【編集長コラム】「UWFvs邪道・大仁田 31年戦争の今」

「UWFvs邪道・大仁田」・・・日本プロレス史でも指折りの抗争に、新たなうねりが巻き起こっている。

イベントでの「舌戦」をきっかけにして、ここ2か月の間に「U戦士」山崎一夫氏と「邪道」大仁田厚が熱い論戦に突入。ついには2000年1・4東京ドーム大会で現役引退をした山崎氏に、大仁田が「電流爆破マッチ」でのリング復帰を迫っている。

「U対邪道」の行く末に注目が集まる中、先日、また進展があった。東京・町田市で行われた山崎氏のトークイベントに、大仁田が「招待状」という名の「挑戦状」を送り付けてきたのだ。

「山崎さんよう。一生一回。一度は電流爆破のリングに上がってみろよ。上がったものにしかわからない、新しい世界が見えてくるぜ。勇気ある返事を待つ。 邪道 大仁田厚」

イベントでも披露されたが、山崎氏は「もう引退している身。人にお見せできるような身体ではありません」と、現役復帰を否定した。

とはいえ、大仁田が簡単に引き下がるはずもない。今後も何かにつけて、山崎氏を「邪道のリング」に上げるための策略をめぐらしてくるはず。実際、大仁田は「U戦士」を次々と邪道の世界に引きずり込んでいる。

藤原喜明、船木誠勝、鈴木みのる、高山善廣らを、デスマッチのリングに上げて見せた。その執念はすさまじい。

しかも山崎氏は「引退」を頑なに貫いている。7回も引退宣言を撤回している大仁田にしてみれば「最後の宿敵」なのかも知れない。

実際に山崎氏の気持ちも微妙に揺れ動き始めた。「あの人(大仁田)はUの歴史も何も、旧UWF、新UWF、UWFインターナショナルの区別もついていない。U系と呼ばれる団体のことも」と、大仁田の「U」に対するスタンスに疑問を呈していたが、ここにきて「UWFインターナショナルに絞ってなら」というセリフも飛び出した。

自身の現役復帰は頭にないが「セコンドなら」と軟化。桜庭和志、佐野巧真、山本喧一らUWFインターナショナルで一緒にやった同士たちとともに、大仁田退治に乗り出すプランもあるらしい。

大仁田は1988年暮れ、大ブームの渦中にあった新UWFの大阪大会に乗り込んだが「チケット持っていますか?」と門前払いされた苦い経験がある。大仁田の反骨魂の原点の一つといわれているが、思えば「U対邪道」の「31年戦争」のスタートだった。

大仁田にしてみれば、31年戦争に終止符を打つためには、山崎氏に引退を撤回させ、邪道のリングに引きずり込むしかないのだろう。

山崎氏が大仁田の仕掛ける蜘蛛の糸にからめとられてしまうのか? 異例の展開から目が離せなくなってきた。

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