【坂井永年のザッツ・絵んたぁテインメント!】〈24〉“ニューヨークの帝王”ボブ・バックランド選手

イラストレーターの坂井永年(さかいながとし)先生によるイラストとコメントでプロレスラーを紹介!

藤波辰爾選手が主宰するドラディションが先週の金曜日4月20日に東京・後楽園ホールで開催した「DRADITION 2018 BACK TO THE NEW YORK TOUR」 今回の目玉は“ニューヨークの帝王”元WWWFヘビー級王者のボブ・バックランド(Bob Backlund)選手の17年ぶりの来日です。

この日は元WWWFジュニアヘビー級王者の藤波選手、元WWFインターナショナル・ヘビー級王者の長州力選手とトリオを組んで登場し、全盛期の得意技であるアトミックドロップからのチキンウイングフェースロックで試合を決め、会場を大いに沸かせてくれました。

私の子供の頃にはWWWFはNWA、AWAと並ぶ世界3大王座と呼ばれていたタイトルでした。

ハーリー・レイスさんやドリー・ファンクJrさんなど往年のNWAチャンピオンの絵を描いている私としては、バックランド選手の来日を聴いた早い時期から「描きたいなぁ~!」と思っていたんです。

そんな時に関係スタッフの方から「ご案内しますから!」とご連絡がありまして… そんな計らいに甘えさせて戴き描きました!

絵はWWFに復帰した時の蝶ネクタイにサスペンダーの姿も面白いかと思いましたが、やはりここはレイスさんの絵と対比出来る3大王者と言われている頃の姿にしました。

さて当日。無事に面会することが出来ました!

控え室から出てきたバックランド選手はオーバーアクション気味のリング上とは違って静かで落ち着いた雰囲気でした。

有難いことに私のことを良く知るプロレス評論家の流智美さんが通訳や説明をしてくださったものでとても助かりました。

プレゼントした絵を感心してくださったような表情でジーッとご覧になり、サインとともに「H.O.F 2013」と、2013年にWWEの殿堂入りしたことを書いてくださいました。

感激です!!

そして最後に絵の感想を「GOOD!」と一言。

控え室に戻る際には私に向かって親指を突き出して「いいね!」のポーズを嘗て“超新星”と言われた頃のようなボブ・スマイルでやってくれました。

試合後の会見では2015年に藤波さんがWWEの殿堂入りした際に会った時に「今度一緒にやろう!」と言ってくれた約束を三年後にちゃんと実現してくれたことに対する感謝の言葉を述べられていました。

そして「ワン モア!」と、もぅ一度日本で試合がしたいと仰った姿が印象的でした。

印象的といえば写真を撮る時に私の方に回してくださった手のひらの大きいこと大きいこと。

御歳67歳とは思えないほどの若々しさのバックランド選手。

またの来日を期待しています(^-^)♪

 

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