【原点回帰プロレス】第3弾~世界マスクマン・トーナメント開幕戦~レジェンド王者vsマスカラスファミリー 1回戦でいきなり優勝候補同士が激突!

世界マスクマン・トーナメント開幕

レジェンド王者vsマスカラスファミリー

1回戦でいきなり優勝候補同士が激突!

原点回帰プロレス7・3後楽園を見逃すな!

“過激な仕掛け人”新間寿がプロデュースする「原点回帰プロレス」第3回大会が、7月3日(火)東京・後楽園ホールでおこなわれる。

この大会ではリアルジャパンの新たなる試みである「世界マスクマン・トーナメント」が開幕。

ストロングスタイルを基調とする世界の名だたるマスクマン、あるいはその血筋を受け継ぐ者や、すべてが謎に包まれた覆面レスラーが登場、マスクマンナンバーワンの座を争うこととなる。

 

前回の3・29後楽園は、リングサイド・カメラマンがマスクを着用して撮影するという斬新な雰囲気のなかでおこなわれ、その模様が一般紙に掲載、地上波テレビのニュース番組でも取り上げられた。

これもまた“過激な仕掛け人”プロデュース。

今回の「世界マスクマン・トーナメント」ではいったいなにが起こるのか。

あらゆる意味で見逃せない大会となりそうだ。

 

新間寿プロデュース 初代タイガーマスク佐山サトル認定『原点回帰』プロレス 第3弾~世界マスクマン・トーナメント開幕戦~

■開催日時:7月3日(火)開場/17時30分 試合開始/18時30分

■会場:東京・後楽園ホール

 

対戦カード

<第7試合 メインイベント 『世界マスクマン・トーナメント』1回戦

シングルマッチ30分1本勝負>

スーパー・タイガー(第13代レジェンド王者/リアルジャパンプロレス)vsドス・カラスJr.(メキシコ)

 

<第6試合 セミファイナル タッグマッチ

30分1本勝負>

河野真幸(WRESTLE-1)&納谷幸男(リアルジャパンプロレスvs崔領二(プロレスリングLAND’S END)&KAZMA SAKAMOTO(フリー)

 

<第5試合『世界マスクマン・トーナメント』1回戦シングルマッチ30分1本勝負>

ブラック・タイガー Jr. (UWA)vsスーパーデストロイヤー:アイン(国籍不明)

 

<第4試合 6人タッグマッチ 45分3本勝負〉

佐藤光留(パンクラスMISSION)&岩崎孝樹(DNA)&ブラソ・デ・オロ・ジュニア(メキシコ)vsバイキン・キッド(メキシコ)&レイ・アンヘル(メキシコ)&マスカラ・ディアブロ(メキシコ)

 

<第3試合『世界マスクマン・トーナメント』1回戦シングルマッチ30分1本勝負>イホ・デ・ブラック・タイガー(UWA)vsトスカーノ(メキシコ)

 

<第2試合 『世界マスクマン・トーナメント』1回戦シングルマッチ30分1本勝負>ドン・クロコダイル(オーストラリア)vsスーパーデストロイヤー:カイン(国籍不明)

 

<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>間下隼人(リアルジャパンプロレス)vs松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)

※出場選手は諸事情により変更となる場合があります。

大会は間下隼人と松本崇寿の一騎打ちで幕を開ける。間下はリアルジャパンの生え抜きで、松本は佐山サトルの道場でも練習を積む格闘家、初代タイガーマスクもその実力を認める若手のひとりである。リアルジャパンの原点回帰といえばやはり、ストロングスタイル。第1弾大会(17年12・7後楽園)で船木誠勝と対戦し、“原点回帰”の意味を提示したひとりが松本だった。この抜擢もまた、初代タイガーの期待の表われと言っていいのだろう。前回の3・29はともにマスク姿で闘ったが、今回は素顔。より進化した闘いが予想される。

第2試合から「世界マスクマン・トーナメント」がスタート。口火を切るのが、ドン・クロコダイルとスーパーデストロイヤー:カインの1回戦だ。初戦からいきなり優勝候補の登場と言っていいだろう。第2弾大会成功の立役者こそ、ここに登場するクロコダイルだったからだ。クロコダイルはリアルジャパンマット初登場でいきなりスーパー・タイガーのレジェンド王座に挑戦。オーストラリア人であること以外すべてが謎のマスクマンだったが、会場の雰囲気をがらりと変えただけでなく、スーパー・タイガー史上に残るであろうベストマッチを創りあげた。場内は「ドン!」「ドン!」「ドン!」のドンコールで大いに盛り上がった。敗れはしたものの、予想を遙かに上回る掘り出し物の登場で、新間寿プロデューサーも快心の笑みを見せたという。1回戦の相手は、こちらも第2弾大会に初登場したスーパーデストロイヤーズの片割れ、カイン。アインとのタッグで、船鬼誠勝&納谷幸男組と対戦したのだが試合はマスクを被り鬼と化した船鬼の暴走によりノーコンテストで終了。それだけに、アイン&カインの実力は未知数、謎が謎のまま残った状態である。今回のシングルで、隠れた実力が発揮されるのか。これがまたクロコダイル以上の掘り出し物だったとしたら…。

 

第3試合もトーナメント1回戦。イホ・デ・ブラック・タイガーvsトスカーノである。“ブラック・タイガーの息子”を名乗るイホは、こちらも“ジュニア”を名乗るブラック・タイガーJrとの参戦だ。リアルジャパンマットにも登場した本家ブラック・タイガーとの関係は不明だが、再興なったUWAからの刺客となれば、トーナメントの行方を左右する不気味な存在であることは間違いない。新間寿恒UWA事務局長が「UWAの選手に優勝してほしい」と話しているだけに、相当の実力者を送り込んでくるのではなかろうか。対するトスカーノは第2弾大会にも参戦したキャリア25年目のベテランルチャドール。来日経験もあり、日本での闘い方も熟知している。ルチャリブレの醍醐味を見せつけた上で虎視眈々とナンバーワンの座を狙ってくるだろう。

 

第4試合では“3本勝負”による6人タッグマッチが組まれた。佐藤光留&岩崎孝樹&ブラソ・デ・オロJr組vsバイキン・キッド&レイ・アンヘル&マスカラ・ディアブロ組は、ストロングスタイルとルチャリブレの融合である。メキシコでは1本勝負よりも、3本勝負の6人タッグマッチが主流。より現地に近いかたちでルチャの醍醐味を味わってもらおうというカードである。そこにストロングスタイルが加わるとどうなるか? なかでも注目は、ブラソ・デ・オロJrの初登場だろう。オロJrはルチャリブレの名門ブラソファミリーの一員だ。父であるロス・ブラソス長男のブラソ・デ・オロさんは昨年4月28日に死去、その遺志を継いだ息子が日本にやってくることになった。振り返ってみれば、ルチャのおもしろさを6人タッグで紹介してくれたのがユニバーサルプロレスでのブラソスだった。楽しいプロレス、プロレスの幅広さを見せてくれたのだ。これもまた、原点回帰のプロレスである。

第5試合は、トーナメント1回戦のブラック・タイガーJrvsスーパーデストロイヤー:アイン。もうひとりのブラック・タイガーが、もうひとりのスーパーデストロイヤーと激突する。スーパーデストロイヤー同様、ブラック・タイガーの2人もチームと考えられるだけに、正々堂々の一騎打ちとなるのかどうか。イホ、カインの介入は? 両軍の思惑が交錯する、予測不可能なカードである。

セミファイナルでは“大鵬三世”納谷幸男が登場、デビュー第4戦をおこなう。昨年9・14後楽園での雷神矢口戦でデビューした納谷にとって、今回が2度目のタッグマッチで、初めて他団体のヘビー級レスラーに囲まれるかたちとなる。パートナーがWRESTLE-1の河野真幸、対戦相手がLAND’S ENDの崔領二とWWEにも在籍したKAZMA SAKAMOTO。まずはこのなかで埋もれてしまわないことが大前提となるだろう。そのうえでパワーを活かした勝負ができるかどうか。キャリアでは圧倒的に劣る納谷だが、恵まれた体格を存分に活かす絶好の機会でもある。内容いかんによっては、このカードが納谷の出世試合となる可能性もありそうだ。

メインは、トーナメント1回戦の最終試合。スーパー・タイガーvsドス・カラスJrは優勝候補同士の闘いだけに、事実上の決勝戦とも言えるのではないか。

それだけ重要なカードが1回戦から組まれている。リアルジャパンのレジェンド王者スーパー・タイガーは昨年9・14後楽園で船木誠勝からベルトを奪取すると、昨年12・7後楽園の原点回帰第1弾で謎のマスクマンHGZに初防衛、前回大会ではドン・クロコダイルと好勝負を展開しV2を果たした。

そして今回は王者としてのトーナメント参戦だ。王者としても、また初代タイガーマスク欠場中のリアルジャパンを守り、団体のエースとしても優勝が義務づけられている。

だからこそ絶対に負けられない1回戦だが、相手が難敵であることは明白だ。なにしろ、ルチャの超名門ファミリー出身のドス・カラスJrである。

父は言わずとしれたドス・カラス。ミル・マスカラスとのマスカラスブラザーズで一世を風靡し、兄弟ともいまだ現役なのだ。ドス・カラスの2人の息子もプロレスラーで、長男が元WWEのアルベルト・デル・リオ(かつてドス・カラスJrのリングネームで来日、総合格闘技にも進出し日本でミルコ・クロコップと対戦)。

次男のエル・イホ・デ・ドス・カラスがドス・カラスJrとして前回大会に父子で飛来、ポテンシャルの高さを見せつけた。

そして今回のトーナメントで、シングルプレーヤーとしての実力が披露される。

メキシコで13年9月にデビューし、シングルでは14年7月にIWRGインターナショナルヘビー級王座を獲得、現在まで2度このベルトを巻いている。

血筋からしてもルチャとストロングスタイルの融合であり、超サラブレッドであることは間違いない。

スーパー・タイガーにはクロコダイル戦につづく大ピンチ。負けたら終わりの状況をどう切り抜けるのか。

一瞬も気が抜けないスリリングな闘いが繰り広げられることだろう。

 

以上が今大会の見どころだが、ラインナップを見て気になることがひとつ。

前回大会で初代タイガーを襲撃した船鬼誠勝(船木誠勝)の名前がないのである。タイガーを突き飛ばしておきながらの沈黙は不可解でしかない。

船木は船木で、船鬼とは別というメッセージなのか、それとも今大会でなんらかの行動を起こそうとしているのか。

そして、初代タイガーマスクの返答は?

9・20後楽園でのトーナメント準決勝&決勝戦をまえに、トーナメント1回戦はもちろん、すべてが見逃せない原点回帰。7・3後楽園まで待ったなし!

(新井 宏)

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