと思います。

ーー今『女子プロレス界の横綱』と言われていますが、その称号に対する重さは感じたりしますか?

里村:それは常に責任を持って動いています。
私が勝手につけた名前ではなくて、自然と皆さんがそういってくださり定着していったので、そういう目で見られてるのだなって思いますし、責任を持った行動をしなくてはいけないなと思っていますね。

ーー横綱という名前がぴったりですよね。

里村:ありがとうございます。

ーー入場のときもかっこいいですよね。いつからあのスタイルなのですか?

里村:これはチャンピオンになったときですね。そのときに、すごい悩んで。
まず当時着ていたセパレートのコスチュームがださいとを感じていたので、自分で考えて変えました。
入場するときも、最初のインパクトって大事だと思うので日本らしい感じで。

ーー試合モードに切り替わる瞬間っていつなんですか?

里村:切り替わる瞬間・・・、試合モードになるときって一瞬で変わりますね。
あと、自分はあまり自分のことを客観視できないんですけど、表情とか試合中の重みとかいうのは、やっぱり練習の積み重ねと試合の経験でしか出せないですね。
経験していない人は絶対無理ですし、練習を中途半端にやっている子はそれなりにしか出ないですし。
先輩見ても後輩見ても、感じますね。
この子すごいなって子は、やっぱりすごい努力をしています。

 

【プライベートについて】

ーー話を変えて、里村さんのプライベートについてお伺いさせてください。休日とかは何をされているんですか?

里村:プライベートは、普段そんなに自分から休みを取らない方なんですけど、年に3回海外旅行に行ければ、もう後は何もいらないという・・・(笑)

ーー海外旅行がお好きなんですね。

里村:大好きです。この間はラスベガスとシャスタというところに行ってきました。

ーーラスベガスといったらカジノですね。むかしパチンコにえらくはまった時期もあったみたいですが、カジノに行かれたりするんですか?

里村:カジノですか?カジノは年に1回解禁しますよ(笑)日本ではもうパチンコは足を洗って、15年程行っていないですけど(笑)ハマりすぎて、お金がなくなって、毎日別の汗が出てました(笑)本当に面白いんですよ、こんな面白いものがあったのかと。

ーー競馬や競輪とか、他には?

里村:他は全然やらないです。パチンコにたまたま連れて行ってもらったときに10万円くらい勝っちゃったんですよね。
それがいけなかった、そこからハマってしまいましたねー。カジノには以前ほどハマリはしないですね、大人になりました。
でも私ショーが好きなので、ラスベガスではショーにも行っています。

ーー行ったことないのですが、すごいって言いますね。

里村:本当にめちゃくちゃエンターテイメントの街なので、どこに行ってもショーをやってるんですよ。
その中でも男性ストリップにはまっちゃって(笑)

ーーそんなのがあるんですか?脱ぐんですか??

里村:全部脱ぐんです!めちゃくちゃかっこいいんですよ、ムキムキで。
去年からハマってきて。3箇所くらいでやってるんですよね。

(上半身だけ裸の映像を見せていただきました)

ーーすごいですね、みなさんムキムキですね!

里村:そうなんですよ、これが近くでやるので、もうウハウハです(笑)

ーーやはりこれに来られるのは女性が大半ですか?

里村:女性がほぼですね。また来年も行こうと思ってます。

ーーちなみにこれって書いていいやつですか?カットしておきます??

里村:全然書いてもらっていいです!『チッペンデール』というショーで、シルク・ドゥ・ソレイユとかも一通り観たんですけど、一番ハマったのがこれですね。
魅力がありますねー、女性だったら皆さんに観てほしいです!

ーーじゃあ、男性でも筋肉質の方が好きなんですか?

里村:筋肉質の人好きですねー。ボディビルダーはそこまで好きになったことはないですけど。

ーー芸能人とかスポーツ選手とか、好きなタイプの方っていらっしゃいますか?

里村:うーん、特にいなくて。今見せた『チッペンデール』のショーで一人好きな方がいらっしゃるんですけど。
インスタとかちょっとチェックしてます(笑)

ーーじゃあ外国の方でもOKということですね?

里村:そうですね、チャンスがあれば!

ーー男性とのお付き合いもチャレンジですね。

里村:チャレンジが・・そこだけがもう自信がなくて。こういう仕事をしていて、イメージがあるので自分が代えようと思っても代えられないですね。
絶対言われるのが、ストイックということだし、話せば大丈夫だと思うんですけど、自分ってこういう人間なんだよって自分からはなかなか言えないですね。

ーーお付き合いされたら、どうなるんですか?

里村:いきなり尽くし始めますね。めちゃくちゃ尽くします。
料理、洗濯、いきなり全部やり始めます。でも別れたら、何もやらなくなりますね。

ーーご自宅はどんな感じですか?

里村:部屋はキレイにしてますけどね、机の一角に書類は積み上げてますけど・・・。
書類の整理が出来ないので。
書類の整理とパソコンは出来ないですね、パソコンは他の人にやってもらおう思っているので、パソコンのスイッチを押すだけでも嫌です。

ーーそうなんですね、でも里村さんすごい人気あるから熱烈なファンレターが送られてくるんじゃないですか?

里村:そういうのはすごい頂くんですけど、恋愛感情のあるものはないですね。
そんなのは何年も前に終わってしまいましたね。

ーーじゃあ、そういうファンレターもたまには欲しいということで。

里村:こちらはいつでもオープンで待ってます(笑)

 

【最後に】

ーー最後にひとことお願いします。

里村:私は女性の持っている強さとか、女性がもっと輝けるのに、女性だからと自分のやりたい事とかを抑えている方ってたくさんいらっしゃると思うんですよね。
そういう方にもっと輝けるんだよと後押しをしたいと思います。

ーーそういった思いの方達にも今回里村さんが出版された本を読んでほしいですよね。今日は団体のことからプライベートまでお伺いさせていただき、ありがとうございました!

里村:こちらこそありがとうございました。

(インタビュー:山口義徳)

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