【ドラゴンゲート】KOBEプロレスフェスティバル2019試合結果・観戦記


イラストレーターのはしもとあやねです。
年間最大のビッグマッチ 神戸ワールド記念ホール大会ことKOBEプロレスフェスティバル2019に観戦に行ってまいりました!
今年は団体設立20周年の記念大会。
まさにお祭りといったボリュームのある大会でした。

昨年に引き続き今年も現地観戦に行ってきましたのでレポートをしていきたいと思います。


当日は悪天候が予想されていましたが、雨はやんでいました!
曇っていて、過ごしやすい気候で安心。

タッグマッチ
スペル・シーサー/K-ness./しゃちほこマシーン/問題龍/ドラスティック・ボーイ
vs
新井健一郎/ジェイソン・リー/奥田啓介/ドラゴン・ダイヤ/ジミー


華やかなマスクマン組と、ドラゴンゲートを支えてきた若手・中堅・国籍を超えた5人タッグ。

結局会場でどっちも応援した筆者でしたが、勝利したのはK-ness.選手。
ダイヤ選手に完璧な光の輪を決めました。
バラエティに富んだ10人タッグマッチだったので、もう少し長くみていたかった・・という気持ちもありましたが、第1試合から会場はしっかりあたたまりました。

B×Bハルク復帰戦 -6人タッグ3WAYマッチ-
B×Bハルク/Kagetora/ヨースケ♡サンタマリア vs 堀口元気/“brother”YASSHI/パンチ富永 vs 吉岡勇紀/ワタナベヒョウ/箕浦康太

B×Bハルク選手の首の怪我からおよそ7か月ぶりの復帰戦。
「このリングに上がる自信はあまりなくて…」と涙ながらに吐露するハルク選手の映像はかなり胸を撃たれました。

久々にB×Bハルクとしてリングインしたハルク選手は手に持っていたひまわりのように常に笑顔で、リング上でプロレスをできることをとても楽しんでおられました。

この試合は、望月道場の若手選手・ハルク選手率いるTRIBE VANGUARD、そして堀口選手率いるNATURAL VIBES組で行われましたが、勝利したのはなんとデビュー2年以内の若手選手で構成された望月道場組!
8分30秒、ワタナベヒョウ選手がKagetora選手に3カウントをとりました。

1年越しの遺恨清算!? 団体設立20周年記念特別試合・番外編
1 vs 2 ハンディキャップマッチ

チェ・ホンマン
vs
斎藤了/“ハリウッド”ストーカー市川

昨年のワールド記念ホール大会でサプライズ登場したチェ・ホンマン選手。
あの日の屈辱を忘れられない2人が遺恨生産のために組まれた特別試合が行われました。


もはや説明不要!224cm、160kgのチェ・ホンマン選手はまさに規格外の大きさ…!
トップロープの位置に腰があり、ヒョイッと跨げてしまう高さでした。

オープンフィンガーグローブをつけて「プロレスを教えてやる」と息込んでいた斎了・市川組もその姿をみておびえます。
試合は1vs2のハンディキャップマッチ2人の体重を足してもチェ・ホンマン選手の体重には届かず大苦戦!
あらゆる方法を使って攻撃を仕掛けますが、最終的にはネックハンギングツリーを食らった市川選手がギブアップ。
チェ・ホンマン選手の勝利となりました。

試合後は、なんとキッズダンサーがリング状に上がり…なんとダンス!!!

まさか、NATURAL VIBESの試合の前にチェ・ホンマン選手のダンスが見れるとは思わなかった
まさか、ドラゴンゲートで大音量で〇野くんの曲を聞くことになるとは思わず、思わず会場で笑ってしまいました。

バルサン Presents スペシャルシングルマッチ
Kzy
vs
シュン・スカイウォーカー

第3試合は、スペシャルシングルマッチ。
NATURAL VIBESのリーダーKzy選手と、今年ドリームゲートにも初挑戦した期待の若手シュン・スカイウォーカー選手のシングルです。

Kzy選手の入場は大勢のキッズダンサーと、NATURAL VIBESの入場曲「PARTY ANTHEM」を歌唱している本城未沙子さんが登場!
そして本城未沙子さんとKzy選手、”brother”YASSHI選手の生歌&ダンスが披露されました!

試合はシュン選手の畳みかけるようなスクールボーイがとても印象的でした。カウントも返すのも体力を消耗する中最後はKzy選手「韻波句徒」でシュン選手を沈め3カウントをとりました。

そしてKzy選手にはバルサン1年分が贈呈!

オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合
(王者組)神田裕之/吉田隆司/KAZMA SAKAMOTO
vs
(挑戦者組)ストロングマシーン・J/ストロングマシーン・F/ストロングマシーン・G with 将軍KYワカマツ

第4試合はトライアングルゲート選手権試合。
現在、20戦全勝のストロングマシーン軍団と現王者R・E・D組の対戦です。

ストロングマシーン軍のセコンドには手にもったムチを振り回して入場される将軍KYワカマツさんのお姿も!


昨年末にトライアングルゲートを奪取し、半年以上防衛し続けているR・E・D組。
コンビネーションも、ますで6人いるかのような滑らかで力強い素晴らしい連携でした。

しかしストロングマシーン軍団のコンビネーションも素晴らしい…!
今年春にデビューした「J」選手も、100kgある吉田選手を持ち上げ、そしてなんと神田選手から3カウントを奪いました。

これで21連勝のストロングマシーン軍団。
一体だれが彼らに打ち勝つことができるのでしょう…!

オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合
《王者》横須賀ススム vs 《挑戦者》フラミータ


新ブレイブ王者となったススム選手に3連勝し挑戦を表明したフラミータ選手。
前哨戦で右足を故障してしまい、試合前も右足をきにする様子が見られましたがそれを物ともせず全力でススム選手に立ち向かいました。
ススム選手も一切手加減せず、徹底して足攻め。
足攻めを受けたフラミータ選手は立てなくなってもススム選手にしがみつき、さらなる攻撃を仕掛けますが、最後は夢限パッケージでフィニッシュ。

試合後、一人で立ち上がったフラミータ選手はススム選手にブレイブゲートのベルトを腰に巻いていました。

閑話休題:ウルティーくんの復活とあの選手たちからのサプライズメッセージ


前半戦終了後に、ドラゴンゲートのマスコットキャラクター「ウルティーくん」とレック株式会社の「激落ちくん」が登場!
会場へプレゼントを投げ入れられました。

そしてその後、20周年のお祝いメッセージとして、博多大吉さん、鷹木信悟選手、戸澤陽選手のメッセージ映像が流れました。

団体設立20周年記念特別試合 ザ・プレミアム
ウルティモ・ドラゴン/吉野正人/ドラゴン・キッド
vs
望月成晃/近藤修司(Wrestle-1)/菅原拓也(ゼロワン)


後半戦1発目は団体設立20周年記念特別試合。
吉野選手がずっと後楽園大会で懇願していた、ドラゴンゲートの闘龍門JAPANの創立者ウルティモ・ドラゴン選手がドラゴンゲートのリングに上がりました。
対する相手は、望月選手とWrestle-1近藤選手、ゼロワン菅原選手の「元悪冠一色」タッグ!

共にリングインした吉野選手、キッド選手の嬉しそうな顔もかなり印象的でしたが、
この試合はなんといっても、ウルティモドラゴン校長のジェベ!
あらゆる角度から繰り出される流れるようなジャベ…!ジェベ…!!!!

最後は望月選手にラ・マヒストラルを決め、ウルティモドラゴン校長が勝利しました。

オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合-3WAYタッグマッチ
(王者組)YAMATO/KAI
vs
(挑戦者組)土井成樹/石田凱士
vs
(挑戦者組)Eita/ビッグR清水

セミファイナルはタッグの至宝、オープン・ザ・ツインゲート王者3WAYマッチ。
タッグの名手とMaxiMuMの若頭、土井石田組。
R・E・Dを引っ張る2人の若手タッグ。
王者KAI・YAMATO組。


ドラゴンゲートらしいハイスピードな展開、そして今や過去のいろんな絆が入り混じる3WAYでした。

前回ツインゲートに挑戦して、ノーコンテストとなり屈辱と栄冠を狙うMaxiMuM組。
石田選手の鋭い蹴りと、そしてそれを活かした連携も素晴らしかったです。
元タッグパートナーであるYAMATO選手や、リング外にいるKAI選手を呼び込んでの連携を行う所はさすが土井選手といったところ。
MaxiMuM組、今度こそ―なるかと思われましたが、残念ながら一番最初に敗退…。

王者組も連携が光ります。
YAMATO選手の素早い動きにも対応するKAI選手もさすが!

しかし、清水選手のジャイアントスイングからのEita選手のドロップキックをはじめとしたR・E・Dの2人の連携もまた素晴らしいかったです。
セコンドの他メンバーの妨害のタイミングも絶妙で、椅子を持ち込むタイミングも完璧でした。
最後はサラマンダーでYAMATO選手を沈め3カウント。

さすがの友人もこれには拍手。

オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
《王者》PAC
vs
《挑戦者=KING OF GATE 2019 覇者》Ben-K

セミファイナルがTHEドラゴンゲートなら、メインイベントはTHEプロレス。
国や体格やキャリアの壁を超えて、お互いの全力を出し合ってぶつけ合うような試合でした
自分の身がボロボロになっても場外へ飛び込み、なんども倒れこみ、立ち上がり組みあい….。

試合時間は20分を超えたころ、中川レフェリーがダウンしR・E・Dセコンド陣が介入します。
これをBen-K選手がスピアーやバックドロップで排除!!
ここは爽快でした。

そして、ブラックアローを狙うPAC選手もスピアーで刺し、Ben-Kボムを1回、2回!!!!

26分31秒、3カウントが決まりゴングが鳴り、Ben-K選手がドリームゲート新チャンピオンとなりました。

試合後、ドラゴンゲートの全選手を呼び込むBen-K選手。
Ben-K選手の締めといえば「俺が!Ben-Kじゃ!」という魂の叫びですが、今回は?

Ben-K「俺はポスト土井成樹にも、ポスト吉野正人にも、ポストYAMATOにも、ポストB×Bハルクにも、どんな努力をしてもなることは出来ない。
でもBen-Kは、自分なりのやり方でトップに立ってみせる!!
最後に、オレの魂の叫びを聞いてくれ!いや、「俺たち」の魂の叫びを聞いてくれ
俺たちが····ドラゴンゲートじゃ! 」

「俺たちがドラゴンゲートじゃ」現世代の先輩選手も「よく言った!」といったようなリアクションをしていました。

興行は満員御礼!


今回の神戸ワールド大会は例年の大会にも増して盛り上がっていました!

全体を通して若手選手の活躍が多く見られたのが嬉しかったです。
現世代選手に食いついて、または超えてさえいける力をつけはじめている若手選手。
これからの活躍がとても楽しみです。

またプロレスに力をもらったことはもちろん、ウルティくんのプレゼントタイムやNATURALVIBSのライブ感溢れる入場の非日常感もとても楽しめました!

8月からのドラゲーマットも非常に楽しみです!

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