【WAVE】彩羽匠が三つ巴戦を制してCatch the WAVE 2019優勝、8.12後楽園でHIRO’eと防衛戦!8.12後楽園でタッグ選手権リマッチ!宮崎が8.25地元名古屋大会で高橋奈七永へシングルマッチ要求<7.15新宿大会>

15日、新生WAVEが東京・新宿FACEにて「Catch the WAVE 2019~波女決定リーグ戦決勝~」を開催。

三つ巴となた優勝決定戦を彩羽匠が制して第11代波女となるとともに、大畠美咲が引退の際にアタッシュケースに封印した7カ月ぶりにベルトに登場し。第14代Regina di WAVEとなった。

オープニング

大会前の選手入場式では、志田光とシングルマッチをおこなうHIRO’eが「みなさん本日は3連戦の最終日、ご来場ありがとうございます!あ、3連戦?3連休の最終日……ふふ。えっと、本日Catch the WAVE2019が終わり、今年の波女、第14代レジーナが決まります。私はそのレジーナと8・12後楽園でタイトルマッチをすることが決まっています。だから今日は志田光に胸をかしてやりたいと思います。なので志田光は全力で向かって来てくれたらいいなと思っています。全試合、選手全員気合込めて闘いますので、みなさん応援お願いします!」と挨拶した。

「Catch the WAVE 2019~波女決定リーグ戦決勝~」
★7月15日(月)東京・新宿FACE
観衆308人

1、チャレンジwave(10分1本勝負)
①○桜花由美(6分46秒、片エビ固め)Maria●
※ビッグブーツ
②○桜花由美(6分57秒、片エビ固め)梅咲遥●
※ビッグブーツ

今年のCatch the WAVEは予選敗退となってしまった桜花由美。今大会では、ヤングブロックで活躍したマーベラスのMaria、ディアナの梅咲遥とシングル2連戦をおこなった。

まずはMariaが挑んでいく。スタートからMariaは桜花に挑発的な態度。ドロップキックで仕掛けて行く。ボディースラムを狙うが、逆に桜花が叩き付けてカウント2。すぐさまMariaは串刺しエルボーの体勢。これをビッグブーツで迎撃した桜花は串刺しビッグブーツでお仕置き。その後も桜花はラフファイトを展開し、Mariaをいたぶっていく。

劣勢のMariaだったが、その場ドロップキックで流れを変えると、キャメルクラッチでお返し。耐えられると小刻みに桜花の顔を蹴っていく。

すべて受け止めた桜花はエルボー弾。そしてビッグブーツでやり返す。もう一発狙うが、かいくぐったMariaが丸め込みの連発や押さえ込みの連発で勝利への執念を見せる。

だが、桜花も冷静だった。すべてをカウント2で切り抜けるとカカト落としで攻勢。すぐさまビッグブーツを叩き込み3カウントを奪った。

続いて梅咲が登場。選手コールが終わるやいなやドロップキックで飛び込んで行く。そして得意のラ・マヒストラルでカウント2。その後も丸め込みを連発していき桜花を追い込む。そしてリバース・インディアンデスロックへ。耐えられると弓矢固めに移行する。

耐えた桜花が串刺しビッグブーツで反撃開始。エルボー合戦を挟んで、桜花がランニングエルボー弾。バックドロップを狙うが、梅咲が体勢を入れ替えていく。

躍動する梅咲はクロスボディー3連発。キックアウトされるとさらにボディースラムで叩き付ける。ミサイル弾から押さえ込みを連発するが、いずれもカウント2。

桜花のブレーンバスター、ビッグブーツを丸め込みに切り返す梅咲。ラ・マヒストラルに持ち込むが、カウント2止まり。

丸め込みの連続に苦戦する桜花だったが、クロスアーム式DDTを放つと「終わりだ!」とカカト落とし。キックアウトされるとビッグブーツへ。これを梅咲が返すと、ダメ押しの一撃で貫録勝ちを収めた。

試合後、桜花はMariaと梅咲をリングに上げて、握手。Mariaは桜花の顔がゆがむほどギュッと握り返した。


2、エボリューションwave(15分1本勝負)
○志田光(12分13秒、エビ固め)HIRO’e●
※魂のスリーカウント

8・12後楽園でのレジーナ挑戦が決まっているHIRO’eがアメリカに飛び立つ志田光を相手に調整マッチ。戦前より「胸を貸す」発言をしていたHIRO’eは、志田を相手に本当に胸を貸すことができるのか!?

最初に主導権を握ったのはHIRO’e。アームロック、アームホイップで試合をリードする。髪の毛をつかみ合ったあと、HIRO’eがフェイントのからのボディーブロー。志田をロープに張り付け突進するも、志田がカニばさみ。ロープ際にHIRO’eを転倒させると場外助走からのジャンピング・ニー! さらにはキャメルクラッチ+鼻フックでお返しする。

バイト攻撃で脱出したHIRO’e。すると「手を抜いてんじゃねーぞ。竹刀使えよ!」とあえて挑発していく。志田が竹刀を持ち出すと、これはTommyレフェリーが阻止。その隙に竹刀を奪ったHIRO’eが志田を殴打。そして串刺しスピア、逆エビ固めで捕獲。ロープに逃げられると低空ドロップキックで追撃する。

劣勢を強いられた志田だったが、ブレーンバスターでお返し。HIRO’eもすぐに同じ技でやり返し、ミサイル発射。志田も延髄斬りで応戦するが、すぐにHIRO’eもスピア→ジャーマンSHにつなげる。さらにムーンサルトプレスを放ったが、寸前でかわした志田が至近距離からのヒザ蹴り。

手つなぎ状態のエルボー合戦から、志田がフランケンシュタイナー。そしてランニングニーで攻勢。残り5分となり、志田がファルコンアロー。

キックアウトしたHIRO’eが丸め込みを連発していく。ならばと志田は目突きを放つが、HIRO’eが逆に首固め。続く裏カサドーラは失敗に。

これで再び攻勢に転じた志田が雪崩式ブレーンバスター→スリーカウント→魂のスリーカウントと畳みかけて快勝を収めた。

3、DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>○宮崎有妃&旧姓・広田さくら(6分18秒、外道クラッチ)高瀬みゆき●&有田ひめか<挑戦者組>
※第23代王者組が初防衛に成功

2018年12・29後楽園にて桜花由美&桃野美桜(Boss to Mammy)を破り第23代王者組となった宮崎有妃&旧姓・広田さくら組(奇跡)。その後、waveが3カ月間の活動休止に入ってしまったため、その間のタイトルマッチはお預けに。待ちに待った初防衛戦の相手は、6・19新木場で両リン裁定となり、タイトル挑戦を表明してきたアクトレスガールズの高瀬みゆき&有田ひめか組(The Beginning)だった。

スタートから気合が入りまくっている高瀬。あまりにもハイテンションだったため、味方の有田が引きずるようにして自コーナーに連れ帰る。

試合は有田が先発するも、ゴングが鳴らされると高瀬はリングを降りて場外戦モード!? そのテンションの高さに、ほかの3選手は無視を決め込む。

リング上では試合が進み、奇跡が有田に波状攻撃。一人でしのいだ有田が宮崎にショルダータックルで反撃。逆エビ固めで捕獲するも、これは広田がカットする。

ここで高瀬が出ていき、「場外に落ちろ!」と宮崎にミサイル発射! まんまと宮崎は場外にころげ落ちるも、広田が高瀬を足止め。そのまま高瀬がつかまり宮崎がムーンサルトの体勢。これを有田がアルゼンチン・バックブリーカーで阻止するも、有田に広田がボ・ラギノール。

その間に宮崎が復活し、高瀬にパワーボム。高瀬も切り返してカウント2。ヒヤリとした宮崎だったが、高瀬&有田に両腕ラリアット。場外に落ちたBeginning勢に広田がトペ・スイシーダで追撃する。

そして広田は有田を連れてバックステージへ。リング上では、高瀬VS宮崎が繰り広げられる。宮崎のエルボー弾が決まり、リップロックからの首固め。カウント2。ならばと外道クラッチの体勢。これは読んでいた高瀬だったが、再び切り返した宮崎が外道クラッチでクルリ!

その直後にバックステージから戻ってきた広田と有田は、ただただ呆然……。

試合後のマイク


高瀬「ちょっと待てー! なんだこの試合は!×2。ウチは今日はまだ恥ずかし固めもカンチョーも、なんなら場外も行ってないよ。見よ、この2人の美しい顔を!知ってるのか、私は今日のために1個1000円もするシャンプー、リンス、コンディショナーと、メイク落とししっかり揃えてきた。ボ・ラギノールも持ってきたんだよ!お前ら、こんな試合で満足なのかよ!」

宮崎「いや……そうやって凄い来られると、なんか引くっていうか。逆に絶対行かないぞって思ったしね」

高瀬「私がこういう人間って知ってるだろ!(広田に向かって)わかってんだぞ! その口の中にあるだろ!」

広田「ないよ」

高瀬「さあ思う存分やるがいい!」

グリーンミストを待ち構えるが、広田は高瀬ではなくセコンドが出したバケツに吐き捨てる。

高瀬「なんでだよーーーー!」

広田「あのな、今日はタイトルマッチ。お前はベルトを取りに来たのか、緑になりにきたのか、どっちだ!」

高瀬「み…、みぃ…、みっ(有田が止めに入る)ベルトに決まってんだろーーー! しょうがなくない!×2。確かにちょっと、ちょっとだけおいしい気持ちを捨てきれなかったのは……。ですが、反省してます!」

広田「もう遅いから」

高瀬「いえ…ねっ、ひめか。私たち今度はベルトオンリー。ベルトだけを取りにいきますので、もう1回やらせてください!」

広田「……こんなに言ってるんでって思うんですけど、そんなに引き延ばすことでもないと思うので直近で8月の? 12日の? 後楽園ホール、カードあいてますかね?(宮崎に確認)あいてるって。後楽園、じゃあそこでまたタイトルやってあげましょうか」

高瀬「よっしゃーーー!」

有田「ちょっと待って。ちょい待って×2、待て、待て。私、今日何もしてない。知らない間に試合終わってて、暴走して…。こないだのwaveさんの大会で覚醒したっていろんな人に言われて、今日ひとつも覚醒してない。だから8月12日は覚醒した有田と暴走した高瀬で絶対にそのベルト取りに行くんでよろしくお願いします」

インフォメーション
試合後、そのままリングに残った広田。

広田「煮え切らない思いではありますが、もう言ってしまったことなので、女に二言はないと言うことで8月12日、タッグのベルトをかけてアイツらと再戦やってやりますよ! ベルト取ったのは今日私たちなので……すみません、まだしゃべります。ここからは私の個人的な告知コーナーでございます。ご存じ10月1日、waveを買いとっての自主興行をやらせていただきたいと思うんですが、チケットは好評発売中でございまして、今日発表したいことがございます。なんと無事に志田にオファーをいたしました。それでは志田さん来てください!」

志田は広田興行のポスターを持ってリングへ。

広田「一部カードを発表したいと思います。こちらサブタイトル通り、志田よ永遠に。メインイベントで志田とシングルマッチやらせていただきます。言ってなかったよね。これが日にち的にもきっと私と志田の、ラストシングルマッチ。東京のコミカルラストマッチだと思います。ケンちゃん、(ポスター)2枚持ってきてるんでしょ?」

志田「2枚持ってきています(苦笑)。ありがとうございます。だってこれ(広田興行のポスター)私の鞄の上に置いてるから…、持って来ざるを得ない。私も自主興行やらせていただきます(と志田自主興行のポスターを出す)。10月15日が後楽園ホールでやらせていただきます。これ3連休明けの火曜日なんですけども、ぜひ来ていただきたいと思います。そしてこれの前日、10月14日、大阪でも自主興行やらせていただきます。これはですね、JOSHIPRO OSAKA ASSEMBLE。この3日間で8興行やるなかでウチも一つやらせていただきます。10月14日は大阪なので、15日ホールと2日連続でやらせていただきます。私もひとつ大阪のメインを発表しようと思って、今日……。ちょっとこの流れで言うのは非常に心苦しいんですけども、10月14日、こちらのメインイベントが志田光VS救世忍者・乱丸です」

広田「1日と、14日、15日で志田コンプリートということで。皆様よろしくお願い致します」

志田「ぜひ3興行ともよろしくお願いします。お待ちしています」

広田「チケットは今日も持って来てるんだよね? 私もじゃんじゃか売っていますので、皆様お買い求めください。以上告知コーナーでした!」

奇跡バックステージ


——おめでとうございます。
宮崎&広田「ありがとうございます」

——防衛戦はいかがでしたか?
広田「いかがでしたかっていうか、宮崎さんですよね」

宮崎「高瀬がね、もう圧が凄いんで、なんかアイツの思い通りに行かせなかっただけですね、ただ。場外行ったのですごく隙ができたと思うので」

広田「そういうところですよね。そういうところが負ける要因」

宮崎「そ」

——次回後楽園で再戦が決まったが。
広田「有田が『私ぜんぜん出てないですよ、覚醒してないですよ』と言ってましたけど、こっちだって私ぜんぜん出てませんよ、悪いけど。任せてください。フルメンバーで後楽園は、4人ちゃんと出場して試合をやって私たちは必ず勝ちます」

宮崎「はい」

The Beginningバックステージ


——残念な結果に終わったが。
高瀬「大変申し訳ございませんでした。でも、かわりに後楽園だから!」

有田「そうですね」

高瀬「そう。なんか雨降って地かたまる的な? そういうことですよね!? これぞ私の作戦だった!」

有田「本当ですか? でも次、取れば。次、逃したら……」

高瀬「私は言いません。オイシイものが欲しいなんて言いません。緑になんかならなくていい。カンチョーもいらない。恥ずかし固めもいらない。きれいな美しいままカッコよくあのベルトを取って、後楽園でチャンピオンの名乗りをあげたいと思います。次が本番!」

有田「はい」

 

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