【W‐1】『WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2019』出場チームインタビュー⑥羆嵐&レネ・デュプリ!羆嵐「誰がどう見ても俺らが一番強いし、一番でかいし、一番怖い」

今回の『W-1 TAG LEAGUE 2019』のエントリーチームの中で、大型チームとして注目を集めている羆嵐とレネ・デュプリ。特にG.F.Yという強烈な合体技が他チームの警戒感を煽っている。羆嵐もレネという心強いパートナーを得て自信満々。チームを代表し、優勝に向けて「死角はねえ!」と豪語している。

──今回はレネ選手とのチームで出場ですけど、かなり各チームから警戒されていますね。

羆嵐 当たり前だよな。俺とレネさんは体重だったりパワーだったり、身長もそうだけど、どのチームと比べても最重量、最強だからよ。自然と目が行くだろうし、客からの注目度も絶対一番だろ。

──レネ選手は暴走すると止まらないんじゃないかと言われていますよね。

羆嵐 あれはヤバいね。誰も止められない。この俺でも止められないよ。まあ、止められるとしたら奥さんぐらいかな? 暴れるレネさんを止められるのは奥さんぐらいしかいないだろう。

──奥さんには頭が上がらないと(笑)。では、羆嵐選手たちがエントリーされたBブロックですけど、どのような印象を受けますか?

羆嵐 リンダマン&吉岡組は「うん、大丈夫か? 階級間違えてないか?」って思っちゃうよな。

──本来はクルーザーですからね。

羆嵐 でも、奴らもプロなんだろ? まあせいぜい怪我しないようにがんばってくれよ。

──余裕ですね。いろいろと因縁のある稲葉&土肥組についてはどうですか? 土肥選手とは横浜文体でノーDQマッチやりましたけど。

羆嵐 あれはヤバかったね。土肥孝司の野郎、人の頭をイスの背もたれでぶん殴りやがって! あいつ、本当に俺のことを殺しに来てたな。まあ、そこまでしても俺に勝ちたかったんだろう。そういうプライドが奴の中にもあったんだろうな。反則裁定なしのノーDQでもあれは反則だよ。まあ、因縁つったって、野郎とタッグを組んでたのはもう2年前だろ? 別に因縁だなんて思っちゃいねえよ。向こうのほうが俺に対して、なんかあるんじゃねえの?

──稲葉選手を含めて、NEW ERAを裏切った一件が尾を引いているんじゃないですか? 実際、土肥選手は羆嵐選手のイス攻撃で腕を折られていますし、この間の新木場大会でも稲葉選手が糾弾していましたよね。

羆嵐 「お前のプロレスは最低だ!」なんて言われたのは初めてだよ。

──全否定されてしまいましたね。

羆嵐 ひでえよな。こっちだって頭をかち割られてんだぞ? 普通、そんな奴に「お前のプロレスは最低だ!」って言うか? そっちのほうがもっと最低だよ。前に言ったことは撤回するよ。稲葉大樹はベビーフェイス野郎じゃねえ。スーパーヒールだ。先輩だったら、「大丈夫か?」の一言ぐらい言えって話だよ。

──でも、5月の土肥選手の復帰戦で組んだ2人がまたタッグを組んで出てくると。羆嵐選手はその時の対戦相手でもありました。

羆嵐 それはお互いにパートナーがいないからだろ? 言ってみりゃ、余り物同士がくっついただけじゃねえか。俺とレネさんはスーパーヘビー級コンビで誰が見ても強いし、でかいし、怖い。完成されちゃってるからね。比べてほしくねえな。そもそも俺はタッグのスペシャリストだし、芦野&児玉のタッグチャンピオンにも負ける気はさらさらねえ。誰がどう見ても俺らが一番強いし、一番でかいし、一番怖い。だから、客はつまらねえかもしれねえな。「ああ、クマとレネか。やっぱり無理だよな」って。

──勝敗がやる前から見えてしまうということですか?

羆嵐 そういう意味ではワクワクしねえだろうし、申し訳なく思うよ。だから、クマ&レネがいるなら、もっとでかいチームを呼ばねえとな。俺は自分より凄えパワーを持っている人間とやりてえんだよ。じゃないと俺がおもしろくねえ。俺がおもしろくねえということは客はもっとおもしろくねえだろう。「クマ、やべえんじゃねえか? パワーで負けるんじゃねえか?」っていう相手をパワーで打ちのめして勝ったら、これほどの感動はねえんだよ。

──近藤&征矢組はパワー派のタッグのように見られますけど、全く問題ないと。

羆嵐 物足りねえなあ。まあ、W-1の中では純粋なヘビー級の2人だと思うけど、俺以上にパワーがあるかって言ったら、直線的なパワーなら俺のほうがあの2人より上だよ。俺はもっともっと先を見ているから。他団体のもっとでかい奴とやりてえのよ。だから、タッグリーグで優勝したら発言権も出てくるだろ? 「俺たちにはこのリーグ戦は物足りねえ。だから他団体に乗り込んでやる」って発信をしていきたいね。広いプロレス界に打って出たいよ。

──では、優勝したらタッグベルトに挑戦というよりももっと視野を広げて、外に打って出たいということですか?

羆嵐 タッグチャンピオンになってもいいけど、今後の俺のキャリアやステップアップを考えたら、外に打って出るべきだろう。最高のパートナーであるレネ・デュプリがいるからこそ、いろんな可能性が広がると思うし、そこをどんどん追求していきたいね。

──ちなみに決勝戦で当たりたいのはやはり芦野&児玉組ですか?

羆嵐 ん? Aブロックは他に誰がいるんだ? T-Hawk&入江か……入江は身体もでかいけど、負ける気はしねえ。まあ、パワーよりもスピードのほうが印象はあるよな。ぶつかり合ったらどうなるかわからねえけど、やってみたいというのはある。ただ、勝敗で言うなら、芦野&児玉だろう。タッグチャンピオンだし。

──となると、やはり決勝戦はEnfants Terribles対決だと。

羆嵐 そうなったら後楽園も盛り上がるんじゃねえか? まあ、負ける気はさらさらねえけど、どっちが勝ってもノーサイドで終われそうな気がするよ。爽やかにね(笑)。

──ところで、レネ選手はタッグリーグに向けてモチベーションは上がっているんですか?

羆嵐 いつもの感じだよ。楽しくお酒を飲んで激しい試合をして、またお酒を飲む。そういうライフスタイルで、あのクォリティの試合を見せてくれるわけだ。素晴らしいスーパースターだし、俺がどうこう言うもんじゃねえよ。あとは見ている客が判断してくれ。

──コミュニケーションは取れているんですか? 羆嵐選手が英語をしゃべれないという噂もありますけど。

羆嵐 いや、しゃべれるよ! 「ニューヨークに10年ぐらい住んでるんじゃねえか?」というレベルの英語をしゃべれるよ。だから、コミュニケーションはバッチリ。レネさんは飲みに行くと最高だよ。日本人にはない明るさを持っているから。いい意味でも悪い意味でも(笑)。

──では、優勝に向けて死角はないと。

羆嵐 ないね。ただ、あんまり強すぎるから、ついつい油断しちゃうんだよな。それで最後に負けることがあるから、そこは気を引き締めるよ。

──今年もノーDQマッチで負けたりと要所要所で負けてる印象がありますよ。

羆嵐 なんだ、「今年も」って! まるで負けてばっかりみてえじゃねえか。確かにあの試合は負けちゃいけなかった。ただ、敗因はイスの背もたれによる出血多量だから。さっきも言ったように例え反則裁定なしのノーDQでもあれは反則だろ。まあ、今回のタッグリーグはノーDQじゃねえし、レネさんもいるし死角はねえ! 

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