【新日本】モンスターソースが『WTL』でタッグ王者K.O.B粉砕!アーチャーが吠える「俺のキャリアはまだ終わりじゃねぇ!」

新日本プロレスは12月7日、愛媛・鬼北総合公園体育館にて『WORLD TAG LEAGUE 2025』第12戦を開催した。

リーグ戦も佳境に入り、生き残りをかけた激闘が続く中、Bブロック公式戦(全7戦の6戦目)では、現IWGPタッグ王者チームである“Knock out brothers(K.O.B)”Yuto-Ice&OSKAR組と、前IWGP USヘビー級王者ランス・アーチャー率いる“モンスターソース”ランス・アーチャー&アレックス・ゼイン組が激突した。

ここまで2勝3敗と後がないモンスターソースにとって、負ければ脱落が決定的となる背水の陣。

対するK.O.Bは3勝2敗と勝ち星を先行させており、ブロック突破へ向け勢いを加速させたい一戦であった。2メートル級の巨躯を誇るOSKARとアーチャーの怪獣対決に注目が集まる中、試合はゴングを待たずして場外乱闘で幕を開けた。

試合開始直後から、リング内外で規格外の攻防が繰り広げられた。IceとOSKARはベルトを誇示して入場するや否や、モンスターソースに奇襲を仕掛ける。

客席や壁を利用した荒々しい乱闘の中、ゼインが鉄柱越えのノータッチ・トペ・コン・ヒーロを敢行し、その驚異的な身体能力で流れを引き戻した。

リング上では、やはりOSKARとアーチャーの重厚な肉弾戦が白眉であった。ショートレンジラリアットの打ち合いからショルダータックル、チョップ合戦と、互いに一歩も引かない真っ向勝負を展開。

アーチャーはロープウォークからのチョーク攻撃を見せれば、OSKARもバックドロップで巨体を投げ捨てるなど、互いのプライドが激しく火花を散らした。

勝負の分かれ目は終盤の連携にあった。モンスターソースは、王者組の必殺技である「K.O.B(合体ツームストンパイルドライバー)」を掟破りの形でOSKARに見舞うなど、揺さぶりをかける。

最後はアーチャーがOSKARをコーナー最上段からのブラックアウトで担ぎ上げると、そのままリング中央でダウンしていたIceの上に叩きつけるという衝撃的なフィニッシュを敢行。

ダメージの深いにIceに逃れる術はなく、モンスターソースが王者組から価値ある3カウントを奪取した。

勝者となったアーチャーはマイクを手に取り「Knock Out Brothers、オマエらは名前負けしてないぞ。強いしタフだ。だがモンスターソースの前ではみんなが倒れる。オマエらはIWGPタッグ王者だ。だが、俺たちはそのIWGP王者に勝った。もう一勝しなければならないぞ、アレックス。そうすれば、準決勝に行ける。その次は決勝だ。ワールドタッグリーグで優勝し、そしてIWGPタッグベルトを獲るのだ!」

試合後、アーチャーは、勝利の興奮冷めやらぬまま、王者組と自身のキャリアについて熱弁を振るった。

「ゼインはまだちょっとダメージが残ってるが、大丈夫だ。K.O.Bは、名前の通りのチームだし、タッグ王者でもある。アイツらが新日本プロレスの中で最強で、一番のデカいワルだって呼ばれるのには理由がある。だが俺たちはそんなヤツらに勝ったんだ。前回俺たちモンスターソースが参戦した時、タッグ王者のビシャモンを倒した。けれど、一度もタッグ王座に挑戦させてもらえていない」

 

アーチャーは過去の実績を振り返りつつ、今回のリーグ戦に懸ける並々ならぬ決意を露わにした。

「だから今年のタッグリーグは、全て勝つつもりで来ている。あと1勝すれば準決勝、その後は決勝だ。そしてその先には、IWGPタッグ王座を掴み取る道がある。俺たちはやるぞ。どんな形であれ必ず行く。だからK.O.B、『WRESTLE KINGDOM』でも『NEW YEAR DASH!!』でもどこでもいい。もし何らかの理由で『WORLD TAG LEAGUE』で優勝できなかったとしても、それでもいい。俺たちはお前たちを倒しているんだ。俺たちはやるぞ」

さらにアーチャーは、かつて共闘したOSKARとの過去のエピソードに触れ、王者に成長したかつての若手への敬意と、それを超える自信を口にした。

「祈ってる、お前たちがタイトルを保持することを祈ってる。なぜならそのベルトは、お前たちから奪いたいからだ。前回俺がここに来た時は、OSKAR、お前は俺たちと組んでただろ? あの時のお前は、ただのヤングライオンだった。お前の頭に赤いバンダナを巻いてやったな。お前が俺たちの仲間だって示すために。だが今のお前はチャンピオンだ。お前はトップに立つ男だ」

そして、ベテランと呼ばれる年齢に差し掛かり、一部で囁かれる限界説に対し、アーチャーは怒りを込めて反論した。

「だがな、俺はこの業界に長くいるんだ。まだ引退なんて考えてもいない。俺の身体は最高のコンディションだ。誰がなんと思おうがな。ネットの連中は好き勝手言うのさ。『アイツは歳だ。キャリアの終わりだ』ってよ。……ふざけんな!! 俺のキャリアはまだ終わりじゃねぇ!新日本プロレスでもAEWでもまだまだたくさんのゴールドが待ってるんだ。俺を戦力外に数えてくれて構わねぇよ。むしろそうすればいいさ。それだけ俺のことをナメてるってことだからな。そして俺をナメた瞬間、俺は全てを獲りにいく。全てを奪いにいくぞ!」

最後にアーチャーは、ベルトを奪取し、AEWのドン・キャリス・ファミリーへ持ち帰るという野望を掲げ、「EVERYBODY DIES」の決め台詞で締めくくった。

「そしてお前らは自問することになるだろう。『なぜだ?どうしてこんなことになった!?』ってな。モンスターソースがIWGPタッグベルトを奪い取る。そしてそのベルトをAEWへ持ち帰る。ドン・キャリス・ファミリーの元へ持ち帰るのだ。皆に見せつけるのだ、このプロレス界でなぜ俺が“真のモンスター”なのかをな。EVERYBODY DIES」

崖っぷちで踏みとどまり、3勝3敗の五分に戻したモンスターソース。現王者狩りを果たした“怪物”の咆哮は、愛媛の夜に長く響き渡った。一方、敗れたK.O.Bは痛恨の3敗目を喫し、ブロック突破へ黄色信号が灯る結果となった。

<写真提供:新日本プロレス>

Pages 1 2

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加