【ASUKA PROJECT】“苦節22年”苦労人の木藤裕次がトーナメント制し、TAJIRIゆかりのWNC王座戴冠!5.4横浜に鈴木秀樹、高橋匡哉、イケメンらが参戦!

【ASUKA PROJECT】“苦節22年”苦労人の木藤裕次がトーナメント制し、TAJIRIゆかりのWNC王座戴冠!5.4横浜に鈴木秀樹、高橋匡哉、イケメンらが参戦!

<試合結果>
ASUKA PROJECT
「旗揚げ4周年記念~WNC王座ベルト争奪1DAYトーナメント」
3月24日(土) 東京・新木場1stRING(12時) 観衆143人

1. WNCチャンピオンシップ王座争奪1DAYトーナメント Bブロック1回戦 10分1本勝負
○佐山駿介(3分46秒、片エビ固め)藤原ライオン●
※バズソーキック

2.同 Aブロック1回戦 10分1本勝負
○アズールドラゴン(6分54秒、エビ固め)松田慶三●
※スクールボーイ。急所蹴りから

3.同 Aブロック1回戦 10分1本勝負
○木藤裕次(3分57秒、エビ固め)篠瀬三十七●
※スクールボーイ

4.同 Bブロック1回戦 10分1本勝負
○児玉裕輔(8分56秒、片エビ固め)瀧澤晃頼●
※マッドスプラッシュ

5.アクトレスガールズ提供試合 20分1本勝負
○茉莉(9分40秒、オモプラッパ)有田ひめか●

6.WNCチャンピオンシップ王座争奪1DAYトーナメント Aブロック準決勝 30分1本勝負

○木藤裕次(7分2秒、エビ固め)アズールドラゴン●
※スクールボーイ

7.同 Bブロック準決勝 30分1本勝負
○佐山駿介(11分5秒、反則勝ち)児玉裕輔●
※セコンドの乱入

8.30分1本勝負
○ヒート(11分26秒、ヒートクラッチ)趙雲子龍●

9.WNCチャンピオンシップ王座争奪1DAYトーナメント 決勝戦~王座決定戦 60分1本勝負
○木藤裕次(16分47秒、足4の字固め)佐山駿介●
※木藤は第7代王者

この3月で、デビュー22年目を迎えた苦労人の木藤裕次が、TAJIRIメモリアルといえるWNCチャンピオンシップ王座を奪取した。3月24日、ASUKA PROJECTが、東京・新木場1stRINGで、「旗揚げ4周年記念~WNC王座ベルト争奪1DAYトーナメント」を開催。

同王座は、TAJIRIがエースに君臨したWNC管理の下、12年9月に創設された由緒あるベルト。同団体は、14年6月に活動を停止したが、それに伴い、王座は海外に流出。昨年11月、フィンランドで、ベルナルド・ヴァンダムから王座を奪還した、スターバックが「TAJIRIチルドレンが切磋琢磨するために、このベルトを使ってほしい」と、ASUKAにベルトを譲渡した。

王座決定トーナメントには、篠瀬三十七、木藤、松田慶三、アズールドラゴン、児玉裕輔、瀧澤晃頼、藤原ライオン、佐山駿介の8選手が出場。同団体所属の若手である瀧澤、佐山以外の6選手が、WNC出身者、または参戦していた選手で、同王座を争奪するにふさわしいメンバーが集結した。

97年3月に、TAJIRI同様、IWAジャパンでデビューした木藤は、07年、フリーに転向。11年から、TAJIRIが中心となって旗揚げされたSMASHに参戦。その後に設立されたWNCにも定期参戦しており、TAJIRIとは切っても切れない関係で、同王座へのこだわりは誰よりも強かったようだ。

1回戦で、篠瀬をスクールボーイに丸め込んで勝利した木藤は、準決勝でのアズールドラゴン戦でも劣勢に回りながら、再びスクールボーイで3カウントを奪い、あれよあれよという間にAブロックを制覇。


Bブロックでは、デビュー11カ月に満たない佐山が、1回戦で、藤原ライオンをバズソーキックで破る大金星を挙げ、デビュー初勝利。準決勝では、児玉と対戦したが、セコンドの立花誠吾が再三介入し、レフェリーがたまらず佐山の反則勝ちを宣し、よもやの決勝進出を果たした。

キャリアで約20年差の木藤と佐山の決勝戦となったが、木藤がベテランの意地を見せ、前半戦はグラウンドレスリング、右足への攻めで終始優勢に進めた。

10分過ぎ、佐山は得意のキックで攻め立てるも、勝負を決めるには至らず。


最後は木藤が渾身の足4の字固めで絞め上げ、佐山はたまらずギブアップ。

キャリアの差を見せつけた木藤が、見事に復活したWNCベルトを手にした。

マイクを持った木藤は「佐山、オマエは恐ろしい。あと2、3年やったら、どこでも通用する。でも、佐山、瀧澤、仲川(翔大)!私はまだまだ壁になる。まだ若手には負けない」とアピール。

バックステージに戻った木藤は「この年になると、1試合でもハードなのに、3試合はきつい。決勝では、最後の4の字を逃したらまずいと思って絞め上げました。意地で勝った。防衛戦の相手は誰でもいい。リスペクトしてるTAJIRIさん、AKIRAさんが巻いたベルトを獲れてうれしい。あの2人はまだバリバリやってるし、近づけるようにがんばります」とコメント。

若手時代に米国遠征で、BZWヘビー級王座を獲得したことこそあるが、国内では22年目にして、ベルト初戴冠となった“遅咲き”の木藤。初防衛戦は、5月4日の横浜・ラジアントホール大会か、7月26日の東京・新宿FACE大会で行われる見込みだ。

惜しくも、決勝で散った佐山は、「最後の最後で力尽きました。バルトに懸ける思いが強かったので悔しい。決勝に残っても、負けたら、何の意味もない。今回は1DAYトーナメントでしたけど、いつかまたタイトルマッチをやりたい」と前を向いた。

代表の篠瀬は「個人的には、油断してたわけじゃないけど、大一番に懸ける技で、木藤さんにかなわなかったということでしょう。佐山は1回も勝ったことがなかったけど、初勝利を挙げた。いずれ化ける感がありますね。WRESTLE-1勢(児玉、立花)は、向こうの出方次第ですけど、若い選手がやられましたから、彼らもこのまま黙ってないでしょう。WNCという団体のムードも、すごく出せた。いつもと違うASUKAの雰囲気を感じ取ってもらえたならよかった」と総括した。

5・4横浜に鈴木秀樹、高橋匡哉、イケメンらが参戦!

メインイベント終了後、篠瀬代表が、5月4日、横浜・ラジアントホール大会の決定カードとして、佐山VS鈴木秀樹、「瀧澤晃頼試練の5番勝負最終戦」瀧澤VS高橋匡哉(大日本プロレス)を発表。
その他、所属外選手で、黒潮“イケメン”二郎(WRESTLE-1)、児玉(同)、田中稔、松田慶三の参戦が決定した。
右ヒザ前十字じん帯断裂で欠場中の仲川は、4月24日に予定される担当医の診察で、OKサインが出れば、同大会で復帰する予定だ。

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