【DDTプロレスリング高木三四郎 大社長インタビュー①】両国大会・総選挙・さいたまスーパーアリーナについて

今をトキメク「DDTプロレスリング」の高木三四郎大社長『プロレスTODAY』独占インタビュー

プロレスラーを束ねるリーダー目線であり、経営者目線で今回は色々と質問にお答え頂きました。

それでは数回に分けてお届けする突撃インタビュー≪第1弾≫をご覧下さい。

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【1】DDT両国大会を振り返って!

 一年の総決算としてのDDT両国大会を振り返っての感想はいかがでしたか?

 

〔高木〕今年はほぼほぼ自前の選手で展開をしたので、テリーファンクさんなどを呼んでいて来れなかったんですが、超満員にすることができたので、そういう意味では団体としての体力がついてきたのかな、とということをあらためて実感しました。

 

確かに入りは見ててすごいなあと思います。イベント自体はどのくらいの仕込み期間で考えていましたか?

 

〔高木〕 興行自体は一年位前からです。会場を抑えたのは一年ちょっと前から、8月に向けて。

 

DDTさんは年間スケジュールを先から埋めていますね。今はいい形でできていると思いますが、年間スケジュールを立てるのは勇気がいることですよね?

 

〔高木〕 会場によっては一年、二年前でないと抑えられなかったりします。一年前だともう遅い。両国などは人気なので、日曜日を抑えようと思うと、一番最初は一年半前から交渉して、「その日を」という感じで。会場の規定で一年前というルールはあるのですが、前から何回も借りてる団体や会社だとある程度融通をきかせてくれる。とはいいながら、早い段階で二年前から「このへんを」みたいな形で。

 

そんな早いタイミングなんですか!

 

〔高木〕 2016年の8月となると2015年の6-7月から。今回は月末、今まではお盆中やお盆明けの日曜日が多かったけど、月末の28日に設定したので、2年前から「再来年は8月の月末、最終日曜日にしよう」という形で抑えていました。

 

月末とかが日程としてよかったんですか?

 

〔高木〕 結局わからないんですよ。それまではお盆中の日曜日が多かったんですね。だけどお盆は帰省する人が多かったりするので、今回は8月28日でやってみようかと思ったけど、これはこれで夏休み最後の日曜日なので、(お客さんは)家族サービスや旅行など、いろいろな予定が重なっている。となると、お盆明けの週の日曜日が一番いいんじゃないか、とか、いろいろ考えてます。

 

まさか一年、二年前に会場選びを考えていらっしゃるとは思いませんでした。

 

〔高木〕 それくらいじゃないと、両国の日曜日なんてなかなか抑えられないんです。

 

そんなに厳しいんですね。先のことなんて誰も読めないから、ふと不安な気持ちになりませんか?

 

〔高木〕 2015年の8月の段階では飯伏もいましたし、その後どうしよう?みたいなところはありました。その流れの中で、ある程度「これくらいはいけるだろう」とか、メンバー的にも「この人なら最低限いるだろう」と予想を立てなければいけない。今年の8月は、今までは新日本プロレスさんにゲストに来てもらったりもしたけど、そろそろ自分たちでやらなければいけない、という感じはありました。

今回自前で乗り切ったことは自信になった気がします。あれだけの選手がたくさんいらして、自前でできて、超満員でできたというのは、DDTという団体に信頼ができて、「みんな来れば楽しめる」というブランド価値ができた気がします。

2009年から始めて7年やっているので、そういう部分の信頼はあるでしょうね。

 

⇒次ページへ続く 【2】ドラマティック総選挙の結果について!

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