【W-1】稲葉大樹が『WRESTLE-1 GRAND PRIX 2019』優勝!9.1(日)横浜文化体育館大会でT-Hawkのベルトへ挑戦!「僕がファンの時にプロレスに元気をもらったので、今度はファンの人に元気をあげられるようにがんばります」

2日、東京・後楽園ホールにて『WRESTLE-1 GRAND PRIX 2019』トーナメント公式戦 決勝が行われ、準決勝で羆嵐、決勝で芦野祥太郎を破った稲葉大樹が優勝。

T-Hawkの持つWRESTLE-1チャンピオンシップのベルトに9.1(日)横浜文化体育館大会で挑戦する。

メインイベント 『WRESTLE-1 GRAND PRIX 2019』トーナメント公式戦 決勝 時間無制限1本勝負
<準決勝①の勝者>稲葉大樹◯
22分5秒 極反り卍固め
<準決勝②の勝者>芦野祥太郎●

※稲葉が『W-1 GP 2019』優勝

ついに決勝戦。場外戦が繰り広げられる中、稲葉はエプロンで芦野を捕獲。タイガースープレックスを仕掛ける。だが、芦野も必死に阻止。拳を奮って対抗する。ならばと稲葉はジャーマンで芦野を場外に向かって投げようと試みる。

芦野はロープを掴んで踏ん張るが、何かをやられてダウン。稲葉は芦野をリングに戻すとチンロックで固めていく。さらにエルボーを連発してダメージを加えていく稲葉。だが、芦野は稲葉を強引に捕まえてリングに叩きつけると、すかさず土手っ腹にフットスタンプを投下。

さらにタックルで抱えあげてコーナーに激突させると、コーナーでショルダータックルを連発。セカンドロープとトップロープの間に稲葉を固定すると、串刺し式ドロップキックで稲葉の土手っ腹を打ち抜いてみせる。

芦野は腹に集中攻撃を開始。ニードロップ、ヒップドロップ、さらにフットスタンプと攻撃を続け俵返しを敢行。そしてヒザ蹴りを連打してダメージを与えると稲葉をコーナーに上げて雪崩式の俵返しだ。

しかし、稲葉も必死に踏ん張りエルボーで反撃。芦野をコーナーから叩き落とすとダイビングヘッドバットだ。そして串刺し式エルボーを連発してからフライングショルダータックル。続けて芦野をコーナーで自爆させると延髄斬りからキャノンボールを発射だ。

さらに稲葉はブルーサンダーで叩きつけ、再びダイビングヘッドバットを炸裂させる。そしてバックを奪ってジャーマンの体勢に。だが、芦野は体勢を入れ替えてアンクルロック。これを脱出した稲葉がジャーマンを放つと、ジャーマンでお返し。ならばと稲葉もジャーマンでやり返す。

お互いジャーマンを打ち合う中、稲葉は芦野の身体が一回転する危険な角度の一発を発射。しかし、芦野もすぐさまラリアットでやり返し、ダブルノックダウン状態となった。立ち上がってきた両者はエルボー合戦。やがてお互い首を掴んでノーガードで打ち合う。ここは芦野がリード。足から崩れた稲葉の首に容赦なくエルボーを連打してダウンに追い込んでしまう。

そして芦野は抵抗する稲葉を強引にジャーマンスープレックスホールド。稲葉がキックアウトするとトドメのT-ボーンスープレックスだ。しかし、稲葉はこれもキックアウト。ならばと芦野はコーナーに上がり、まさかのムーンサルトプレスを発射!

だが、稲葉はこれを避けて自爆させることに成功。そして今度は自身がコーナーに上る。だが、芦野も立ち上がりこれを追いかけると雪崩式の俵返しだ。しかし、稲葉はこの強烈な一撃もキックアウト。

ならばとトドメのアンクルロックへ。しかし、稲葉はこれを脱出して卍固め。さらに回天を決めると、タイガースープレックスホールド。だが、芦野は続いて近づいてきた稲葉を捕まえてアンクルロックに捕獲。リング中央でガッチリと極めてギブアップを迫る。

しかし、稲葉は回転しながらこれも脱出。そして卍固めの体勢に入る。抵抗する芦野の頭を何度も蹴りつけ極反り卍固めが完成。そのままグラウンドに倒れ込みながらもガッチリと締め上げると、遂に芦野もタップアウト。稲葉が勝利し、『W-1 GP 2019』の優勝を飾ったのだった。

試合後、マイクを握った稲葉。「優勝しました! もちろん優勝目指してがんばってきましけど、もう一個やらなきゃいけないことがあります。おい、そこで見てるチャンピオン、上がってきてください」と、T-Hawkを呼び込む。

これに応じてリングに上がったT-Hawk。マイクを握ると、「稲葉さん、僕は今あなたの試合を見て、あなたの覚悟を感じました。優勝、おめでとうございます。今の試合見て、俺もウズウズしてんだ。今月、18日、新木場で試合あるでしょう? そこで前哨戦を組んでもらいましょう。そして俺は9月1日、横浜文体のメインであんたを待っています。よろしくお願いします」と紳士的に言い放って立ち去った。

最後に残った稲葉は、「横浜文体、俺は必ずW-1にベルトを持ってきます。そしてプロレスはきつくて痛いけど、それ以上にもっともっと楽しくて凄いです。僕がファンの時にプロレスに元気をもらったので、今度はファンの人に元気をあげられるようにがんばります。これからもW-1をよろしくお願いします」と挨拶をして締めくくったのだった。


(写真:伊藤ミチタカ氏)

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