【プロレスリング・ノア】<9月1日に両国大会でデビュー20周年興行を開催する丸藤正道選手会見>「GTL&全日本CC制覇で価値上げて迎えたい」

「GTL&全日本CC制覇で価値上げて迎えたい」

デビュー20周年興行に向けて丸藤正道選手会見の模様

丸藤選手会見の模様_001

9月1日に両国大会でデビュー20周年興行を開催する丸藤正道選手が会見を行い、大会のイメージを語り、『GLOBAL TAG LEAGUE 2018』、全日本プロレスの『2018チャンピオンカーニバル』制覇を誓った。また、大会ポスターもお披露目された。

【会見の模様】

▼丸藤 20周年ということで、大きな怪我もしながら、我ながらよく体がもったな…とも思っているんですが、この20年という節目に、本当にたくさんの方のご協力をいただいて、両国国技館で記念大会が開けることを本当にうれしく思うとともに、感謝したいと思います。協力してくれる方たち、そして何より期待してくれているファンの方々のためにも、期待以上のモノを見せたいと思いますし、それだけの空間を創り出したいと思います。開催まで半年。久々に半年前に大きな大会を発表できた…ということも大きなことだと思いますが、おそらく半年なんてすぐに過ぎてしまうと思うので、一日一日、一時間一時間を大切にして、その日まで動いていきたいなと思います。

――現状言える範囲で動いていることは?

▼丸藤 20年という時間のなかで、本当にいろんなことがありましたし、いろんな出会いや別れもありました。ただ、この日ばかりは僕が関わってきた人、お世話になった人たち、お世話になった団体さん…というところから是非とも参戦していただきたいな、と思います。

――『無理なのでは…』と思われるところにも声をかけている?

▼丸藤 そうですね。声をかけない意味も分からないし、やらないよりはやったほうがいいと思うし、動かないよりは動いた方がいい。それが形になるかもしれないし、ならないかもしれない。でも、自分の20年には欠かせない人…というのにはしっかり声をかけたいと思いますし。おそらく…まぁ今、僕が勝手に考えただけなんですけど、タイトルマッチはやらないんじゃないかな…と思うんですよね。これからの半年間でどんなタイトルマッチが繰り広げられるのか、誰がチャンピオンなのかも分からないし。そんななかで9月の両国にタイトルマッチというものを組み込むと、シリーズの邪魔になってしまうんじゃないか…という危惧もある。あくまで記念大会ということで、タイトルマッチが無くても層の厚い興行にできれば、それでいいんじゃないかな…とも思うんで。

――では全試合、丸藤選手が中心となってカードを編成していく?

▼丸藤 基本的には僕に考えさせてもらいたいですね。どれだけの人を呼べるか分からないですけど、たくさんいたらシングルマッチはあんまり組めないかもしれないし。それでもリング上だけじゃなくて、空間そのものがみんなが楽しめるものになればいいと思うし。ただ、俺自身はシングルでいきたい。あとはシングルはそんなに組まなくてもいいんじゃないですかね。

――その時点でのノアの流れとは別物の興行として据えたい?

▼丸藤 まったく別でいくつもりで、僕のなかではいます。

――丸藤正道20年の歩みが第1試合からメインイベントまで詰まっているような興行に?

▼丸藤 そうですね。たとえば7月、8月にタイトルマッチがあるとしたら、9月のタイトルマッチのカードは発表できないワケだし。そういった点でも“オトナな意見”で。なるべくカードとかも早めに発表できたらいいと思うし。タイトルマッチをやるのかもしれないけど、現時点ではやらない方向でいたいですね、俺は。試合する選手にも楽しんで欲しいんで。

――試合以外で考えていることは?

▼丸藤 20周年のグッズとかも作っていただきたいですし、せっかくなんでアフターパーティ的なモノもちょっと門を広げて、いろんな人が来られるような形でやりたいな、とは思います。

――タッグリーグ戦も始まるが、20周年イヤーを彩るためにも、9月までに多くの勲章を獲りたい気持ちも強い?

▼丸藤 この半年間にタッグリーグもあるし、外の団体さんのリーグ戦(全日本チャンピオンカーニバル)もありますし。少しでも丸藤正道というモノの価値を上げて、9月1日を迎えたい、というのはあります。

――直近ではノアのタッグリーグ戦、チャンカーと続いて今春はハードスケジュールになりそうだが?

▼丸藤 全然大丈夫です!

――改めて両国国技館という会場に至った経緯は?

▼丸藤 いくつか会場の選択肢があったなかで、ホントに今回の両国開催にあたって、いろんな人が動いてくださって。そういう方たちへの感謝の気持ちも込めて、しっかり成功させたいと思います。

▼内田会長 補足ですが、丸藤選手が8月デビューということで、何とかその近辺で開催したいと動いていたなかで、皆さんもご存じだとは思うんですが、両国国技館が7月、8月と改修工事に入って、9月は大相撲の本場所と。そんな事情から、なかなか会場を決めあぐねてるなかで、本当にいろいろな方の協力がありまして、奇跡的にこの日が取れたと。それこそノアの創業者である三沢さんの力も働いていたりして。20年、丸藤選手がやってこられたなかで、『丸藤正道のために一肌脱いであげよう』という方々から力を貸していただけました。そういった意味で、単に試合を観ていただくだけでは、いろいろな方々に貢献できないので、両国の大広間をそのままお借りしてアフターパーティーをしようと思っております。そして今回は、本当にたくさんの方々が協力してくださる大会なので、プロレスリング・ノアではなく、“丸藤正道20周年興行実行委員会”が主催する形で、いろいろな人たちのお力をお借りしながら、盛大に開催できればと思っております。

――自身の両国での試合で最も印象に残っている試合は?

▼丸藤 う~ん…両国の大きな試合となると、他団体さんが多いんで。僕が若いころの星川さんとの試合(ZERO-ONE旗揚げ戦)もそうだし、ベストバウトを獲った(全日本時代の)近藤選手との試合もそうだし、(新日本の)G1で何度も上がらせてもらったし。だから両国=ノアというイメージはあまり無いと思うんですが、だからこそそこでまた新しい印象をつけられたら、また良い効果が生まれるんじゃないかなとも思います。

――シングルをやりたい相手は?

▼丸藤 頭の中ではもちろんあるんですけど、それができるか、できないか…。できない可能性のほうが高いと思うんですけど、アプローチはどんどんかけていきたいな…と思ってはいます。

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