【新日本】棚橋弘至、最後の写真集発売でまさかの告白「ACEという称号は、俺が引退と同時に持っていっちゃってもいいのかな」引退試合の相手オカダ・カズチカについても言及

その男は、自らを「100年に一人の逸材」と称し、低迷期の新日本プロレスを、その背中一つで眩い光の中へと導いた。団体の“エース”として最高峰のベルトを幾度も戴冠し、プロレス界の景色そのものを変えてきた男、棚橋弘至

2026年1月4日、東京ドーム。その長きにわたる戦いの歴史が、ついに幕を閉じようとしている。

引退試合の相手は、平成から令和へと続く黄金時代を共に築き、そして奪い合った、宿命のライバル、オカダ・カズチカAEW)。

現役最後の瞬間を前に、棚橋は何を思うのか。現役ラスト写真集『ACE/100』の発売と同時に、最終章のゴングが鳴り響いた“エース”の胸の内に迫った。

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棚橋弘至 写真集『ACE/100』
発行:小学館集英社プロダクション(ShoPro)
撮影:大野隼男
定価: 3,850円(10%税込)
発売日:2025年10月23日
https://books.shopro.co.jp/?contents=9784796874625
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■撮られていることを意識しなかった、『ACE/100』の舞台裏

――本日はよろしくお願いします。現役最後の写真集『ACE/100』が発売され、そして引退試合の相手もオカダ・カズチカ選手に決定しました。まずは、この写真集の撮影時のエピソードからお聞かせください。最後の写真集ということで、ボディメイクなども、かなり意識されたのでしょうか。

棚橋: よろしくお願いします。いや、ボディメイクは特に意識してなかったですね(苦笑)。間に合わなかった、というのもあるんですけど。本当に、撮られていることを、意識していなかったんです。

――リング上の棚橋選手は、常にカメラを意識されているイメージが強いので、意外です。

棚橋: そうなんですよ。僕、カメラがあると、常に意識してしまうんですけど、今回の撮影は、いつ撮られたのか分からないような写真が、ほとんどで。だから、リング上も練習風景も、基本的にはカメラ目線があまりないんです。

――まさに“素”の棚橋弘至が切り取られている、と。出来上がった作品をご覧になって、いかがでしたか?

棚橋: 僕がいつも鏡で見ている顔とは、違いましたね。「俺、こんな表情するんだ」みたいな、新しい発見がありました。

――今回、撮影を手掛けられたのは、ファッションや広告の世界で活躍される大野隼男さんです。いつものプロレスカメラマンとは違う視点で撮られた写真だと思いますが、その“違い”は感じられましたか?

棚橋: 非常に“素の棚橋”が出た写真たちになったと思いますね。やっぱり、プロレスの撮影だと、決めポーズやいわゆる“キメ顔”みたいなのがあるんですけど、今回はそういうのがほとんどないので。

※写真集『ACE/100』に収録

――ドキュメンタリータッチな作品、という印象です。

棚橋: 「俺、こんな顔するんだ」っていうのが、本当によく分かりました。作ってない顔もいいんだな、ということが、はっきりしましたね(笑)。

――(笑)。そんな『ACE/100』の中で、特にお気に入りの1枚を挙げるとすれば、どれでしょうか。

棚橋: うーん、まず、表紙はいいですよね。


※写真集『ACE/100』に収録

――この、光の中の横顔ですね。

棚橋: 僕、横顔に定評があるので。「棚橋さん、本当に横顔がいいですよね」ってよく褒められるんですよ。正面は、あんまり褒められないんですけどね(笑)。

――(笑)。いえいえ、正面も、もちろん素晴らしいですが、表紙以外では、いかがですか?

棚橋: あと、道場での練習シーンの1枚が、すごく好きですね。(写真集をめくりながら)これですね。

――ああ、非常に柔らかい、穏やかな表情をされていますね。

棚橋: 練習が終わって、その練習内容に満足している、そういう瞬間だと思います。何気ない会話の中で撮られたんでしょうね。普段、撮られていることを意識していない時って、多分、ずっとこういう顔をしているので。

――いわゆる“キメ顔”でもなく、満面の笑顔でもない、その中間の表情、と。

棚橋: そうなんです。僕、ニッコリ笑う時は、もう、本当に「ニカッ!」て笑っちゃうので。こういう、ちょっと微笑んでるような“中間”の顔って、自分でも、なかなか見ることがない。撮られてることを意識していないからこその、本当に素の顔なんだと思います。

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