【ノア】清宮海斗『10周年記念興行』で拳王と60分の死闘の末に惜敗!フィナーレは元WWEタッグ王者による衝撃の襲撃劇でバッドエンド…元日武道館での報復を宣言

プロレスリング・ノアは12月7日、東京・後楽園ホールにて清宮海斗デビュー10周年記念プロデュース大会『狂乱のDECADE』を開催した。

1,290人が詰めかけた聖地で、主役である清宮海斗は1日3試合という過酷な試練に挑んだ。

メインイベントでは宿敵・拳王との60分アイアンマンマッチに臨み、魂を削り合う激闘を展開したがスコア3-4で惜敗。

試合後、感動的な空気の中で大会が幕を閉じるかと思われた矢先、元WWEのビッグネームである“ザ・グッド・ブラザーズ”ことカール・アンダーソンとドク・ギャローズが乱入し、清宮をKOするという衝撃の結末が待っていた。

この日のメインイベントは、清宮が自身の10年間の歩みをぶつける相手として指名した“兄貴分”拳王との一騎打ちであった。ルールは60分間でより多くの勝敗数を挙げた方が勝者となるアイアンマンマッチ。過去の清宮と拳王の戦いの歴史においても、これほど過酷なルールの採用は異例であった。  

すでに第1試合と第5試合の2試合を消化し、満身創痍の状態でリングに上がった清宮に対し、拳王は容赦ない攻撃を仕掛ける。試合中盤、拳王が拳王スペシャルでギブアップを奪い先制すると、さらに場外戦でのリングアウト勝ちでリードを2点に広げた。  

劣勢に立たされた清宮であったが、ここから驚異的な粘りを見せる。残り20分を切ったところで必殺のスカイウォーク・エルボーを炸裂させ1点を返すと、そのわずか3分後には技ありの4の字ジャックナイフ固めで3カウントを奪取。スコアを2-2のタイに戻し、場内のボルテージは最高潮に達した。

終盤は互いに意地とプライドがぶつかり合う消耗戦となった。互いに1ポイントずつを追加し、スコア3-3で迎えた残り1分。死力を尽くした攻防の中、勝負を決めたのは拳王の非情な一撃であった。強烈なハイキックで清宮の動きを止めると、すかさず必殺の超卍蹴りを顔面に叩き込み、土壇場で勝ち越しの3カウントを奪取。直後に60分終了のゴングが打ち鳴らされ、トータルスコア4-3で拳王がこの死闘を制した。

試合後、リング上で大の字になった両雄は、互いの健闘を称え合うように座礼を交わし、握手した。マイクを握った清宮は、敗戦の悔しさを噛み締めながらも、拳王への感謝と尽きせぬ闘志を口にした。

「拳王さん!俺はノアでデビューしてこの10年間、ずっと拳王さんの背中を追いかけてきました。目の前に拳王さんがずっと立ってたから、今日こうやって今の自分があると思ってます。でも、やっぱり俺、拳王さんに負けるのが1番悔しいっす。良かったら来年もうフルタイムやってください」

これに対し拳王も「さすが清宮、いいぞ!10周年おめでとう!」と応え、会場は温かい拍手に包まれた。清宮はファンに向けて「俺はマジでノアを業界1位に持っていきたいと思います。絶対に諦めません」と力強く宣言し、「15周年か20周年かわからないけど、その時は東京ドームでやりましょう!」と未来への壮大なビジョンを掲げた。

感動的なフィナーレを迎えるはずだった。しかし、その直後に悪夢が訪れた。フードを目深にかぶった謎の2人組が突如リングに乱入し、疲労困憊の清宮を襲撃したのである。合体技「マジックキラー」で清宮を完全KOした2人が正体を明かすと、場内はどよめきとブーイングに支配された。その正体は、新日本プロレスやWWEでタッグ王者として君臨した世界的タッグチーム、カール・アンダーソンとドク・ギャローズであった。  

マイクを握ったアンダーソンは、倒れ伏す清宮を見下ろしながら不敵に言い放った。

「キヨミヤはプロレスリング・ノアの顔であり、シンボル。だがドク・ギャローズとカール・アンダーソンがノアの新しい顔になる。世界でも名をとどろかす俺たちグッド・ブラザーズがな」

騒然とするリング上へ、かつての盟友でもあるジャック・モリスが救出に駆けつけると、グッド・ブラザーズは不敵な笑みを浮かべて撤収した。

モリスに肩を借りてバックステージへと戻った清宮は、記念すべき日を汚された怒りを爆発させた。

モリス「本当にこんなことはあり得ない。あいつらは世界中でこんなことやってるよな?あいつらにNOAHを乗っ取らせるなんて、そんなことやらせるわけがない。俺が本当に愛している、このプロレスリング・ノア。ここにいる清宮も本当に心の底からプロレスリング・ノアを愛している。だからハッキリ言っておく。俺と清宮が絶対にあいつらをのさばらせることなんてしない。あいつらにNOAHを乗っ取らせることなんてしない」

清宮「10周年だよ。10周年だぞ! おい!! いつもこうなんだよ。最後の最後に入ってきやがってクソ! おい、ドク・ギャローズ、カールアンダーソン。相手が誰だろうとNOAHのリングを汚すヤツは許さねえぞ!俺が次の1・1元日・日本武道館でジャック・モリスとてめえらやってやるよ!」

拳王「清宮海斗。お前はやはりジーニアスだな。2試合やって3試合目。そして60分。完封できると思ってたよ。だが、お前のプロレスに対する思い、愛情、そしてプロレススキル。本当にどのプロレス界を見ても俺はトップだと思うぞ。おい、清宮。10周年、まだまだだろ?まだまだ15周年、20周年…清宮、お前が15周年、20周年の頃にはNOAHを一緒にナンバー1に持っていこうぜ。とりあえず清宮、10周年おめでとう。そして、なんか俺の試合前に発表あったよな?おい。1月1日、誰が来るんだ? 誰が参戦するんだ? ロス・インゴ…じゃなかったよな。ロス・トランキーロス? BUSHI参戦するのかよ、お前。NOAHのリングに上がるのか? そして隣にXXXXって、どういうことだ? Xじゃないのか? XXXXって、そういうことだよな。BUSHIの隣で今年ずっと行動をともにしてるお前か? いいか、お前。NOAHに上がるってことは、そういうことだろうな」

アンダーソン「あいつらの声はよく聞こえたぞ。なぜ俺たちにブーイングするんだ? 俺たちはグッド・ブラザーズなんだぞ」

ギャローズ「ブー。ソーデスネ、ソーデスネ」

アンダーソン「キヨミヤ? キヨミヤ?」

ギャローズ「(おちょくるように)キヨ・ミーヤ…キヨ・ミーヤ!」

アンダーソン「あいつらが清宮を応援する声もしっかり聞こえてたぞ。あいつらが好きな選手だっていうのもよくわかってる。NOAHの象徴だよな? NOAHの顔なんだよな? でも、それももう終わりだ。これからはドク・ギャローズ、カール・アンダーソン、世界でも有名な俺たちグッドブラザーズがNOAHの顔、NOAHの象徴だ。俺たちがNOAHを乗っ取ってやる」

清宮はこの場で、来年1月1日の日本武道館大会において、ジャック・モリスとタッグを組み、アンダーソン&ギャローズを迎撃することを宣言。

10周年の祝祭は、新たな外敵との抗争の幕開けとなった。

なお、この日は第1試合でデビュー戦の相手である熊野準とのシングルマッチも行われた。

デビュー当時と同じエメラルドグリーンのショートタイツを着用し、「初心に返る」テーマで臨んだ清宮は、かつてギブアップを喫した逆エビ固めを耐え抜き、スカイウォーク・エルボーで勝利。

「初心に返ることができた」と笑顔を見せた。  

また、第5試合の8人タッグマッチでは、ALL REBELLIONのメンバーと共に勝利を収めた後、対戦相手のジャック・モリスに対し「ジャック、T2000X抜けてから上手くはいってはいないみたいだけど、俺はグレートなレスラーだと思っている。俺たちALL REBELLIONと一緒にやってみないか」と勧誘。

モリスはこの時は回答を保留したが、メインイベント後の救出劇により、両者の共闘は決定的となったようだ。

激動の10周年記念大会を終え、清宮海斗は傷だらけのまま11年目のスタートを切った。

元日武道館での世界的強豪との対決は、ノアを業界1位へと導くための新たな試練となるだろう。

<写真提供:プロレスリング・ノア>

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加