【新日本】海野翔太&上村優也、石井智宏&タイチの“試練”を突破しIWGPタッグ挑戦権奪取!海野が内に秘めた苦悩を爆発させ魂の叫び「ダサい俺とは今日でおさらばだ」

新日本プロレスは1月19日(月)、東京・後楽園ホールにて『Road to THE NEW BEGINNING』開幕戦を開催した。

シリーズ最終戦となる2月11日、大阪府立体育会館での王座戦を見据えた重要な一戦において、次世代のエース候補である海野翔太と上村優也の“優翔タッグ”が、ベテランの牙城を崩し、悲願のIWGPタッグ王座挑戦権をもぎ取った。

メインイベントで行われた「IWGPタッグ王座No.1コンテンダーマッチ」は、海野&上村組と、石井智宏&タイチ組による時間無制限1本勝負。

勝者が現王者である“Knock Out Brothers(K.O.B)”Yuto-Ice&OSKAR組への挑戦権を得る。

試合前、王者組のIceとOSKARは放送席に陣取り、高みの見物を決め込んだ。リング上ではゴング前から石井が上村を挑発し、殺伐とした空気が充満する中、試合は開始された。

序盤、経験に勝る石井とタイチが若き二人を圧倒した。

石井は逆水平チョップの雨あられで海野の胸板を切り裂き、タイチは顔面へのステップキックや強烈なミドルキックで徹底的に痛めつける。

海野がエルボーで反撃を試みるも、力が入らず膝をつく場面も見られ、ベテラン勢の厚い壁が立ちはだかった。

しかし、上村が奮起する。タイチの猛攻を耐え抜き、ドロップキックで流れを変えると、海野との連携で反撃を開始。

石井とタイチの同士討ちを誘発し、雪崩式ブレーンバスターとダイビングボディプレスの合体技で勝機を見出した。

終盤は互いの意地がぶつかり合う総力戦となった。

石井とタイチは合体技「K.O.B(※石井がパイルドライバーの体勢、タイチがキックを見舞う技)」を繰り出すなど、思わぬ連携で海野を追い詰める。

だが、海野と上村はこれをキックアウト。上村が石井の猛攻をカンヌキで捕獲し、海野のラリアットと合わせた合体ドラゴンスープレックスを炸裂させる。

最後は孤立した石井に対し、海野が渾身のラリアットから必殺のSecond Chapter(変型フィッシャーマンズバスター)を完璧に決め、3カウントを奪取。30分に迫る激闘を制した。

試合後、リング上にはノーサイドの光景が広がった。敗れたタイチは海野を抱きしめ、上村とも握手。二人の腕を高く掲げ、次世代の勝利を称えた。

マイクを握った海野は、「タイチさん、そして石井さん、本当にありがとうございました。また先輩の胸を貸してください」と深々と頭を下げた。

続いて上村も「負けたからっていつもネガティブになるけど、もうやめてください!強い新日本プロレスにはタイチさんや石井さん、若手からベテラン、みんな必要です!」と、タイチに熱いエールを送った。

ベテラン勢が退場すると、海野は放送席の王者組をリングへ呼び出した。

リングインしたIceは、「オメーらはよ、何も考えなくていい。ただ感じろ!Let’s get high!チッチッ!Big up!」と不敵に挑発し、さっさと退場。

残されたリングで、海野と上村は結束を新たにした。

上村が「海野さん、後輩に先超されて、ファンからブーイングされて悔しくねぇか?悔しいだろう!俺はめちゃくちゃ悔しいぞ!この逆風を俺たち追い風にしてやろうぜ!」と叫ぶと、海野も「後輩に置いてかれてブーイング受けて、悔しくないわけないだろう!寝ることもできずに悩みに悩んでずっと悔しい思いをしていたんだよ」と、内に秘めた苦悩を爆発させた。

そして海野は、観客に向けて魂の叫びを届けた。

 

「こうやってカッコつけさせてもらってるけど、本当は違って、俺自身クソダサいんだ。笑いが起きてもブーイングが起きても、俺はカッコ良くもなんともない。汗水垂らして、泥水すすって頑張ってるヤツの方がカッコいい。ただ勘違いしないでほしい。俺は親父の七光りでもなんでもない。入門してから父親のコネなんか1ミリも使ったことがない。そんなこと、このプロレス界に通用しない」

覚悟を語った海野は、「そんなダサい俺とは今日でおさらばだ」と宣言。

ブーイングを浴び、嘲笑されながらも付いてきてくれたファンに感謝を述べ、「たくさん笑って、笑って、楽しもうぜ、プロレスを!」と大会を締めくくった。

バックステージで海野は「次の挑戦者は、文句なく俺たちだ。K.O.B、3度目のタイトルマッチ。俺と優也がベルトを獲る」と王座奪取を誓い、上村も「今までの俺たちじゃない、HEAT STORMの熱さを持った俺と海野が、お前たちの前に必ず立つ」と呼応した。

一方、敗れたタイチは「社長が引退して、一つの時代が終わって、内藤もオカダも棚橋も中邑もいねぇ。V字回復させたあの新日本プロレス、誰もいねぇんだ。こんな時こそ、関係ねぇだろ。全員で新日本プロレス上げていくんだよ」と、新日本プロレスの現状に対する危機感と覚悟を吐露。「優也、翔太、絶対勝てよ。その時また挑戦してやる」と、若き挑戦者たちにゲキを飛ばした。

2.11大阪、IWGPタッグ選手権試合。K.O.B対優翔タッグの3度目の対決は、新日本プロレスの未来を占う大一番となる。

<写真提供:新日本プロレス>

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