【スターダム】なつぽい、親友Sareeeとの壮絶一騎打ち直後に激白「“悔しい”と思えることが、私の希望。2025年の弱さを全部抱きしめて、私はまた走り出す!」
2025年12月29日、女子プロレス団体・スターダムが東京・両国国技館で年内最終興行を開催した。
注目のスペシャルシングルマッチでは、なつぽいがかつての盟友・Sareeeと激突。12月8日の前哨戦に続く連勝を狙ったが、互いの意地が交錯する激闘の末に敗れた。
試合後、なつぽいは「やりきった思い以上に、悔しさが大きい」と吐露。この敗北を「悩み抜いた2025年の象徴」と受け止めつつ、スランプ気味だった自身を大舞台へと引き上げてくれたSareeeへ、レスラーとして、そして親友としての信頼を口にした。
「スターダムのために」という重圧や迷いをSareeeとの闘いで払拭したなつぽいは、「2026年は余計なことを考えず、ひたすらプロレスに夢中になって突っ走る」と宣言。悔しさを糧に、新年のさらなる飛躍を誓った。

――Sareee選手との一戦、本当に全てを出し尽くした凄まじい試合でした。
なつぽい: そうですね、出し尽くしました。
――ゴングが鳴った瞬間、そして今、なつぽい選手の胸にある一番大きな感情は何ですか? やりきったという想いでしょうか、それとも。
なつぽい: 正直……やりきったという想い以上に、「悔しさ」の方が大きいです。 もっと私も、試合前はこう思っていたんです。相手はあのSareeeだし、思いっきり自分を出し切って、もちろん勝つつもりで行くけれど、たとえどういう結果になろうとも、試合が終わればスッキリした顔になれるんじゃないかなって。 全力をぶつけて、出し切って、清々しい気持ちになれると想像していました。でも、実際は違いました。思った以上に、悔しい。その気持ちがすごく強いです。
――その「悔しさ」は、単に勝敗に対するものだけではないように感じます。
なつぽい: そうですね。もう本当に割り切った感じで思うと、この「悔しい」という感情も、今日のこの敗北という結果も、全てこの2025年の1年間の「なつぽい」を物語っているような気がして……。 だからこそ、余計に悔しいっていう気持ちが強く湧き上がってくるんだと思います。この感情は今日のSareeeとの戦いだけに対するものじゃなくて、この一年間ずっと抱えてきた「悔しいな」っていう思いが、最後に溢れ出したような。 でも、だからこそ、もうあとは登るしかないなっていう気持ちです。来年は。
――事前会見では「言葉は何もいらない」とおっしゃっていました。リング上で拳と魂をぶつけ合い、試合後には二人で言葉を交わす場面もありました。Sareee選手からどんなメッセージ、あるいは“想い”が伝わってきましたか?
なつぽい: 本当に……Sareeeは、私のことをずっと「横」で見てくれていたんだなって。 実はこの一年、私がプロレス人生で今まで一度もないんじゃないかっていうぐらい、弱音を吐きまくってしまった時期があったんです。誰にも言えないような弱い部分、情けない部分。Sareeeは、それも全部見た上で、今日のリングに立ってくれていた。 だから、試合後のあの言葉は、私の全てを知っているSareeeからの、心からのエールだったんだなって思います。

――そのエールを受けて、胸に去来したものは?
なつぽい: もう、全部……お客さんに対しても、Sareeeに対しても、スターダムの全てに対しても、「見とけよ!」みたいな(笑)。 ここから這い上がって、もう絶対やってやるからな、みたいな。そんなメラメラとした気持ちになりました。
――『昔のようなチャレンジマッチにはならない』と断言して挑んだこの一戦でした。実際に戦ってみて、Sareee選手の横に並ぶ、あるいはそれを超える“対等な存在”になったという実感はありましたか?
なつぽい: 対等……そう言いたいけれど、今日の結果が全てですから。でも、Sareeeが私をここまで引き上げてくれたことは事実です。 私の中では、Sareeeからの「なつ、こんなもんか?」「お前はそんなもんじゃないだろ」っていう、Sareeeイズムというか、魂の喝です。でも、彼女の目を見た時、昔の同期としての目じゃなくて、一人の「敵」として、プロレスラーとして私を見てくれていた。それだけで、私はこのリングに立った意味があったと思います。 ”まぐれじゃない”と証明できたかどうかは、これからの私の行動次第ですね。
――一年の締めくくりである両国国技館という大舞台で、特別な相手とメイン級の熱量で戦いました。リング上から見えた景色、そしてお客さんの歓声は、なつぽい選手にどう映りましたか?
なつぽい: 試合前はもう、緊張がすごかったんです。でも、負けてしまって、リングに倒れて……そこから顔を上げた時、お客さんの声だったり、お客さんの表情っていうのを、すごくじっくり見ることができたんです。 その温かい声、期待してくれている眼差しを見た時に、「諦めなくてよかったな」って、心から思いました。
――諦めなくてよかった、ですか。
なつぽい: はい。実は私、Sareeeに活を入れられる前までは、本当に弱気だったんです。 両国国技館という大きな舞台で、どのカードが悪いとかそういうことじゃなくて、自分の今の状態なら「第0試合でもいいかもしれない」とか、「第1試合でもいい」って思ってしまっていた。これだけ選手がいる中で、カードが組まれるだけでもありがたい、シングルマッチじゃなくたっていい、両国でただ笑顔で終われればそれでいい……そんなふうに、自分自身に妥協していたんです。















