【W-1】才木玲佳がジャガー横田に敗戦!才木「ジャガー選手の巧さに全部持っていかれた」ジャガー「私は軽量級なので裏をかくことができる」」

2日、WRESTLE-1は東京・後楽園ホール大会を開催。

才木玲佳はこれまで女子プロレスのレジェンド堀田祐美子、井上京子、井上貴子、KAORUらと対戦。いずれも惜しくも敗戦している。

今回はワールド女子プロレス・ディアナの最古参女子レスラーであるジャガー横田と対戦した。

まずはロックアップで組み合い、才木がヘッドロック。しかし、ジャガーは持ち上げてアトミックドロップだ。ならばと才木は手四つの攻防を挑む。ジャガーもこれに応じるが、ここは才木がパワーを発揮。ジャガーをぶん投げると、コーナーで串刺し式のハイキック。

しかし、ジャガーのセコンドが足を引っ張って才木を場外に引きずり出す。そして客席に投げ込んで痛めつけていく。才木がリングに戻ってくるとエルボーアタック、ドリル・ア・ホール・パイルドライバーを食らわせたジャガー。

さらにロープを使ったサミング攻撃を食らわせると、髪の毛を引っ張っていたぶる。さらにスリーパーに捕獲したジャガー。続けてDDTを炸裂させて、才木を追い込んでいく。だが、才木はドロップキックで反撃開始。

回転エビ固めでジャガーを転がすとエルボーのコンビネーションだ。しかし、ジャガーはその才木を捕まえてコブラツイスト。ならばと振りほどいた才木はジャガーをコーナーに振ると、串刺し式のラリアットからミサイルキックだ。

そしてシャイニングウィザードを発射した才木。しかし、ジャガーはしっかりブロック。反撃に出ると、雪崩式ブレーンバスター。そしてコーナーから飛んでの浴びせ蹴りだ。ここはなんとかキックアウトした才木は立ち上がると逆さ押さえ込み。ジャガーが立ち上がったところでラリアットを連発し、バックドロップを炸裂させる。

そして、シャイニングウィザードを食らわせた才木。ブレーンバスターでジャガーを持ち上げる。だが、ジャガーはスモールパッケージで切り返すと、続けてラ・マヒストラル。才木を丸め込んで3カウントを奪い勝利を飾ったのだった。

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負

●才木玲佳
( 10分23秒 ラ・マヒストラル )
◯ジャガー横田(ワールド女子プロレス・ディアナ)

 

試合後、ジャガーににじり寄った才木だが、一礼をするとマイクを握る。そして、「4月に所属になってからレジェンド戦全敗です。でも、今日もたくさんの応援ありがとうございました。ちょうど1カ月後、9月1日横浜文化体育館大会ではアジャ・コング選手と闘います。レジェンド戦全敗の中で私が勝つと思っている人は少ないかもしれない。でも、私は大きな体育館で大きな相手を倒しに行きたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします!」と宣言したのだった。

才木のコメント
「結局レジェンド戦、5戦やって全部負けてます。自分のプロレスキャリアが少ない中で、技術が足りない中でも結構追い込めたのかなと思ったんですけど、ジャガー選手の巧さに全部持っていかれた気がしました。リング上で初めて対峙したんですけど、思ってたより小柄だったのがびっくりしました。今まで闘ってきた選手、凄く身体も大きいしパワーもある、レジェンドの方はそういった方が多かったんですけど、ジャガー選手は小柄な中で追い込まれてから勝ちをもぎ取る、逆転。丸め込みを返したつもりだったんですけど、獲られました。それも強さの秘密なのかもしれないです。でもまあ、負けは負けなのでこんなんで立ち止まらずにアジャ・コング戦があるので、そこに向けてどうやったら才木が勝てるのか、1カ月しっかりと練って挑みたいと思います」

ジャガーのコメント
「やっぱ身長が低いけどパワーがあるし、顔ににじみ出るガッツ。試合にも出てたし、表情にも出ていたので、本当に凄い選手になるなと思いました。ただ、私は軽量級なので裏をかくことができる。彼女はストロングスタイルで来るんだけど、レジェンドたちは身体がかなり大きいので、パワーで敵うものがあるのかもしれないけど、どうしても身体で負けてしまうので、その裏を返して、勝利につなげていかなきゃいけない。どうしたら3カウントを獲ること、動きの速さで相手を撹乱させて、怪我をしない身体を作ることとどんな技でも受けられる身体を作って、それは一つ私の作戦ですけど、相手にやらせておいて切り返す。それが勝因だと思うので、これから先身につけていれば勝利につながっていくのかなと。本当に強い才木玲佳になっていけるんじゃないかなと試合をしていて感じました。凄くいい表情。かわい子ちゃんだけじゃなくて、そこから来る格闘技者としての鋭い表情も持っているし、負けん気の強さもあるし。負けるもんかの気持ちが必要なので、この世界は。普段は男子とやっているから遠慮してくるかもしれないけど、女子はお構いなしに来るので、どんな技でも受けられる自分を作る。それを勝因に持っていける技を身につける。太っているわけでもないので、腕っぷしの強さをアピールしていければいいと思うけど、輝いたものがあると思うので、そこを追求して自分というレスラーを作っていく。それが感じられたので、応援したいレスラーの一人になりました」

                            (写真:伊藤ミチタカ氏)

今後のレジェンドとの対戦は9.1(日)横浜文化体育館でアジャコングとの対戦が発表されている。

才木玲佳のレジェンドからの勝利に期待したい。

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加