【九州プロレス】<試合結果>12.2(日)『博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント 筋肉せいもん払い’18』

『博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント 筋肉せいもん払い’18』
日程:2018年12月2日(日)
会場:福岡県福岡市・アクロス福岡
観衆:648人(超満員札止め)

①博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント一回戦
めんたい⭐︎キッド & ◯アレハンドロ
(11分12秒 横入り式片エビ固め)阿蘇山×&佐々木日田丸

めんたいがパートナーに選んだのは、WRESTLE-1のアレハンドロ。
二人のハーフマスクで入場。
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前年度覇者の阿蘇山&日田丸組は阿蘇山NEWテーマ曲で気合十分!
初登場のアレハンドロはハイスピードな動きで会場を沸かすも、
圧倒的な体格差を誇る阿蘇山には歯が立たず、ロンリーバトルが続く。
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5分過ぎ、セカンドロープに飛び乗り、日田丸に鋭いミサイルキックを放つと、
めんたいにスイッチ。キレのあるスリングブレイド、2人相手にバックエルボーを決める。
さらに串刺しニー、めんたいバスター、フットスタンプと畳み掛ける。
日田丸も日田丸レッグラリアート、得意の蹴りでめんたいを翻弄。
めんたいはバク宙キックで難を逃れる。
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再び、アレハンドロが阿蘇山へボディアタック。しかしキャッチされ豪快に投げられる。
さらに、サンドイッチ式の延髄斬りとラリアットの餌食に。
日田丸の強烈なハイキックは阿蘇山の側頭部に誤爆。
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10分。日田丸の打撃ラッシュがアレハンドロを襲う。
阿蘇山の強烈なパワーボム、万トーンをなんとか逃れると、
さらにコーナーからの万トーン!
読んでいたアレハンドロは、とっさに切り返し横入り式片エビ固めで
巨漢の阿蘇山から3カウント。大金星を奪う!
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めんたい&アレハンドロ組が準決勝進出。

②博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント一回戦
桜島なおき& ×ばってん×ぶらぶら(9分32秒 片手フォール)火野裕士◯& 野崎広大
※Fucking Bomb

オープニングでサプライズ登場した三原一晃と共にベルトを返上した桜島。
新パートナーに九州プロレス同期のばってんと組みエントリー。
火野&野崎の重爆モンスターズと激突!
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先発を買って出たばってんは無謀にも火野を指名。
果敢にタックルを連発するも、全く歯が立たず、逆に大ダメージを負う。
火野は桜島に強烈なチョップ、ボストンクラブで締め上げる。
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野崎の串刺しを逃れた桜島は、ドロップキック、膝へのドロップキック、
さらにシャイニングウィザードと畳み掛ける。
ばってんも、串刺しばってんボンバー2連発、火野への1発を挟み、
さらに前後から野崎にばってんボンバー。
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火野のチョップが野崎に誤爆すると、桜島とばってんはWのドロップキックで
火野を場外に落とし、野崎にWブレーンバスター、WスライディングDと
好連携を見せ、ここぞの時にしか見せない、ばってんムーンサルトプレスを披露。
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火野にスイッチすると、ばってんへチョップ、ラリアット、ブロックバスターと畳み掛け
ファッキンボムはなんとか逃れる。ばってんボンバーはチョップ一発で逆転。
ばってんはチョップ合戦で打たれ強さを見せるも、最後は豪快なファッキンボムに沈む。
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火野&野崎組が準決勝進出。

③博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント準決勝
めんたい⭐︎キッド & ×アレハンドロ(10分44秒 原爆固め)CIMA&エル・リンダマン◯

一回戦を突破しためんたい組が、上海から上陸したSTRONG HEARTSと激突!
闘龍門時代のかつての大先輩CIMAに立ち向かう刺激的な対戦が実現!
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先発はめんたいとCIMAのスピーディな攻防。
初登場のリンダマンも、キレのある動きを見せ会場をどよめかせる。
チームワークでは断然ストロングハーツのペース。
アレハンドロにWエルボー、Wドロップキックと華麗な連携を見せる。
CIMAはめんたいにインデアンデスロックのまま、アレハンドロにブレーンバスター。
そこへリンダマンが低空顔面ドロップキックと息もつかせぬ波状攻撃。
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さらに場外では、CIMAとリンダマンが二人掛かりでアレハンドロを抱え、
鉄柱に急所を打ち付けるラフファイトも。
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めんたい&アレハンドロも、ようやく起死回生。
場外の二人へ、同時にトペとトペコンの華麗な競演を見せ、目まぐるしい展開へ。
めんたいがCIMAへフライングボディアタック。CIMAはフットスタンプ。
めんたいのバックエルボーをキャッチしたリンダマンはバックドロップ。
アレハンドロも619、スワンダイブプレス、旋回式DDTと大暴れ。
10分過ぎ、CIMAがアレハンドロへシュバイン。
リンダマンのジャーマンはなんとかめんたいがカット。
さらにもう一度、見事なジャーマンが決まり、アレハンドロ万事休す。
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STRONG HEARTSが決勝戦進出。

④博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント準決勝
玄海&◯藤田ミノル(15分21秒 変形サムソンクラッチ)火野裕士& 野崎広大×

長崎大会を負傷欠場し満身創痍の玄海が藤田とのタッグで参戦!
対するは重爆モンスターズ。
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藤田と野崎の先発でゴング。
野崎は力づくのヘッドロックで藤田を締め上げると、フライングショルダータックル。
初対決の玄海と火野は睨み合い。ロックアップ、手四つと互角の力比べ。
野崎は執拗に玄海の右肩狙い。ギロチンと畳み掛ける。
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5分過ぎ。再び玄海と火野。チョップ合戦は火野に凱歌。
野崎も玄海とチョップ合戦。満身創痍の玄海はダウン。野崎は脇固めへ。
玄海、巨漢の野崎をバックドロップで投げると、ようやく藤田にタッチ。
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気合いの藤田は二人へエルボー。火野のチョップを誤爆させると、
火野と野崎まとめて河津落とし。野崎に延髄斬り、ネックブリーカードロップ、
アンクルロックと、玄海の分まで大暴れ!
野崎は豪快な払い腰で藤田の勢いを止めると火野にスイッチ。
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火野と玄海は再び豪快なラリアット、チョップ合戦。
玄海は火野に豪快な投げっぱなしジャーマン。側頭部に強烈な蹴りを見舞う。
そして玄界灘を狙うが持ち上がらず、逆にブレーンバスターに切り返される。
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野崎は玄海にエルボーのラッシュ。玄海はフランケンシュタイナー。
野崎は替わった藤田に、タックル、ギロチン、STNと波状攻撃。
しかし、エプロンからの玄海の超人拳に野崎がぐらつくと、
すかさず藤田が変形サムソンクラッチに捉え、野崎から3カウントを奪う。
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玄海&藤田組が決勝戦進出。

⑤特別試合 グラバー九州ラストマッチ
◯筑前りょう太(13分43秒 片エビ固め)ザ・グラバー×
※串刺しスピアーを切り返し

グラバーがラストマッチに指名したのは九州プロレス総帥・筑前。
グラバーはクリーンマッチと握手を要求。筑前も応えるが、グラバーは
裏切りチョークスラム。
さらにチョーク、ストンピング、フィストドロップとラフ殺法で畳み掛け
会場は大ブーイング。
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筑前はまわるばい!で流れを変えようとするも、グラバーの急所攻撃、
チョーク、ネックブリーカー、フィストドロップと、なかなか形勢逆転できず。
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5分すぎ、筑前のスピアーが決まり、ようやく逆襲に出ようとすると、
グラバー、膝を痛めたのか、全く立ち上がれず。
突然のアクシンデントに、レフェリー、セコンド、観客はおろか、
筑前までも心配する事態に。
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しかしそれは、グラバーの全員を騙す大芝居。
急に素早く立ち上がり、油断していた筑前にラリアットからの場外戦。
鉄柱に打ち付け、チョークで締め上げる。
10分すぎ、グラバーがコーナーへ登ると、筑前は雪崩式ブレーンバスター。
まっすぐとぶバイ!はなんとかキックアウト。
二度目のまっすぐとぶバイ!を剣山で迎撃しラリアット。両者ダウン。
エルボー、パンチ合戦から、グラバーのグラノミクス炸裂!カウント2。
ならばと、豪快な串刺しスピアーを狙うグラバー。
読んでいた筑前は寸前でかわし、丸め込んで逆転の3カウント。
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試合後はノーサイドでグラバーに感謝を伝える筑前。

筑前
「グラバーさん、最後まで無茶苦茶な人やったけど、
あなたは3年間、九州の人ば元気にしてくれました。
ありがとうございました。」

二人はガッチリ握手し抱擁。大グラバーコールが起こる。
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筑前
「あんたとの物語は今日でお終いなんですよね。
あなたの人生の登場人物の一人になれて幸せでした。」

グラバー、マイクを持つと流暢な日本語で語り出す。

グラバー
「筑前さんのおかげで、九州のあちこちに行って
福岡、長崎、佐賀、大分、宮崎、鹿児島、
悪いことしまくって、九州の悪口を言ったけど、
実は、九州が大好き!
このリングで闘って、身に余る光栄です。
感謝しかない。あちこちに行きながら九州ば元気にするばい。
本当に元気にしてもらったのは、この私です。
本当に九州ありがとう!筑前さんありがとう!」
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大グラバーコールに包まれ、グラバーマネーを大盤振る舞いしながら
レスラーやファンに愛されて九州を後にした。

⑥博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント決勝戦
※第5代・九州プロレスタッグ選手権王者決定戦

◯玄海&藤田ミノル(17分33秒 片エビ固め )CIMA&エル・リンダマン×
※玄界灘

優勝決定戦は、玄武會とSTRONG HEARTSの夢の対決が実現。
試合はSTRONG HEARTSの奇襲でゴング。
リンダマンと藤田は場外戦。CIMAはリング上で玄海にラフ攻撃。
CIMAは容赦なく玄海の負傷箇所を徹底的に痛めつけていく。
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リンダマンは玄海の膝へ週通攻撃。
チョップ合戦で不利になっても、膝へのストンピングでダウンを奪う。
替わった藤田は、満身創痍の玄海を出させまいと大暴れ。
二人相手にエルボー。リンダマンの後頭部に低空ドロップキック。
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5分。STRONG HEARTSは素早いタッチワークと連携で藤田を攻撃。
ロープ際でリンダマンが藤田を宙吊りにすると、CIMAが股間目掛けて
フットスタンプ。ロンリーバトルが続く。
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10分。藤田は裏投げでようやくピンチを脱出し、玄海にタッチ。
CIMA、リンダマンに代わる代わるボディスラム。
CIMAに串刺しニー、ジョンウーで吹き飛ばす。
CIMAも負けじと、串刺しエルボーから、リバースフットスタンプ、
リバースダブルニードロップ。リンダマンは玄海にジャーマンを仕掛けるも失敗。
藤田の延髄斬り、玄海の超人拳がリンダマンを襲う。
そこからは一気にハイスピードの戦いへ。
一進一退の攻防が目まぐるしく展開し、4人全員がダウン。
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15分、玄海がリンダマンに玄界灘を狙うも、CIMAのミサイルキックに阻まれる。
玄海はCIMAとリンダマンまとめてブレーンバスター。
藤田がリンダマンへ串刺しラリアットからの雪崩式フランケンシュタイナー。
そこへ玄海がダイビングエルボードロップ。リンダマン自力でキックアウト。
再度、玄界灘を狙うが、リンダマン丸め込みに切り返す。
さらにラリアットもかわして丸め込み。勢いに乗るリンダマンに藤田が一撃。
そこへ玄海のペディグリー炸裂も、CIMAがギリギリでカット。
玄海、リンダマンの側頭部へ強烈な蹴り。自力でキックアウト。
ならばと、滞空時間の長い完璧な玄界灘を決め、粘るリンダマンから3カウント。
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玄海、満身創痍ながらも、藤田の活躍でなんとかトーナメントを制覇。
玄海&藤田組が第5代・九州プロレスタッグ選手権王者となり、
玄海はシングル、タッグの二冠王となった。
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※試合後のコメント

CIMAのコメント
「僕ら九州プロレスを舐めてたわけじゃないけど、
完全に今日はベルトとって上海に帰る予定でした。
しかもアンタ、満身創痍みたいやないか?
でも結果、負けてしまったのはこの俺たちや。
このベルト二人のもんや。
藤田選手とはね、約20年前、みちのくプロレスで
バチバチやってきたけど、お互いオッチャンになりましたよね?
大裕さん(玄海)とはね、闘龍門の時に、これまた20年前に、
一緒に巡業回って、お互い巡り巡って、
この博多で再会できたことを嬉しく思います。
リンダマンは歴史に負けたと思って、、、。
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プロレスラーはね、痛かろうが、怪我してようが、
たくさんのお客さんの声援でスーパーマンになれるんですよ!
今日は川内大裕が、玄海が見せてくれました。

福岡から上海は、なんと1時間10分です。
2019年、Tホークも山村も、35人の中国人もたくさんいるので、
九州プロレスとOWE、2019年も続けていいですか?」

玄海のコメント
「俺も若いとき、CIMAさんの元で修行させてもらった身です。
あの人の背中を追ってました。最初は3分で負けてました。
また機会あったら、CIMAさんとシングルマッチ!
なんなら九州のシングルのベルト賭けてやってみたいと思います。
弱音を吐くつもりはないですが、先月、先々月と怪我が再発して、
欠場してみんなに迷惑をかけてきました。
その代わりに藤田の兄弟が、僕の代わりに出てくれて、闘ってくれました。
自分の中でギリギリです、正直なところ。
素晴らしいパートナーとセコンドのおかげで、
こうやって優勝できることができました。ありがとうございます。
玄武會でベルト総なめしました。約束事があります。
佐々木日田丸と九州のベルト賭けてやろうって言ったよな?
タッグのベルトも玄武會同士でやって価値を高めて行きましょうよ。
阿蘇山先輩も御指南お願いします!
来年も九州プロレスは、期待に応えるじゃなく、
期待を超えた試合をしていく所存です!」

藤田のコメント
「僕、実は5年間くらい小倉に住んで九州プロレスに上がってたんですが、
その間、専門学校行ったり、家庭の事情で配偶者が戸籍からいなくなってしまい、
九州プロレスでもプロレスにどっぷり浸かれるんですが、もっともっと
心からプロレスに浸かりたいと思って、今、横浜に居を移してしまいました。
それで、移した途端に、九州プロレスの今まで獲れなかったベルトが獲れたんで、
なんとも皮肉な事件が起こってしまいましたが、私は横浜にいても、
九州プロレスで学んだことは忘れません。私はずっと玄武會に居座るつもりです。
だからいつでもセミレギュラーとして九州プロレスには上がりたい!
皆さんも藤田を呼べと口すっぱく言ってください!」
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トーナメント優勝に大きく貢献した藤田が
「九州ば元気にするバイ!」で大会を締めくくった。

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